あるきメデス

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英国・コッツウオルド・ウェイ(北部)とその周辺4

2006-07-20 22:30:21 | 英国のウオーキング
 昨日のレポートに続く、コッツウオルドウェイ2日目の様子です。

 2006年7月6日(木) 雨後晴
 =コッツウオルド・ウェイ第2日 バードリップ~クリーブヒル(25km)=



 朝、雨が止まずに雷鳴も聞こえる。本降りの中、雨具を着けて8時過ぎ
に出発する。今日は最長の25kmなので、早目に雨が上がって欲しい。

 車の多い国道を少しだけ下り、右手の林に伸びるコッツウオルド・ウェイ
に入る。雷鳴がとどろき夕暮れのように薄暗い森を500mほど進み、ヘヤ
ピン状に折返して林を抜け、牧草地に出た。

 左側に低い斜面は、晴れれば展望が良さそうだが、ガスで霞んで遠望
は出来ない。

 右から国道A417号の車の音が近づき、やがてその道に出るはずだった
が、林間を少し左に回り込み、急斜面の下りとなった。

 少し下ったが、別のフットパスではないかと気づき、戻ることにした。
林の入口付近まで戻ると右への道があり、間もなく国道に出た。

 上級国道なので交通量はかなり多いが、歩道はあるので安心だ。近くに
あった石造りのバス停で小休止した。


 国道A417号は右カーブして、ロータリでヘヤピン状に左折、右手へ進む
のは国道A436号となる。

 コッツウオルド・ウェイは、ロータリを北に横断して、戻る国道A417号の
北に平行するCrickley Hillという林間に入る。

 ブナなどの大木の多い林間は一層暗く、視界も50m以下。ところどころに
分岐もあり、この林は進む方向に少し迷った。

 500m余りで、トイレや東屋(あずまや)、駐車場のある休憩地に出た。
Circular Walksというウオーキングコースの案内板がある。さらにもやが濃く
なり視界は30mくらいしかない。


 休憩所の先から道標に従って進んだが、南東に行くはずが北の方に
向かっていた。1km前後戻ったろうか、軌道修正して南東へのフットパス
に入り、東西に走る未舗装の車道に出てルートに戻った。

 車道を1km余り進んで別の車道を横切り、さるらに進んだUllenwood
Manorに、FURTHER EDUCATIONという大学があった。

 休憩させてもらおうと構内に入り、食堂のような場所に行ったが、職員に
断られて退出する。

 ゴルフ場や畑の横を、車の通れる土道で緩やかに275m地点まで上がり、
左に折り返すように少し下る。

 駐車場の手前から南に延びるLeckhampton Hillの草地を緩やかに上がっ
て行くと、コッツウオルド・ウェイを代表する見どころとして知られる、Devil's
Chimney(「悪魔の煙突」)が見えてきた。

 長い年月の間、岩が浸食されて出来たものらしく、高さは10m以上ある
だろうか。自然の造形による奇観である。

 雨が小降りになったので昼食を兼ねてゆっくり休憩。食べ終わる頃には
雨も上がり、東側の谷間の展望も得られるようになってきた。

 少し北で、丘陵上の草地の北端に出て、90度近く右折して東に向かう。
好展望地に石積みの案内板があり、著名地までの距離と方向が記されて
いた。その先には標高293Mの三角点もあった。


 北側にチェルトナム(CHELTENHAM)の市街地や手前の牧草地などの
展望が広がり、草地にはヤナギランやシシウドなどが咲く。


 高山こそ見え無いが、日本でいえば標高1500m~2000mくらいの信州の
高原のような雰囲気。雨上がりの芝草の上に幾つもカタツムリが姿を見せ
ていた。

 少し霞んではいるが、北側に牧草地やチェルトナムの家並みを見下ろし
ながら、Hartley Hillの気持ちよい草地が1.5km前後続き、午前中のうっとう
しかった雨を忘れさせてくれる。


 道は南東にカーブして次第に下って行き、Windmill Farmの車道に出る。
一帯は広大な麦畑となり、ロータリーのある国道A435号とA436号との交差
点に出た。


 交差点を東に渡り、北東に伸びるA436号に沿ってビール麦畑を緩やかに
上がって林に入る。

 林を抜け切る手前で道標に従い左折して、Wistley Hillに上がる。台地上
を羊の牧場や牧草地を回ってRaVensgare Hillへ。

 大きな鹿が横切ったという林を少しずつ下り、数頭の黒牛の間を一気に
下る。左手に牧草地などの展望を眺め、広葉樹林を抜けて次第に高度を
下げる。


 ビール麦畑や草地を緩やかに下り、さらに短い林の中を珍しく木の階段
も下って、Water Worksで国道40号に出た。

 国道に沿って北側には大きな池がある。国道沿いに、THE WATERSIDEと
いうパブがあったので休憩し、ビールでのどを潤す。

 入ったときに3~4人のウオーカーが出発し、われわれが出る頃にはペア
2組のウオーカーがやってきた。


 この店のトイレのドアには、ユニークな絵が描かれていた。

                                 (続く)
 
コメント (4)
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