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五個荘近江商人屋敷 藤井彦四郎邸

2009-12-26 | 建築巡り・街歩き【その他】



彦根の帰り、最後に五個荘へやって来た。
五個荘では近江商人屋敷が四か所公開されていて、そのうちの一つ「湖国のモダン建築」に載っている藤井彦四郎邸へ訪れた。
藤井彦四郎は人造絹糸やスキー毛糸の製造販売などで成功したという近江商人。
こちらの屋敷はこの地域の伝統的な民家の主屋(明治初期)、書院造の客殿(昭和8年)、洋館(昭和9年)の三棟、そして広大な庭園からなる。





豪華な総檜造りの客殿。





13畳半の主客間は格調高い書院造り。





主客間の床の間は三畳大あり、天井は豪華な折上げ格天井になっている。





庭園側の縁は広々とした一間の畳縁。





庭園は藤井彦四郎自身の構想で珍石、名木を配し、琵琶湖を模した池を中心に設けた池泉回遊式の大庭園になっている。





そしてお目当ての洋館の外観。
彦四郎が欧州視察で目にしたスイスの山荘に憧れ、昭和9年に建築したもの。
丸太を張り付けた山小屋風。





客殿から洋館への渡り廊下。
天井は舟底天井に。





シックな洋館の内部





和風なシャンデリアがこの洋館の雰囲気にしっくりと合ってた。





レンガ積みの暖炉





藤井彦四郎がスクラップ同様の英国観光船を一隻買い取った際の船内備品の一部であった書架。





こちらも買い取った船内備品の一部だったチップ入れつきテーブル。





最後に回った主屋。
ここは勘定部屋。
客殿とは対照的に彦四郎の生家を移築した生活の場となる主屋は近江商人らしい質素な暮らしぶりがうかがえた。




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