先週12日に亡くなったという恩師のお通夜へいってきます。
仕事先の上司でしたが、仕事のみならず、ソノ方と向き合うと衿を正していなきゃならないくらい、勉強させられました。だから、ソノ方はクライアントというだけじゃなく、私には人生の教師だったんです。
中東での仕事、危険も隣りあわせだったんで、某大手新聞社経由で誰か行ってくれる者はいないかと探されていたとき、いわば新聞社の部長さんの鉄砲玉のようだった私のひとつ返事がきっかけでした。5年間にわたる仕事のアトも、世界中に連れて行ってもらった。
カスピ海に面した高級ホテルに足を踏み入れた瞬間、私がかぶっていたキャップを無言でとられ、無教養な私でもハッと気がつかされることがあった。
一介の自由業だった私に、仕事の広がりやチャンスを与えていただいた。それまでは、文も書くことはなかったし、人を使うということも頭になかった。それが、映像とシナリオ、ナレーションと音楽、編集とは、、、人が互いのパートを持って造るという素晴らしさを教えてもらった。
そういった、良き先生といえる仕事上の師が何人か私にはいます。