あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

英国・コッツウオルド・ウェイ(北部)とその周辺7

2006-07-26 23:45:37 | 英国のウオーキング
 久しぶりに太陽が出て今日午前、これも久しぶりに畑に行き、草取りと
ジャガイモの収穫をしました。2時間半くらいでしたが、大汗をかきました。

 収穫したジャガイモです。隣の畑に比べて葉の茂り方が少な目だった
ので、小粒なのが多かったのですが、数は結構ありました。

 英国・コッツウオルド・ウェイは9日目、クリーブヒルでのフリータイムの
2日目、近くの町、ウィンチコムを訪ねたレポートです。


 2006年7月9日(日) 曇り後晴、一時雨
 =クリーブヒルフリータイム ウインチコムを訪ねる=

 今日はクリーブヒルでのフリータイム2日目、昨日通過したウィンチコム
を訪ねることにして、8時55分に一人で宿を出る。

 ウィンチコムはクリーブヒルの東北にあり、最短コースなら5kmほどの
ところである。

 ゴルフ場のクラブハウスまでは昨日の道、コッツウオルド・ウェイに
分かれて、真っ直ぐ東北に進むフットパスに入る。

 雨が降ってきそうな曇り空で、後からの風が冷たい。

 小麦畑やビール麦畑、トウモロコシ畑などの間を緩やかに下り、まだ
咲いていたナノハナ畑のところで未舗装の車道に出た。


 林間を500mほど下って林を抜け、間もなく国道B4632号に出る。

 すぐ先に右(南)に進むフットパスがあったので入り、送電線下を通過
してRostipの小集落へ。

 集落の三差路を左に下った谷間に工場らしい建物がある。
「HOLLINGSWORTH & VOSE WHINCHCOMBE」と記され、ゴム製品らしい
ものを示した絵文字や、危険とか注意を示すマークが掲示されている。

 入っても良いものか気になったが、フットパスは工場内に向かっている
ので入った。

 歩行者用の黄色いラインで示されたところを通過して、工場の東に
抜けた。

 流れに沿った林間を抜けて牧草地に出る。犬の散歩にやってきた
2人づれと行き交う。

 国道が左から近づいた住宅地まで行くと雨となり、ポンチョを付ける。
しかし雨は短時間で止んだ。


 車道に出て右折、すぐに麦畑や牧草地のフットパスに入る。菜種畑を
通過、馬がクローバを食べている牧草地に入ると、ウィンチコムの教会
が近づき、昨日通過したコッツウオルド・ウェイの車道に出た。


 スードリー城(Sudeley Castle) の城門のところである。

 ウィンチコムの町並みは近いが、その前にスードリー城を訪ねること
にした。

 城門の横から、羊の牧場を通過するコッツウオルド・ウェイとは別の
ナショナルトレイルに入り、林に入ってコースになっている池を目指す。

 しかし池に行き当たらず、小川を越えて東に上がった。広い草地と
なっていて、城に来たらしい車が見えるのでそのまま南に進むと、
Visitor Centreと記された大きなテント小屋がある。

 どうやらここがスードリー城の入口らしい。受付で問い合わせて確認、
入場料を払って中に入る。

 スードリー城は、英国国教会を設立したヘンリー8世の未亡人キャサ
リーン・パーが住まいとした城で、19世紀前半まで約180年間、廃墟と
化して放置されていたとか。

 現在、公開されているのは、バッキンガム侯爵の手によるリフォーム
のおかげとも伝えられているという。

 入口のそばをナショナルトレイルが通っている。その先、太い木が幾つ
も残る草地を回って行くと、城の一部、古い石造2階建ての建物がある。

 中には、16~18世紀に使われた家具、食器、きらびやかな衣装やベッド、
漁具、絵画、装飾品などたくさんの品が展示されており、当時の城主の
暮らしぶりなどが忍ばれた。1階の奥にはレストランもある。




 城内は、広い芝生やたくさんの花が咲き競う花壇があり、それを囲む
ように教会など別の古い石造建築、壊れて崩れかけた城壁やハスの咲く
池などが配置され、一部ばプライベートエリアとして、非公開になって
いる。



 教会には幾つものステンドグラスがあり、晴れてきた外光に色鮮やかな
彩りを見せていた。


 東側には、鳥類の飼育舎や食材を栽培する畑などもあり、広大な城内
を1時間半かけて回ったが、思った以上にたくさんの見どころがあった。

                               (続く)   
  
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