m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

日本最古の鮨屋・つるべすし弥助

2020-01-20 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

先日は建築友達と新年会も兼ねて、奈良の下市へ。
ぷにょさんの案内で、現存する最古のすし屋、「つるべ寿司弥助」へ訪れた。


つるべ寿司弥助は創業800有余年の老舗で、
建物は火災の為、昭和14年に建て替えられたというベンガラの赤壁が鮮やかな木造三階建て。


ベンガラ色の建物から渡り廊下で繋がったこちらの建物までと、かなりの大規模なお店。


食事時間まで、しばらく下市の町を散策し、12時過ぎに再びやってきた。


門が開いていて、のれんがかかったお店の中へ。


玄関にあった丸窓。


こちらは待合。


廊下にあったショーケース。


階段を上がり、離れの三階の大広間へ案内された。


吹き抜けの階段を見上げる。





三階の大広間の前には窓越しに裏山の崖がそのまま庭になった
ワイルドな景色が広がる。



その裏山にかかる橋。
以前は渡れて、散策もできたそうだが、今は老朽化していて立ち入り禁止に。



そして食事を頂いた三間続きの大広間。
パーテーションで仕切られているが、私たちの貸し切り。


壁にはこんな梅の花?の形の飾り窓がくり抜かれ、竹で装飾されていた。






床の間には、力強くうねった竹の床柱。


床の前の網代天井


そしてお部屋に飾られていた、当初、つるべすしを作るのに
使われていたという釣瓶型の木樽。


そして、ランチは鮎尽くしのコース料理。
鮎の塩焼きや揚げ鮎のあんかけなど・・
揚げ鮎は高温で揚げられたパリパリサクサクの食感があんかけとマッチして
美味しかった。
最後は焼き鮎と山椒のお寿司も。


食後は、この日は私たち以外はお客さんはおられないということで、
自由に建物散策をしてよいと言っていただけ、館内を探索。


二階にもいくつかあった部屋を順番に見せていただく。
入口の欄間に鮎の透かし彫り


広い窓から山の斜面の緑が目に入る明るい部屋。
床柱もおもしろい形。






部屋ごとにそれぞれ趣向が凝らされてた。




廊下にあった洗面所はタイル貼り。


茶色とピンクの玉石タイル


一階にあったお風呂のタイル。


家族風呂も。






部屋入口の欄間。






本館の方の大広間。






こちらの洗面台もタイル貼りに。


トイレの床のタイル。

建物内をじっくり見学させてもらった後は、さらに電車を乗り継ぎ、御所や
高田へまちあるきに向かった。



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