m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

旧大阪市公館・ザ・ガーデンオリエンタル大阪

2021-01-06 | 純喫茶&リノベカフェなど

太閤園でランチした後、すぐそばにある旧大阪市公館がレストランになっているというので、お茶しにやってきた。
昭和34年に大阪市の迎賓館として建てられたもので、平成26年からザ・ガーデンオリエンタル大阪としてレストランや結婚披露宴会場などに活用されている。


タイル貼りの建物はモダンでクール。左右非対称で、この車寄せの配置もカッコいいなあ。
設計者を調べてみると、大阪取引証券所や大阪能楽会館などを設計した竹腰健蔵によるものだそう。


車寄せにつけられているこの菱形のモチーフが
外観の装飾や館内に少しずつ形を変えて繰り返し用いられている。


二階の窓上部につけられた菱形モチーフのテラコッタ装飾は少しクラシカルな
雰囲気も。


玄関扉はガラスで両脇に菱形モチーフのグリルが入っている。
おしゃれだなあ。


すっきりした縦長の照明も。


内扉の引手はシンプルな縦長のもので、黒い大理石が用いられ、
周りの金の縁が石とぴったりマッチ。


風除室に置かれていたのは暖房器具?!
これもモダンなデザイン。


内装も出来る限り当初のまま残されているとのことで、階段や階段周りの
少し赤味の入った大理石の壁面がいい感じ。


縦方向に入る自然の模様が美しい大理石。


階段をふと見上げると、
くーーっ!何、この照明は、かっこ良過ぎるー


吹き抜けの3階から吊るされた、棒状のシャンデリア



先端には色ガラスが入れられ、透明なガラスの房飾りもつけられている。
こんな形状のシャンデリアは初めて見たかも~


3階のシャンデリアの根本の方には可愛いスワンが二羽。



そして天井はティンパネル?!
漆喰風の色合いのティンパネルはよく見るけど、
こんなメタリックな感じに仕上げられたものは初めて。


真下から見上げたところ。
素敵空間・・


2階にも一室開いているお部屋を案内していただけた。
大谷石が柱や壁面にふんだんに使われたお部屋。
天井装飾も洋風の格天井で凝っている。


このシャンデリアも存在感があるなあ。
シャンデリアのグリルもやはり菱形風モチーフが使われている。


キッチンからそのまま料理が運べるようなこんなカウンターも設けられていた。
ペンダント照明もおしゃれ。


こんな模様が施された家具もいくつか見かけた。
当初からのものかなあ。


お隣の部屋の天井はこんな菱形モチーフのステンドグラス?を通した間接照明に。



1階にもパーティ会場があり、階段のと同じような形状で少し短めのシャンデリアがいくつかぶら下がっていた。


カーテンが引かれたオーケストラボックスのような空間もあった。


そして、レストランの方へ。
レストランは完全にリノベーションされているようだったが、
とてもおしゃれでかっこいい。
こちらのテーブル席か、


ソファ席かを選べたので、ソファ席にした。
またこのコーナー毎に置かれてる家具が、きっと有名デザイナーのものだろうなと思われるようなスタイリッシュなものがチョイスされてて、
見事にきまってる。


私たちが選んだコーナー。
この木のチェアが、微妙な座面の傾斜と背もたれのしなりで、まるでソファに座っているかのようなホールド感。


この牛の毛皮のステンレスパイプの椅子もどこかで見たことあるなと思ったらコルビジェの椅子だった。


お茶した後は、こちらも庭園があるとのことで、ぐるっと一周。
裏手の方は建物に面して広い芝生広場がある。


部屋で見た家具と同じモチーフの透かし彫りの窓飾りもあった。


庭園を一周すると、別館?のような小さな建物が。


入口には帝国ホテルなどのライトのテラコッタぽいモチーフの飾り壁があったり、


シンプルなアールデコ風な入口の照明


内部は改装されているようだったが、天井装飾や照明などが残されてるようだった。
ここでもお茶以外に建物をたっぷり満喫できてよかった~
太閤園にしてもこのザ・ガーデンオリエンタルにしても、近代建築の結婚披露宴場は事欠かないなあ。昔に比べて、今は披露宴会場の選択肢がいろいろあってうらやましい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太閤園・淀川亭でランチ&見学 | トップ | マジョリカタイルの壁掛け第... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

純喫茶&リノベカフェなど」カテゴリの最新記事