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タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【市庁舎広場&パジースカー通りのアール・ヌーヴォー建築他】

2023-09-02 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023



ホテルパリのカフェから、旧市街広場へやって来た。
プラハでも、最も観光客でにぎわう名所。
広場の周りは、ゴシック、ルネッサンス、バロックと、あらゆる時代の建物が混在している。


前回、前々回の旅では、何かとこの広場に立ち寄って、あちこちで奏でられる大道芸人の音楽に耳を傾けたり、広場の片隅で、鍛冶屋さんが実演販売?してる燭台を購入したりと、いろいろと思い出のある場所だった。
今回も、町中で奏でられる音楽を期待してやってきたのだけど、
広場では、一組もそんな演奏者はおらず、、後ほど訪れたカレル橋にも
いなくて、なんかガッカリ。
コロナの影響か?!
あちこちから音楽が聴こえてくるのはプラハの旅の醍醐味のひとつだと思っていたので、今回それだけが残念だった。


広場を囲む建物、、
ゴシック様式のティーン教会。


旧市庁舎。


旧市庁舎には天文時計があって、毎時カラクリが地味に動くので、
その周りには観光客がいっぱい。






市庁舎のチャペルの入口だったか?
モザイク壁画がすばらしかった。
最初は絵画かと近寄ってみると、


細かいモザイク片でできていて、遠目で見ると、普通の絵にしか見えないくらい緻密。


近くに寄って見ると、確かにモザイク片がぎっしり。




こちらも市庁舎の最後に増築された建物。
壁面にはスグラフィトと言われるだまし絵的なものが描かれている。


ロット商会の建物も美しい。


チェコの民族的な意匠が描かれた壁面。
細かく模様が描き込まれている。




こちらの建物も、壁面には念入りに絵が描かれ、あちこちにレリーフが貼り付いている。





この後は、アール・ヌーヴォーのアパートが多く残されているパジースカー通りへ。
かつてユダヤ人が住んでいた町、ヨゼフォフが再開発され、建てられたアパートたちが、個性的な意匠で装飾されている。


懐かしい「2人の妖精の家」が現れた。
ここは27年前に訪れ、外観を写真に収めていた時、偶然アパートから出てきたおばあさんに、中に招き入れられ、玄関のタイルや、4階のステンドグラスも
見せてもらった思い出がある。
今回も、そんな偶然は起きないかな?!と、ちょっと期待したけど、
残念ながら、さすがに誰も出てくる気配はなかった。
他の物件では、度々住民の方に出くわすことはあったけど・・


入口の扉から中を覗き込んでみたら、階段ホールの美しいマジョリカタイルはあの時のまま健在で、ちらりとでも見られてうれしかった。



「2人の妖精」のアパート全体像。
外壁や彫刻などは、肌色ぽい色に化粧直しされているなあ。



昔も参考にして回った田中充子氏の「プラハのアール・ヌーヴォー」によると、こちらは「竜退治」



外壁の装飾に、いろんなストーリーが隠されているのを
想像するのは楽しい。



「竜退治」のアパートの入口。


「ふたりの小さなロシアの女」
壺を肩や頭の上に担いでる。


馬車が普通に道路を歩いてる。
観光用かな。


すばらしく美しい門を発見!
渦巻のパターンが、門とアーチに施されている。


そのポーチにも大理石モザイクが豪華に敷かれてる。




扉の上部にも念入りに装飾が施されていた。


こちらの建物の門周りも素敵だなあ。
2匹のライオンと女神様に見守られ、


ポーチのドーム天井には、アール・ヌーヴォーのデザインが美しい、
女性と植物とが一体となったレリーフ。




こちらの扉は、両扉に施された花の彫刻がとても可愛い~


民族的な植物モチーフの彫り物。


シンプル目なドアノブが、木彫りの可愛さを引き立ててる。


三つの扉を持つ玄関。



ヨゼフォフの中でも最も美しいといわれる建物。

壁面には緑と金色で、装飾が描かれている。



金色が使われているが、シックで落ち着いた感じ。


楕円形の窓の周りには植物文様らしきレリーフがあり、とても緻密。

更に町歩きは続く・・


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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【プラハ・ホテルパリ&カフェ】

2023-08-31 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

インペリアルホテルのカフェで休憩できなかったので、
もうひとつ行きたかったホテルパリのカフェへ訪れることに。


1904年に建てられたネオ・ゴシック様式の外観、
内装は、アール・ヌーヴォーで装飾されている。


その昔、1996年、2度目にプラハへ訪れた時に、憧れだったホテルパリに宿泊したことが思い出される。
今回宿泊は叶わなかったが、カフェにはいきたいなあと。


まずはホテルの方の入口。
世界各国の国旗がずらり並ぶ。
日本の国旗はないなあ。


アール・ヌーヴォーの曲線を描く庇の持ち送り。


入口のアーチ、これは、モザイクタイルで、装飾されていて、


とても細かなモザイク片で、壺や花々などが描かれていた。


エントランスホールへ入ると、まず正面の階段が目に飛び込んでくる。


床面は大理石モザイク。


このシャンデリアも雰囲気もいいなあ。
アール・ヌーヴォーというか、セセッション風というか?


