一橋大学を見学した後は三鷹へ。
三鷹の山本有三記念館へ開館時間の9時半目指してダッシュ。
山本有三記念館は作家山本有三が昭和11年から21年まで住んでいた家で、建物は大正末期に建てられた洋風建築。
設計者は不明だそう。
もちろん建物目当てでやって来た。
この煉瓦や石をランダムに埋め込んだ門が面白い。
南側の公園から
1階部分はスクラッチタイル貼り、2階は漆喰の壁に木材が見えるハーフティンバー。
幾何学的な窓の桟のデザインなどはフランク・ロイド・ライトに影響を受けたといわれる。
二つある煙突の下部は大谷石が使われていて、スクラッチタイルとの調和が美しい。
大谷石がアクセントになった窓
玄関は鳥モチーフのレリーフが
玄関を入って右手には小じんまりした空間が落ち着く暖炉を挟んで両脇に造り付けのベンチを置いたイングルヌックがあり、
中世ヨーロッパの山小屋風の雰囲気。
家族団欒の場と共に来客の控室として使われていたとか。
食堂として使われていた部屋の暖炉。
暖炉もスクラッチタイルが使われてる。
床は寄木造り
食堂の隣の応接室には煉瓦で組まれた暖炉に、張り出した窓辺には応接セットが置かれてる。
長女の部屋は当初はサンルームのような空間として使われていたそうで、アーチの窓が連なりとても明るい部屋。
そして2階へ。
階段ホールもとても魅力的。
シンプルなステンドグラスが入れられ、やわらかい光が差し込む。
和室書斎。
建築当初は洋室だったところを和室に改造し、山本有三が最も多くの時間を過ごした場所だといわれる。
ドアのヒンジや取っ手などもひとつひとつが手作りの趣で美しいものだった。
手にフィットするドアノブ
山本有三記念館を満喫!
そして再びダッシュで三鷹駅へ戻り、この日宿泊予定の荻窪へ向かった。