殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

使用前・使用後

2008年10月15日 00時19分32秒 | 不倫…戦いの記録
思いがけない展開により、夫の恋はあっけなく終焉を迎えました。

胎児も5ヶ月に入り、ひとまずほっとしたいところですが

燃え盛る最中に、愛する女性に去られた夫にしてみれば

これはかなり面白くない状況なわけです。


私もまた、似たような心境でした。

胎児も上の子もセットで

在庫一掃セールされそうになった情けなさ、惨めさ。

夫の知らなかった一面を見た衝撃。

病院での出来事は、彼女の一存ではなく

夫と共謀したのではないかという疑惑…。

私はすっかりいじけて、ひねくれまくっていました。


いつもそうなのです。

その時、その瞬間は、ぼんやりしてしまって何も言えない癖に

後からマグマのように怒りがわき上がって、押さえられないのです。


この時もそうでした。

つらいならさっさと離婚すればいいのに

違う道を選べばまた別の未来が拓けるかもしれないのに…

意地やあまのじゃくで

損なほうへ、苦しいほうへ、つい行ってしまうのです。

やつが望まないほうを選ぶ。

結論は、絶対に離婚しない…でした。


私たちは、表面は何事もないふりをしていました。

しかし、常に一触即発の危うさを抱え

重苦しい日々を過ごしていました。


そんな状態を見かねた夫の両親が、孫のために同居を勧めました。

夫が乗り気になり、出産に間に合うようにと

実家の増築工事が始まりました。

どうにでもしてくれ…私は投げやりな気持ちでした。

この一件で、両親が自分の味方についてくれることを知った夫は

妻の取り替えが、充分可能だと知ったのです。

次を試みるのは時間の問題でした。


さらに夫は、会社を抜けてデートをしても、誰も困らないし怒らない…

立場も収入も変わらない…

経費も使える…

もう少し上手に立ち回ったら、本当にうまくいくところだった…

などということも学習していました。

見てはいけないものをたくさん見てしまったような気がして

私はいじけ、そして疲れ果てていました。

よそのお嫁さんのように、同居はいやだとゴネるのも面倒くさく

売られて行く牛のように従いました。


            ♪ドナドナドーナー♪



工事が終わり、ほどなく子供が生まれました。

二度目のお産というのもありますが

浮気の苦しみに比べたら、へのカッパでした。

とうとうこの子を守りきったという達成感から、ちょいと泣きました。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 急展開 | トップ | 新たな生活 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なぜか笑みが・・・・?? (おかよ)
2008-10-21 22:19:11
この文章を読んでいたら、怒りがメラメラ
とこみ上げてくるのに
私の口元にはなぜ笑みが・・・・・
よくわかりませんが
あの女~
ただじゃおかん
と思うのでした。
(どの女~??)
返信する
よくやった!! (おかよ)
2008-10-22 06:51:47
そうだよねぇ~

どんなことにも負けちゃいけな

それが命

そのことの証明かな??

でもでも、このご主人の態度

私なら絶対に離婚してるかな??
でも子供がいたら考えちゃうなぁ~

心の中でガンバレって叫んじゃうわ
返信する
ありがとう (みりこん)
2008-10-22 11:04:29
)おかよさん
Wでコメント、ありがとうです
まだまだ続きますから、泥沼を目一杯楽しんでくだされ
返信する

コメントを投稿

不倫…戦いの記録」カテゴリの最新記事