大理石の階段ホールには、絨毯が敷かれ、


手すりは、アイアンワークが華麗で、吊り手すり?というのか、軽やかでとても美しい。


パイナップルのような形のモチーフ。
何かの蕾?松かさだろうか?


ホテルのフロント。


ロビーの先はカフェに通じている。


エレベーター。


そしてホテルパリ内のトニーズカフェへ。


1930年代をイメージしたというアール・ヌーヴォー様式の店内。



壁面や柱に巡らされる深いブルーのモザイクタイル装飾。
このブルーの色が美しいなあ。



上部と下部に帯状にモチーフが入れられている。



モザイクの色に合わせたブルーの椅子も素敵。



お昼過ぎのゆったりした時間帯だったので、お茶しながら
この後の行程を練りつつ、しばし休息。










ショーケース上の長い顔の男女の像がインパクトあり、
奥にはバーカウンターもあって、スフィンクスのような像も両脇に鎮座していた。

小休止した後は、更に町歩きに繰り出す。


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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【超弩級のタイル空間、カフェ・インペリアル他】

2023-08-27 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

プラハ町歩きの続き・・
アール・ヌーヴォーの意匠が美しいホテルツェントラル。


窓の下には、女性の顔のレリーフ、女性の髪が木に巻き付くように絡まり、
その周りには木々が枝を広げている。
銀杏のような形の葉、金色の実も実ってる。
とても繊細で美しいレリーフ。



入口周りもとても華やか。
アーチの庇には金色とピンク色で彩られたお花の細工が可愛い。


扉の両脇には、鉢植えの木のレリーフ。
根っ子まで描かれていてリアル。


扉のアイアンワークも植物文様がモチーフのようで、華やかだった。


こちらの建物はヒルトン・プラハ・オールドタウンホテル。
建物は、近代的のようだが、


建物の2階部分に規模の大きなステンドグラスがあった。


町中を走るトラム。
トラムと地下鉄にはちょこちょこ乗ることがあり、重宝した。


レジオン銀行。
黒い聖母の家と同じく、ヤン・ゴチャール設計により
円弧モチーフのロンドキュビズムで建てられた。


チェコスロバキアがハプスブルグ帝国から独立し、民族意識が高まる中、設計されたものだそうで、
チェコスロバキア軍の軍功を記念したレリーフで、2.3階の壁面が装飾されている。


扉も円弧モチーフ。


ライオンのドアノブだ~


銀行内にはガラスの屋根付き中庭などがあり、素晴らしい内装のようだけど、
この日はあいにく休日で、見れず・・
チェコの民族カラーの赤と白のタイルが貼られた床。


天井装飾。


そして、インペリアルホテルにやって来た。
ここのカフェにぜひ来たかったので。
中のすごさが、全く想像できないクールな外観。


ホテルの方の入口の持ち送り。


一歩足を踏み入れ、その空間に打ちのめされた~
風除室になるのか?小さなスペースに、ものすごい密度のタイル空間が
広がっていた。
壁面には女性とライオンのレリーフが貼られ、


天井がすさまじいモザイクタイル貼りに~



この天井のモザイクの黄色が、とても魅力的な色で、
黄色に様々な色が混じり合い、艶やかな光沢もあり、うっとりするような美しさ!


折り上げ天井の折り上げ?部分には、カーブに沿って湾曲した役物タイルが貼られ、四隅には、カラフルなオウムのレリーフタイル。


これは、エジプト風の意匠というのか?



ライオンのレリーフ。


うう、、何度も観ても、撮ってしまう。
この隅のモザイクタイルの彩り、
カラフルなモールディングタイル、


羽を広げた鳥と蛇がモチーフとなったデザイン。



この先は、ホテルのフロント。
なんと魅力的なエントランスなのか、、
異国情緒が爆発してる・・


入口両脇の柱。


そしてカフェへ、足を踏み入れると、更に驚くべきモザイクタイル空間が広がっていたのだ。
あいにく、休日のこの日はお客さんで満席で、予約客以外無理とのこと。
しかし、店内の写真OKとのことだったので、しばしこの空間を味わせて頂いた。


この天井~!
この柱ー!
タイル、タイル、タイルに囲まれた天国空間!



