館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

トムソーヤ宿泊・2010蔵王イワナ旅第二回・その1。

2010-07-06 06:28:44 | 山菜・きのこ・釣り


4月の末に行ったきりだった。
まあね、その後山菜で遊んだが、日々は、業績なかなか向上せずの仕事の事など、結構悩殺でもあった。

梅雨の晴れ間が、26・27辺りに来ないかな~~と、真剣に考えていたら、神は俺を見捨てて居なかった(信心してないのに、ありがたい・・)。

蔵王で、初めての「お宿!!!」。お宿の話はゆっくりするけど、まずは、金曜の夜9時に近い8時に、ピザを焼いて(いや、到着してから焼いてくれてのだが)待っていてくれた。



翌、26日土曜は4:20起床・静かな宿を、一人玄関の鍵を開け、出発だ。
コンビニに朝飯&ホットドリンクを調達に。
その後、沢目指してまっしぐらであった。

数年前から気にしていた沢・4月にささくれと、200mばかし試し釣りした沢だ。
最後の魚止めで、「尺」を逃した沢だ。

見事にV字の深い谷で、入渓出来る場所を探し、沢沿いの何となく林道を下った。
斜度は70度位だが、そこを藪をこぎながら下ると最後は、流れで川がえぐられ、90度の絶壁となる。その絶壁が4~5mだと、入渓は出来ない・・

2~3mの程度を探し、ひたすら下っては、沢の様子を眺める・・

まあ、800mか1キロは下って、そこから入渓して、釣り上がれば、たっぷり6~7時間のコースだ。

はたして、800程度下ったところで、やっと、降りられそうな場所を見つけた。
写真、降り立った場所。笹を掴んで降りようとしたが、3mは直下に落ちた・・
ズボンの尻や、背中は泥まみれであった・・・・(よくある話よ)
入渓、6時。




水量はまあまあ・・15分から20分に1度は、魚が釣れる。
思った通りの良い沢じゃないの!
入渓しずらい沢は、魚が居るぜ!



気持ちよく釣りを1時間ばかり・・・朝飯をゆっくり食べた。
ブドウパン・オニギリ・漬物・ボイルしたウインナ。デザートは豪華にさくらんぼ(缶詰では無い)。



好天・微風・思ったより湿度は低く、絶好の日和だ。
木洩れ陽(写真白い部分は木洩れ陽)が心地よく、日陰では、「涼」さえ感じた。

そして、写真の大きな淵。



イワナは警戒心・縄張り意識・攻撃性が強いさかなだ。
だから、イワナの基本は1ポイントに1匹。
大きな淵なら、左右・前後でまあ、2~多くて3匹が基本。

溜まってたんだよここ・・・お持ち帰りが6匹あがる。1つが釣れて、暫くすると次がかかる、こうして1時間はここで楽しんだ。

沢は、毎回違った顔を見せる。
すんばらしい!



10時・ここまでのイワナを捌く。



おやつの時間。




11時過ぎには、魚止めの場所。
終盤は、やっぱし、4月に僕とささくれが入っているので、魚は少し少なかった。
この魚止め・・・4月に大物を逃したが、今回は、姿も見せなかった。
お持ち帰りの18センチ級が2匹上がったが、あの尺・・・どうした?
まあ、生き抜く技や、術を知ってるから、大物になったわけだ・・
秋の産卵直前の「荒食い」が、今年最後の望みだな・・




魚止めの手前では、こんなのが出迎えてくれた。
「モミジイチゴ」!
かなり食った!旨い!
午後のおやつ分も確保。



車に戻り、山道を次の現場めざし、15分・・・
まず、車中にて昼飯。
タラコは好きだが、マヨは余計だった・・・・



春・間伐してすぐで、沢には打ちすてられた、間伐材が覆いかぶさり、竿を入れる場所が無かったと、ささくれが諦めた場所。
確かにすごいことになっているが、葉が落ちているので、枝の隙間から上手くポイントに入れば必ず食ってきた。

わずかな隙間に餌を入れるまで、相当の時間を要したが、これも、相手は自然なので・・致し方ない。



ポイントに餌が流れると、すぐ食いつく。



2時を回り、午前・午後あわせ29のイワナで納竿した。写真・午後の釣果。



街に下った。
汗だらけ・・・
すぐ、公衆浴場に向かう。



たっぷり湯船につかる・外には足湯がある。これが、太った体をささえつつ、沢を登った足の疲れをタップリとってくれる。



宿に戻る。
店主に挨拶・・店は途切れることなく客がピザを食べにきているようである。



2階が宿・・・ブワッ!と焼酎を煽る。
疲れが、一斉に吹き出す。
また煽る・・・うまい・・・う・ま・い!


やがて、爆睡であった。



初めて泊まるペンション。
ここのピザは美味しくて、何度か食べたが、そん時「ペンションもやってるな~」と思っていたのだ。
釣り客は結構我儘・・・朝飯はいらないとか・朝は5時には出ちゃうとか・帰ったらすぐ風呂に入りたいとか・・・



ここの店主・ピザを食べた折、山菜やきのこを採ると聞いていた。
そこがね、気が合いそうな気がしたのさ。



6時少し前の、爆睡から覚めて、外の空気を吸いにでた。
店主氏は、後ろに控える広い土地の草刈が終わったところであった。



しばし雑談。
そして、僕が気になっていた、この機械について質問。



何と、自ら設計・知り合いに作ってもらった「まき割り機械」であった。
しかも、動かしてくれた。

ストーブ・ピザ焼きと、膨大なまきが、確かにらくちんに出来る優れものであった。




1~2時間おきに、釣りは「食い物」を口に入れる。
そうしないと「シャリバテ」になる。

んだから、夕飯などは、あまり食べられない。
軽く一杯のご飯・漬物・納豆なら最高ってとこなのだが、宿は沢山の料理を提供してくれる。

僕が食べながら・作ってくれるここはありがたかった。
「もう食べられません!」これ以上出さなくて結構です。
なんて、我儘を聞いてもらえた。

料理をつまみながら、店主氏は、焼酎を出してくれた。
そして一緒に晩酌!

山菜・きのこの話・山はイチゴが盛りだった話・釣りの質問を僕が受けたり・・
話は弾んで、何と2時間も一緒に飲んだ!!

たのしいやね。

小さなペンションの醍醐味か?

最後は、やさしい奥様も、近くに座って話などした。

いい宿であった。

少し呑み過ぎたが・・心地よく寝た。

明日は、やはり早い・・・

2010・第二回の蔵王、初日はこうして終わったのだった。


コメント (4)
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