帯津先生の本を、どさっと借りてきました。
私の読書法は、気に入った著者の本を芋づる式に読んでみる。
この先生の本は、70冊ほどあるらしいから、ほんの一部ですわ~。
がん治療の話から、死生観へとテーマが変わっていく。
希望を持って治療をしている間はよいが、もうどうにもならない状態に陥ったとき、この死生観があるのとないのと、死に対する心のありようが違うらしい。
死は、次のステージへの入り口だと思っていても、いざ自分がその時を迎えたとき平静でいられるか。
80代の女性が、すい臓がんでいよいよという時、集まった家族、親族に向かって、
「そろそろ行くわ」と言葉を残して逝かれたとか。
80代だから、そう言えるのか。
経験値が高いからなのか。
知りたい。
知ってうまく伝えたい。
ホスピスの50代女性。いよいよ苦しくなってこられた。
今夜は、その膵臓癌の母上の看取りをされた40代の方が付き添っておられる。
ここ数年の間にご両親と姪を癌でなくされて、自ら看取りをされた。
経験に裏付けされた言葉は強い。
「付き添っている時に何かできることはないかな」とおっしゃるので、万能の反射区の副腎、呼吸を助ける横隔膜、肺、胸部リンパ腺など、わかりやすいところをお教えした。
人を心から思うその優しさが一番助けになりますよ。