六角形のこの柱には、
様々な動物や植物が浮彫りされた真っ白な陶板が貼られ、


天井は、全面モザイクタイル貼り。
小花がモザイクタイルで、描かれていて、刺繍のようで可愛い。


4本の柱に囲まれた濃密なタイルコーナー。


柱に囲まれた天井。
白をベースに、クリーム色から明るい茶色までの濃淡、差し色に水色と、
この取り合わせは、上品で最高に美しい。


こちらの天井も花がモチーフのモザイクタイル天井。
コーナー毎に帯状のモザイクタイルで縁取りされ、あちこちに見どころが。


角柱に、大き目のレリーフ陶板が貼られたコーナー。


タイルは市民会館と同じく、チェコのタイルメーカー、RAKO社のもののよう。


隙間なくタイルが貼られた空間。
役物タイル、モールディングタイルの形状もさまざま。


この帯状のところにも、リスや小鳥や可愛い動物が紛れてる。


縁取りのモザイクタイルの色もきれい。

これほどまでに自分好みのタイル空間をいまだかつて見たことがあっただろうか?!
素晴らしきタイル空間だった。
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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【市民会館のレストラン&スメタナホール】

2023-08-24 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

市民会館の続き・・地下のタイル回廊に誘われ、レストランへやってきた。
レストランというか、ビアホールのよう。
後ほどコンサート後、夜に覗いた時には賑わっていたが、お昼を過ぎた時間は
一組しかお客さんがおらず、見学するにはちょうどよかった。


広々としたホールは、ブルーのタイルに覆われた壁面、ステンドグラスに囲まれた美しいアール・ヌーヴォーの空間。


連続するアーチ窓に入るステンドグラス。


やや濃淡のある透明感のあるブルーのタイルが美しい。


ビールにちなんだ内装が施されているようで、
ステンドグラスの中央のデザインは麦の穂がモチーフのよう。


アーチの壁面一面にはモザイクタイル画もあって、
農村の風景が描かれているようだ。



1ピースが大きな陶片のようで、、これはモザイク画というのか?タイル画というのか?


洋服掛けもおしゃれ。


照明。


ブルーのタイルを縁取るように貼られているレリーフタイルは、何かの実のようで、


形的にはブルーベリーぽく見えるのだけど・・カラフルな色使い。





モザイクタイル画が貼られた面と反対側は、舞台のように一段高くなった
スペースがあり、突き当りにもステンドグラス。
音楽の演奏も行われてるようなので、客席と舞台の共用のスペースなのかも。



その舞台の両脇にはタイルの柱があって、女性と男性のモザイクタイル画が貼られてた。





アーチの中央には、アール・ヌーヴォーな時計。


階段の柱や、腰壁、椅子などには民族調の木彫りの装飾も入ってる。




出入口にも


タイルとステンドグラス、木彫とが融合したビアホールらしい素敵空間だった。



市民会館には、入口入って両脇にもレストランがある。


向かって右のレストラン。
縦長の大きな窓から明るい光が入り、奥にはモザイクタイル画ぽいものが掛けられている。
後ほど改めて、お茶しに来たいと思っていたが、叶わず。





壁面の装飾も優雅な曲線を描く。


入口の扉には、結霜ガラス?!
チェコで結霜ガラスが見れるとは思ってなかった~



天井装飾
セセッション風。


向かって左のレストラン。
入口のステンドグラス。
こちらも下部のガラスは結霜ガラスのようだった。


天井照明は、天井に反射する光も美しい。





向かって左のレストラン。
こちらは、少しカジュアルな雰囲気で、右側とは内装も違っていて又素敵。




シャンデリアのガラスの房が豪華。
ボヘミアングラスかなあ。



ここからは、夜にコンサートへ、再び訪れた時に撮ったもの。
ここはチケットがなければ立入禁止。



赤っぽい大理石と金色のレリーフに囲まれたエレベーターホール。






階段ホールにはステンドグラスも。


クラゲのような照明が面白い。


スメタナホール前のホワイエへ。



閉演前後も多くのお客さんでにぎわっていたホワイエ。


透明のステンドグラスに真鍮の時計が映える。


三角形のベースに植物の葉のレリーフがあしらわれた照明。


そして、この日のコンサート会場のスメタナホールへ。
1200人収容可能なホールは、お客さんでほぼ満席のよう。


天井を見上げると、楕円形のガラスのトップライトから、光が入る。
この時期、夜の8時~9時くらいまで外は明るかったので・・





ホールの内装は、スメタナやドヴォルザークなど著名な作曲家の曲のモチーフなどが彫刻され、描かれているという。



細部も美しい装飾で覆われていた。


できることなら、スメタナホールで、スメタナのモルダウが聴きたかったのだけど、
この日のコンサートは、ドボルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」だった。



一日中歩き回って疲労困憊してたので、途中意識朦朧となったり、
覚醒したりを繰り返しつつ、コンサートを堪能。

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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【市民会館のタイル他】

2023-08-22 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

市民会館へやって来た。
1995年と1996年にプラハへ訪れたが、修復中で見れなかったので、
今回、市民会館の見学は、プラハで最も楽しみにしていたスポットのひとつだった。
事前に見学ツアーをネットで申し込もうとしたら、
なんと、プラハ滞在日には見学ツアーやってなかった~
仕方なく、コンサートに申し込んだ。ツアーでしか見れないところがあるようだけど、まだ中に入れるだけよかったと思うしかない。

