
久々の友人たちと、山科へ近代建築ランチへ。
紅葉時期だったので、紅葉狩りも兼ねて、近くの毘沙門堂へやってきた。
かなり急な階段を上って境内へ。

あいにくの雨降りだったけど、
雨ならではの、鮮やかな紅葉の風景が見れたのはよかった。




回遊式庭園、晩翠園。

野性味あふれる手水鉢があった。

手水鉢の中にかわいいお地蔵さん。

散り紅葉が雨に濡れてより鮮やかに。

雨水に浸かってる紅葉も綺麗だった。

お堂内にも、襖絵や天井画など思ったより見どころたくさんで、満喫。
が、後で、紅葉の見どころの勅使門を通ってなかったことに気づいてしまった;

行きに気になってた建物。スクラッチタイルと竹のコラボ塀やちらりとのぞく屋根にも特徴があってただならぬ?雰囲気。

普通の民家かと思いきや、玄関に暖簾が出ていたので検索してみると、
料亭のようだった。中には洋室もあって雰囲気も良さそうなので、今度桜の時期にでも来たいな、という話に。

そして、洛東迎賓館にやってきた。
昭和初期に地元の政治家、国務大臣を務めた大野木秀次郎によって建てられた迎賓館で、現在は、ウェディング施設兼レストランとして活用されている。

四つの部屋の仕切りが解放された大広間が、食事スペースになっていて

凝った透かし彫りの欄間が入ってた。

スープ、前菜、パン、メインの魚、デザートと珈琲のコース仕立ての料理を頂いた。
広間は私たち以外はもう一組のお客さんだけで、ゆっくりできた。

食後は、自由に見学してもらってOKと言われたので、
お庭から。

1000坪の敷地の中にある庭園は広大で、小川治兵衛作庭の池泉回遊式。
きれいに手入れされていて、庭をぐるりと一周回った。

庭から見た建物。

沓脱石が巨大だった。

庭に面した個室が並ぶ廊下の先には、お手洗いがあって、

引き戸を開けると、布目タイルが貼られた素敵空間が!

茶系の布目タイルにねじねじのモールディングタイルが縁どっていた。

廊下にあった衝立、枠も素敵だったけど、

中の刺繍がペガサスっぽいものとお花をデザインしたクロスステッチが可愛い。

男性用のお手洗いの入口。

和風のデザインのシャンデリアがぶら下がる洋室も。

サイドボードなどと一体化したマントルピース。

衝立?は七宝焼かな?
アールヌーヴォーのデザインが素敵。

洋室にあった屏風も気になった。

洋室から階段への廊下。

階段の親柱はお寺のような擬宝珠を模したものになっていた。

門から、玄関までのアプローチには長い塀が。
ゆっくりと長居させてもらえて、建物と食事を楽しめた。

帰り道にあった理容室。

腰壁に貼られたボーダータイル。

理容室とひと続きになっていた建物。
二つの丸窓、

表面が荒々しい腰壁のタイル。