館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

OH!人生男声合唱団・・・お見事!

2014-12-05 06:18:47 | 音楽を思う


知る人ぞ知る・・アマチュア合唱団・・・その名も「OH!人生男声合唱団」。

この名は、かなり前から聞き及んでいた。

師匠の岡田京子さん・・そして安達元彦さんからだ。

師匠いわく「大体合唱団って、ダメなのよ。」「コーラスや音符なんかばっかり気にして、人間の本来持っている音や声が生きていない。」「名古屋のOH!人生男声合唱団はいいわよ。機会があったら聞きなさい!」と・・・

そんな折、9月の結城でのコンサート・・僕らの本番がはねて後・・ロビーで紳士に声かけられた。
このコンサートのビラと共に、小山でやるから聞きにこないかとの誘いだった。



会場は、満員。



上記安達元彦氏の編曲の「秋田大黒舞」で、ステージは始まった。

その迫力にのっけから、参ってしまったのだった。



およそ似つかわしくない、素敵なベーベーが、ずっと演奏・・・抑揚の利いた、見事な伴奏もすごかった。

2部でドビッシーの「アラベスク第一番」などというのも披露・・・僕の場合、ドビッシーってのは「月がとっても青いから(月光)」しか知らないのだが・・・



色々な職場の合唱団が、やがて、「青春時代にうたごえを愛したおじさん達が、もっと人生を輝かせたい!!と、名古屋を中心に1994年に結成した」という。

定年後の生活を歌い・暮らしの吐息を歌い・そして平和やら、戦争を準備する今の政治まで、ユーモア・ペーソスを織り交ぜ歌う姿に感服。

我・・・30年を超えて、フォークなんぞを歌ってきたが・・・あらためて、人が歌うということ・・うたにどう向き合うか?背筋が伸びて、まだまだ、問うことが足りないのでは?と、課題を突きつけられる思いであった。

さすがに、つまらん合唱の世界とは、エベレストほどの差があるなぁ・・・と思った次第。




主催者の皆様の、シングアウト・・・・



ロビーでは、終演後、お客さんを皆で送り出す姿があった・・・妙に懐かしい・・・

お客さんの感動が、ロビーに充満して・・・・OH!人生男声合唱団・・・天晴れ!!

コメント (8)
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