市民会館のウェブサイト→


市民会館は、元々、歴代の王の邸宅があった跡地に、
ポリーフカ監督の下、1905年から1911年にかけて建設された。
ミュシャをはじめ、当時の最も有名な画家や彫刻家によって、内部が装飾されている。


正面入り口上部にも絵画のように細やかなモザイクタイル画が描かれている。






丸く張り出した車寄せは、ガラスの天井に、ステンドグラスが美しい。





エントランスホールに足を踏み入れると、床は大理石モザイク。


振り返ると、ホールの入口のアーチにもステンドグラスが。


チケットブースにも、エントランスホールとよく似たステンドグラス。



この先は、ホールなので立入禁止。


夜にコンサートを予約していたので、この先のホールは後ほど。


地階にあるレストランの方へは、立入できるようだったので、
昼間のうちに見ておくことに。
この階段ホール、地下の廊下が、なんとタイルの宝庫だったのだ。


階段ホールには、グレーがかった水色のタイルがベースに貼られていて、


ところどころにゴージャスなタイルがポイント的に貼られている。


渦巻をモチーフにしたレリーフタイルや、金色のタイルが華やか。



こちらは植物を幾何学的にデザインしたもののようだけど?!


そして、ところどころに、こんな組絵タイルが、絵画のように貼られている。




床も大理石モザイク。






組タイルというのか?陶板画というのか?
初めて見るような、豪華なタイプ。
テントウ虫とブドウがモチーフになっている。
テントウ虫は、ヨーロッパでは幸運を呼ぶものとされ、ブドウは、多産や子孫繁栄、成功の象徴などの縁起物。


ブドウの釉薬の感じも興味深い。
ブドウの葉が何重にも重なる感じなど、表現も細やか。


このタイル壁が、地下の廊下へ、延々と続いていくのだ。
タイル好きとしては、狂喜するしかない~


地階のアーチが連なる廊下。
こちらの腰壁にもタイルがびっしり。。



床のタイルは無釉のこんな波々タイル。
チェコのタイルメーカー、RAKO社のマークが入ってる。


こちらは石畳の階段の下で、おばあさんが物を売っている様子が描かれた組タイル。


エオシン釉のような光沢のあるタイルと、深いブルーの組み合わせ。





ピンク色のテントウ虫ぽい形のタイル。



レリーフタイルで、釉薬の塗分けがされてる。


更に植物が植え込まれたプランターのコーナーも。
タイル壁の上部はライトアップされてる。



淡いブルーのタイルとライトグリーンがさわやか。


塔のある建物や梅か桜のような木が描かれた組み絵タイル。


このような建物のある風景が描かれた組タイルがいくつか貼られてた。


階段の手すり子の装飾もとってもゴージャス。
それにしても、市民会館の地下へ続く階段室にこれほどのタイルが貼られてるとは、思ってもみなかった。
ツアーには参加できなかったけど、満足、満足~

続く・・




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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ヴァーツラフ広場付近の建築巡り&黒い聖母の家のカフェ他】

2023-08-20 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
ヴァーツラフ広場へやって来た。
プラハでも賑わう通りで、かつては馬市場があったところ。
歴史的建造物を利用したホテルやショップなどが立ち並ぶ。
ホテルエウロパは、改装中で、外観もややケバケバしくお色直しされてた。


お隣のメランホテルの落ち着いた感じの色彩の方がいいな。
間口が極狭のホテルだけれど、20室はあるようだ。


小さなバルコニーに置かれた椅子。
ここに座って上から広場を眺めたい~

こちらは1階にカフェが入っている建物。


上部の植物文様のレリーフが細かくて美しい。
バルコニーのフェンスも素敵。



ズラタフサホテル。


装飾は控えめでシンプルなようだけど、最上階には、兵士のような風貌の彫像が4体貼り付いてる。


木々に隠れて見えにくい・・左側は、ヤン・コチェラのプラハで最初の作品、「ペテルカの家」


プラハのアール・ヌーヴォー建築の中でも最も美しいと定評のある建物だそうで、装飾的には控えめで洗練された感じ。
男女の彫像レリーフと、窓上のラインに花のレリーフが入っている。


1階の入口の門がまた美しかった。
くるくると渦を巻くアイアンの細工


ドアノブ周りの波々飾りが可愛い。


軒を支えるアトラスが、蛇を担いだ風変りなもの。
1階には薬局が入ってる。
ギリシャ神話では、蛇=治癒力や健康のシンボルだそうなので、
薬局らしいと意匠といえるのかも。


軒を支えているのは女性像と男性像のようで、


アール・デコ風の装飾と一体となって、、つくづく魅力的。


コルナ宮殿は元貿易省の建物。
建築当初は、地下にスパやスイミングプール、ファーストフードの先駆け、
セルフサービスのビストロなどもあったのだとか。
現在はショップやレストラン、オフィスなどに使われている。


