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愛知の旅2018【豊橋の近代建築他】

2018-03-23 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

 

新宝光を見せて頂いた後は付近を一回りし、豊橋公会堂へ向かった。

 

 

豊橋公会堂へ入るとホールではちょうど卒業式の予行演習が行われていたのだけど、

事務所で尋ねると、館内を少し案内して頂く事ができた。

豊橋公会堂は浜松市出身の中村與資平設計により昭和6年に建てられた。

事務所で見せて頂いた写真によると、昭和元年に建てられたアメリカテキサス州に建つサン・アントニオ市公会堂にファサードが

そっくりで、影響を受けたとか。

 

 

両端には半円ドーム球の階段室があって、ドームはモザイクタイルに覆われている。

半円アーチ窓にはステンドグラスが入れられて、ドームの周りには鷲の彫刻が並ぶ。

 

 

昭和6年建設当時のものは建物横に移設されていた。

 

 

コリント式柱が並ぶ五連アーチの正面玄関。

 

 

 

 

建物側面

 

 

建物側面にも出入り口が設けられていて、その扉周りがモザイクタイル貼りだった。

 

 

 

 

1階の玄関ロビー

1階には建設当時は食堂や球戯室があったそう。

現在は会議室や事務室、リハーサル室として使われている。

 

 

柱にはスクラッチタイル。

 

 

階段室に入れられた半円ステンドグラス

 

 

半円ステンドグラスのオリジナルは会議室の中に掛けられていた。

 

 

こちらは3階の貴賓室。

終戦後に昭和天皇が訪れた時にも使われたそう。

現在は一般にも貸し出し可能だそうで、コスプレの写真撮影などでよく使われているとか。

 

 

天井の繊細な漆喰装飾が照明の光に照らされてきれいだな。

 

 

廻り縁にも豪華な装飾が施されている。

 

 

ドームへのらせん階段を上がって

 

 

 

 

中から見たドーム部分

 

 

もう1軒やってきたのは大正2年に建設された豊橋ハリトリス正教会。

設計者は河村伊蔵で明治36年に建てられた京都ハリトリス正教会を手本に建てられたという。

以前建築講座で京都の正教会を見に行ったことがあったけど、こちらもそっくり。

 

 

こちらも閉まっていたのだけど、ひと声かけたら内部も見学させていただけた。

 

 

 

 

内部は撮影禁止だったが、正教会ならではの聖障(イコノスタシス)といわれる

イコンで覆われた壁が美しく圧巻だった。

 

この後は豊川へ向かった。

 

 

 

 

 

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