王冠を模した塔



その向かいくらいにあったビル。



こちらの軒を支えるアトラスは奴隷風?
二匹の犬?を従えてる。


人も犬のような動物も、柱に溶け込むように細部は省略されていて、
これまた面白い意匠。
こんな入口が2か所。


扉の意匠も、エジプト風というのか?
独特な文様。






こちらの扉のヒンジも凝ってるなあ。


ドアノブにも女神のような顔がひとつ、下にも顔がひとつ・・


重厚な木の扉・・


ドアハンドルは、ハンドルを握る手付き。


壁画が印象的な建物が現れた。
チェコならではの民族的な意匠が取り入れられたボヘミアスタイルの建物。


出窓周りに細かく描き込まれた壁画、出窓の下にもレリーフも美しい。



特徴的な妻壁のデザイン。


凝った装飾の扉だなあ、、と近づいたら、


ドアノブ装飾に顔!



ハンドル部分は犬?!
駆ける犬とハンドルの弧がぴったり。


扉にも顔のついたグロテスク装飾があちこちに隠されてた。





そしてやってきたキュビズム建築の「黒い聖母の家」
こちらの2階にはカフェがあるというので、ここで一休みすることに。


入口の扉からしてすでにキュビズム~


看板のデザインもカッコいい。


六角垂が組み合わさった親柱。




階段を見上げる。
いい曲線~






カフェは2階だけど、一度上まで上がって見下ろす。


2階のグランドカフェ・オリエントへ。
インテリアもキュビズム的統一感があって素敵。
そのはず、1912年建築当時のまま忠実に復元されているそう。


シャンデリアは当時のオリジナル。


壁についていたフックは稲妻だ。


ちょっとした備品のワゴンなどもデザインが抜かりない。
ワゴンの上にあった真鍮の灰皿か物入?もキュビズム感ある。


大理石のテーブルと、グリーンのストライプのファブリックの椅子。
当時もこんなモダンな家具だったんだなあ。


食事系のパンケーキを頼んだが、、
こちらでパンーケーキというのは、クレープみたいなものだった。





建物の3階以上がキュビズム美術館になっていたので見ていくことに。


かなり無理してるような形の飾り棚・・


これは、円弧モチーフなので、ロンドキュビズム?!


これくらいなら、シックでいいかも?



「黒い聖母の家」を出て更に歩く。
優美なレリーフのついた扉。


ドアノブも、さりげない植物文様のレリーフが上品で美しい。


こちらの建物にも優美な装飾が。


お花のレリーフがとても可愛かった。


アイアンの門もいいな~と近寄ったいくと、


柵の隙間から見えた床がモザイクタイル貼りだった~
絨毯が邪魔でよく見えなかったが・・
只者ではなさそうな気配。


前に停まっていた極彩色の車。
ホイールの色まで変えられてた。

いよいよ次は前回、前々回とも修復中で行けなかった市民会館へ。



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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【プラハ・アドリア宮&ウ・ノヴァークーの館他】

2023-08-18 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

プラハ、町歩きの続き。
アドリア宮へやってきた。
チェコでは、アール・ヌーヴォーの建築以外に、キュビズム建築巡りも楽しみにしていた。(2009年にリクシルギャラリーで開催された「チェコのキュビズム建築とデザイン」を見てから、次回行く時は見たいと思ってた。)



アドリア宮は、パヴェル・ヤナーク設計、円弧モチーフが特徴的なロンドキュビズム建築といわれるもの。
お城のような堂々とした佇まいの建物は、イタリアの保険会社の建物として建てられたそう。




円形のエントランスホール。
床は大理石モザイクが貼られ、大理石の柱に囲まれたリッチな空間。


1924年と年号の入ったモザイクや、


煙突のついた建物、煙突や窓からは煙がたなびいてる様子。


蒸気機関車?



汽車と貨物車?!


保険会社として使われていた時のオフィスの入口。
現在は劇場として使われているようで、こちらが劇場の入口になってるみたい。


入口上部は星座をモチーフにしたブロンズ像が並んでいた。


この日は休みなのかどこも閉まっていたが、他にもオフィスやアパート、ショップやレストランとして活用されている。


ギャラリーかな?


金色のドアもゴージャス。





古いエレベーターも残されているようだった。
嬉々として写真を撮っていたらこの時、二階から下りてきたおじいさんが、
ここにも、あっちにもモザイクがあるよ~、と教えてくれた。



可愛い象のモザイクも。

入口に小さく写る、最後まで見送ってくれたおじいさん。




アドリア宮の斜め向かいくらいにあったアール・ヌーヴォーの優美な扉。
扉周りのレリーフの細工も細かく美しい~。



ドーマー窓が連続して並ぶインパクトのある建物。


そして、ウ・ノヴァークーの館にやって来た。
旧プラハ保険会社と旧トピチョ出版社と同じく、オズヴァルド・ポリーフカの設計。


建物の中央部に入れられたモザイク画が圧巻の存在感。


遠目で見ると、まるで印象派の点描画のような雰囲気のモザイク画。


拡大すると、たしかに細かいモザイクタイルが貼られてる。
淡い色彩で、やわらかな印象のモザイク壁画。


森の中で、ピクニックをしてるかのような人々の様子がのどかでいいなあ。



入口周りの装飾。


植物をモチーフに自由な曲線を描いた持ち送り。


入口の扉は、ステンドグラス。
デザインは、蝶の羽を模したものかな?


ガラスの表面にはさまざまなエンボス模様が入り、
マーブル模様が複雑な色合いを醸している。


扉の下部は、ブロンズのレリーフで犬が描かれていた。



ハンドル部分。


光を通すと、更に美しさが増すステンドグラス。



周囲のアイアンの細工と共に、美しい芸術品だった。


入口を入ると、アーチの回廊が続き、様々なお店やオフィスなどが入っているよう。


この扉もシンプルだけど曲線のラインが優雅。


ガラスの扉越しに、優美な階段の手すりを発見。



モザイクタイルの床があったり。


建物の中は思ったより縦にも横にも広く、、ショーウィンドウが素敵なお店があったり、、
ただしこの日は閉まっていたが。

こちらもロンドキュビズムのようだけど、レジオン銀行かと思ったら、
違ってた。


1階にはカフェあり。
この後、黒いマドンナの家でカフェる予定だったので、ここはスルー。


扉の意匠がみたことないようなタイプのデザイン。


ドアノブ周り。

町歩きは、更に続く・・



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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【プラハ本駅&マジョリカタイル発見他】

2023-08-15 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

ブダペストから夜行列車で到着したのは、プラハ本駅。
プラハ本駅は、1909年にチェコの建築家ヨゼフ・ファンタ設計により
アール・ヌーヴォー様式で建てられた駅舎。






外観は、アール・ヌーヴォーの緻密なレリーフ装飾で覆われている。







駅の内部空間。
三層吹き抜けのドーム。
2006年から2012年にかけて改修工事が行われたそうで、
このドームもきれいに修復されていた。




モザイクタイルで描かれた、1918年10月28日の文字は、
チェコがオーストリア=ハンガリー帝国から独立した日。










ドーム天井の繊細な装飾。


振り返ると、出入口上部のアーチにはステンドグラスが。





このドーム内2階の一画には、カフェもある。
急いでいたので入らなかったが。
店内も店外もにぎわってた。



一通りプラハ本駅を写真に収めてからは、ホテルへ向かうバス停に向かった。
道路渡るために地下へ下りようとすると、こんなタイル壁が出現。


タイルに凹凸があって、壁面は波打ち、地面からタイル壁につながるラインが滑らかで美しい。
地下への通路の壁面から建物に続いてタイル貼りになっていた。何の建物だったか?!


バスに乗り、ホテルエリートへ到着。
14世紀の貴族の邸宅を改装したホテル。
ホテル内部の様子は、後ほど。
チェックインを済ませた後は、荷物を預け、早速町歩きに繰り出す。



ホテル前には、風合いの良い扉の建物。
何度も塗り重ねて、使われ続けてきたことがうかがい知れる。



まずは、お昼ご飯に「ウ・フレクー」というお店へ。
元修道院の建物で、ビアホールでもあるのだが、朝から開いているはずが
やっていなかった・・お店が閉まってるのか?どうなのか?
ホテルから近くなので、また夜にでも出直すことに。


アイアンの細工が美しい大きな時計が目印。


アイアンとガラスが合わさった照明も素敵。


ドアノブ&鍵穴の飾りもいいな。

ライオンの顔が建物全面に貼り付くルネッサンス風の建物。





歩いていると、大きく開け放たれた扉から、目に飛び込んできたもの!
なんとマジョリカタイルではないか?!


うおおお(心の中の雄叫び)
なんという美しさ。
なんという贅沢なタイル使い。


緑のタイルの背景も美しく、こういう組タイルも初めて見た。


9枚のタイルが組み合わさり、大きな花部分を形作ってる。
花の下は、枝が描かれたタイルが繋がる。


マジョリカタイルだけでなく、上部は白いタイルが貼られ、その中には、
グリーンから青の釉薬が複雑に混じりあったようなタイルが点々と貼られている。


これらのタイルも一枚一枚、釉薬の感じが違っていて、とても美しいのだ。
















その先は、アール・ヌーヴォーの複雑な曲線が絡み合うアイアンの階段手摺



ああ~眼福だった。。
ウ・フレクーが閉まっていたおかげ?で、近くのこんなすごいタイルスポットに導かれたのだった。


ライオンの飾りのある扉。


恐い顔のライオンは、よく見かけるが、
このデザインは、どこか愛嬌がある。


これは教会だったかな?
薄い金属の板に装飾を施し、張り付けてある。


それがとても繊細。

そしてプラハでは、有名物件の旧トピチョ出版社。
27年前に見た時からお色直しされてるようだった。


両端上部の建物名入りのステンドグラス。


中央の2階窓上のステンドグラス。


お隣は、旧プラハ保険会社。


最上階の「PRAHA」の文字周りには、細かくモザイクタイルで装飾されている。


モザイクタイルのモチーフは、花や果物。
文字の開いてる部分は窓になっているようだ。


持ち送りや、軒裏には照明もついている。
夜はライトアップされるんだろうか?見逃してしまった。


「保険」の文字とその周りもモザイクタイル。
フクロウが両脇に。



モザイク部分は孔雀がデザインされていた。
周りにはトカゲやカエルなども貼り付いてた。


2階は雰囲気変わって、物語の一場面のような重々しい雰囲気のレリーフが。


入口床にはモザイクタイルで、「PRAHA」の文字。


入口扉にはステンドグラスも。



こちらは、どこの階段だったか失念;
とにかく美しいアール・ヌーヴォーの階段手摺にうっとりした。







こちらのビルは、各階のバルコニーが緑化されていて、
建物全体が細いワイヤーのようなものに包まれてる?!


これは、単なる装飾だったのかな?




大きな円柱の奥には、お花屋さん






重厚感あふれる扉。


ドアノブに、いろんなものが貼り付いてる・・
口から何かを吐き出す人、フクロウ、鳥・・

町歩きは更に続く・・

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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【世界一美しい?!マクドナルド&ブダペスト西駅から夜行列車でプラハへ】

2023-08-12 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023

セーチェニ温泉からは一旦ホテルへ戻って、荷造りし、西駅へ向かった。
バスの乗り継ぎ時に、ちょうど見たかったパレスホテルを見かける。
せっかくなので、外観だけでも見ていこう。



入口周りは、大きな陶板で装飾されている。


1階の上部がハーフティンバー風に陶製の飾りがついているのが面白い。



こちらは側面。


軒のギザギザの飾りといい、それを縁取る陶製のライン、花、全てが可愛い~



陶板部分は、黒ともグレーともつかないニュアンスのある肌合いで味わいある。


いい感じだなあ。


そして窓と窓の間につくレリーフが、これまたなんと美しい。


ハンガリーの伝統的意匠だろうか、、植物を中心に鳥が向き合うデザイン。
エントランス付近はなんとなく新しい感じだったが、
内装もこんな感じだったら、次は一押しで泊まってみたいホテルだなあ。
見れてよかった。



そして無事西駅に到着。
ハンガリー最後のお楽しみは、西駅に隣接する
「世界一美しいマクドナルド」と言われているお店でハンバーガーを食すること。
ドームの乗ったこの煉瓦造りの美しい建物は、20世紀初頭に建てられた西駅の旧食堂をそのまま利用したものだそう。


マクドナルドの看板がミスマッチ感を醸す。


床下換気口も華麗だな。


そして中へ。
きれいに改装はされてるようだが、旧食堂の趣を残す大空間が広がる。





人気のようで、かなりの混雑ぶり
スーツケースを持ちつつ、ここで並んで買うのは、なかなか至難の業だったが、無事ゲット。


席に落ち着く。


ハンバーガーとホットコーヒー、アイスみたいなデザートを。
お値段は、いくらだったか?日本よりやや高めの感じではあった。
日本では、それほど好んで食べないハンバーガーだけど、ヨーロッパへ来ると、食べ慣れた安心できる食べ物になるのは不思議。


そしてこちらは西駅の駅舎。


石畳がガタガタで、スーツケースを押して歩くのは辛い・・







ブダペスト西駅はエッフェル塔の設計者、ギュスターヴ・エッフェルにより、1877年に建設された。鉄やガラスが用いられているのが、特徴的。


電光掲示板で、乗り込む電車を確認。
ブダペストからチェコのプラハ行の夜行列車も、
事前にチェコ観光局に問い合わせてネットで予約していた。


この電車のようだ。





ここは、寝台ではない6人用のコンパートメント


リクライニングできなさそうなので厳しそう。


そして、予約した番号の部屋を発見。
この部屋は三段ベッドになっていて、6人用ではあるが、貸し切りにすることができるので、一人で貸し切りにしていた。
ここで、ひと悶着あったのだけど、検札に来た係員に、ネットで予約した予約票を見せると、これは、チケットではない、と。
どうも、その予約票を元に、チケットと交換しなければならなかった?らしい。私は、もうカード決済で代金も支払いしてるし、
どう考えても、この予約票を見たら、わかるでしょう?
と言ったのだけど、これでは、ダメだの一点張り。
じゃあ、どうしたらいいん?!
と、Google翻訳を使って、延々とやり取りしていたのだけど、
いまいち具体的な解決策を提示してこないし、、なんか賄賂でも欲しかったんだろうか?
さすがに、相手も一人にずっと時間かけてられないと思ったのだろうか?
このままでいい、ということになった。
マジなんだったんだろ?!


ロッカーかと思って、扉を開けたら、ちゃんと洗面台もついていた。


電源やライトも完備。


アメニティもスリッパに、水、洗顔セットなど。
部屋は、きれいだし、快適。


共同ではあるが、トイレの奥にシャワーブースもあった。



一夜明け、朝食に、sweet or saltの選択で、saltをチョイスしたら、
こんな朝食セットが運ばれてきた。
ゴマのパンにバターやパテ、チーズがついていた。


27年前は、同じように夜行列車で、ブダペストからプラハに向かったのだが、
検札が来て、スロバキアの通過ビザを取り忘れていることが発覚。
真夜中に荷物持って、車外へ出され、取り調べ小屋へ連れていかれるという恐怖の事件があった。罰金払って帰してもらったが。
今回、事前に念の為通過ビザが必要か?
と聞いてみたら、いらなくなっていた。



朝食を食べて、しばらくすると、プラハに無事到着。


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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【セーチェニー温泉】

2023-08-08 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
ハンガリーの旅もいよいよ終盤。
この日は夜行列車でチェコへ移動する予定だったので、
列車に乗るまでに温泉に入っておきたく、最後の温泉に選んだセーチェニ温泉へやって来た。
2日目、3日目に入った温泉はこちら→ゲッレールト温泉ルダシュ温泉


セーチェニ温泉はヨーロッパ最大級の温泉施設で、1881年から利用されてきたという歴史ある温泉。
現在の建物は1913年に建てられたものが前身となり、その後数回増築が行われ、1999年に完成したもの。


入口前には、イルカに乗った少年像が。


エントランスホールは、どこかの宮殿さながら。
こちらのカウンターでチケットを購入。


クリーム色と白のツートン、柱頭やシーリングの漆喰装飾も華やか。


何重にも重なるアーチに囲まれた女神の壁泉も。


真鍮のシャンデリアも豪華だなあ。



中へ入ると、ロッカーは、個室タイプとそうでないところがあり、
料金も違うので、通常のところで着替えを済ます。
ここは個室タイプのロッカールーム。


ヨーロッパ最大級だけあってさすがに広い!
こちらは屋外の温泉プール。
湯音が微妙に違う浴槽に分かれていたり、中には流れる温泉プールもあって、
その渦の中、しばらく無になって流れていた。
これは、楽しい~







この中央のゾーンは、コースが区切られていて、真剣に泳ぐ人向け。
ほとんど人がいなかったので、泳いでみたかったのは山々だけど、
帽子がなかったので断念。



セーチェニ温泉といえば、名物のチェス風呂。
探すと、チェスを打つ人の姿を見つけた!
温泉に突き出した専用の台の上に、シート状になったチェス盤を使い、チェスに興じる2人。
温泉の温度が、ぬるめなので、こういう遊びがじっくりできるんだなあ。
日本の温泉だとのぼせてやってられないだろう。



室内にも全部で18もの浴槽があるという。
こじんまりとした八角形の浴槽。


浴槽の上は小窓が付いた明るい吹き抜けのドームが気持ちいい。



床はポイント的に模様が入ったモザイクタイル。


窪みにベンチが設えられていて、壁面はタイル貼りに。


白いタイルに交じって、こんな可愛いレリーフタイルが貼られていた。
波間に跳ねる躍動感あふれるトビウオぽい魚。
正面から捉えた顔もいいな。
これらもジョルナイ製のタイルなんだろうな。


こちらはベージュ色の植物文様のタイル。



シャワーブースもタイル貼り。
帯状に魚のレリーフタイルが貼られている。


次の浴槽は、こんな縦長。
水中ウォークする人の姿もあった。


浴槽を囲むタイル。
さまざまなブルーのタイルが使用されている。


こちらの浴槽があったのは高いボールト天井に包まれた空間。
天井には、レリーフが貼り付く。


壁面や柱はタイル貼りに。


更にお隣の浴槽は、広めで、ドーム天井。
窓がいくつも入れられていて、屋外のような明るさ。


その奥には、再び縦長の浴槽。


腰壁に貼られたタイル。
立体感のあるものが貼られてた。



浴槽のヘリなどを見てると、さまざまな役物タイルが使われているのがわかる。


足消毒槽。
こういうコーナーのタイルの形状を見るのが面白い。
いろんなパーツが組み合わさり、ぴったりはまってるのがたまらない~


更に奥には、柱がゴージャスな大き目浴槽もあった。



それぞれの浴槽は温度が少しずつ違っていて、好みの湯音や雰囲気で入りたい放題。
大体一通りの浴槽に浸かってみた。
屋外の流れる浴槽が一番楽しかったかな?!
温泉といっても水着着用なので、洗い場がないのが難点。
更衣室やシャワー室は充実してるとはいえないが・・
なんとか最後にはシャワーも浴びて、着替えて、すっきりできた。



この後は、一旦ホテルへ戻って荷造りし、いよいよブダペストともお別れ。


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