殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
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話題の変装

2019年03月08日 08時20分17秒 | みりこんばばの時事
私は建設業界人だから、作業服にはうるさいの。

作業服といえば、何といっても『寅壱(とらいち)』。

とび職だった社長が作り上げた、一流ブランドよ。


私は着ないけど、家族の作業服をさわっていたらよくわかるわ。

生地とデザインがダントツに優れていて

ベルト通し一つ、ポケット一つにも

目からウロコのアイデアが発見できるの。

動きやすく、疲れにくく、肌触りが良く

さらに安全を考慮した実用的な作業服でありながら

とび職由来の粋でいなせなおしゃれ心も、ちゃんと盛り込まれてる。

着てるとカッコよく見えるんだわ、これが。


とても丈夫で、洗濯しやすいのも嬉しいわね。

お値段は一般的な作業服より、少々高め。

だけど、それで得られる快適と安全とスタイリッシュはプライスレスよ。



とまあ、作業服を語らせたら長い私。

保釈されたゴーンさんの姿を見て、あぜんとしちゃった。

あの変装は無いでしょ。

帽子は、工場の人がかぶる内勤用。

作業服は、内勤でも屋外の現場でもいけるオールマイティ型。

オレンジ色の安全帯は、ガードマンや工事の人用で

屋外の現場しか使わないわよ。

チグハグのバラバラで、あまりにも不自然。


変装は弁護士の指示だそうだけど

作業服なんて着たことないホワイトカラーの人が

「こんな感じかな?」と当てずっぽうで揃えたのかしらね。

今朝の新聞によると「うちの帽子だ」と言い出した会社があったそうよ。

その会社、日産とは無関係で何も知らなかったんですって。


ゴーンさんもよく知らないから、用意された物を着ただけ。

事故防止や渋滞回避の目的で、マスコミの追跡を避けようとしたんだろうけど

かえって悪目立ちしちゃったわね。

同じやるなら、帽子よりヘルメットの方がよかったんじゃない?


それはそうと弁護団の中に弘中惇一郎弁護士が入ったと聞いて

「ああ、やっぱりね」

と思ってるのよ。

だって弘中弁護士、無罪請負人と呼ばれるすご腕なんだもの。


彼が弁護人や代理人を引き受けた有名人は、数知れず。

調べると薬害エイズの安部英、ロス疑惑の三浦和義を始め

小沢一郎、加藤紘一、花田勝、東国原英夫

堀江貴文の名前も出てくるわ。

濡れ衣を着せられた女性官僚の村木厚子さんを救ったのもこの人ね。


他にも野村沙知代、中森明菜、川崎麻世、叶姉妹‥

有名人が好きなのか、有名人に頼られるのか。

記憶に新しいところでは、ゴーストライター事件の佐村河内守

女性に乱暴したとされる高畑裕太

そうそ、不倫疑惑で奥さんだった大桃美代子とモメた麻木久仁子も

弘中氏を雇っていたわねえ。

この時は記事にさせてもらったわ。


この弁護士が出てきたら、注目よ。

クロをグレーに薄める専門家だもの。

弘中弁護士に代理人を依頼したということは

麻木久仁子が不倫を認めたようなもんだけど

そのリスクを負ってでも逃げきりたかった‥ということでしょうね。


ゴーンさんも、弘中弁護士を雇ったからには

無実と言いながらも、後ろ暗い部分があるんじゃないかしらね。

シロをシロと言い張って無実を証明する方針じゃなく

クロをグレーに薄める方針を選んだと言えるわ。


“ゴーン”‥

ずいぶん前、彼が日産の社長になって

最初にその名前を聞いた時に思ったものよ。

「去りゆく人」って。


ブラジル生まれのレバノン人だそうなので

英語のgoneとは関係ないんだけど

私って音楽が好きだからか、時たまウグイスをするからか

人や物の名前を聞いた時、咄嗟にその『音(おん)』で

判断してしまうところがあるの。

苗字と名前がしっくりこない子は、家で反抗的なんだろうな〜とかね。

はずれも多いけど、たまにゃ当たることもあるのよ。


この怪しげな感覚によると、私の中でゴーンさんは

やがて去りゆく人のはずだった。

去るはずの人が長居をすると、色々あるのは当たり前なのよね。


日産は、ひところ一世を風靡したスカイライン神話から

なかなか抜けられなくて、時代が変化してもスポーツカーにこだわった。

そのため、軽自動車の開発が遅れて会社が危なくなったの。

違ってたらごめんなさいね。

リアルタイムで見てきた私は、そう認識しているのよ。


そこへ彗星のごとく現れた、濃いおじさん。

それがゴーンさん。

しがらみの無い外国の人だもの、日本人に容赦ないわよ。

バッサバッサと、リストラに工場閉鎖。

優秀なデザイナーや技術者も他社へ流れたはずよ。

これで得をしたのがトヨタやマツダだったら、面白いわね。


で、ゴーンさん、しがらみの無さを活用してバッサバッサやった後は

去るはずだった。

ここで去れば「厳しくも立派な経営者だった」で終わったはずなのよね。

でも、去るには惜しいお金や権力を握ってしまった。

おいしいから、去れねえじゃん。

こうなると欲も出るってもんよ。

なるべくしてこうなったと思ってるわ。


閉鎖やリストラで浮いたお金が

ゴーンさんの懐に入っていたとしたら

解雇された人たちは、腹が立つと思う。

今後はクロをどこまでグレーに薄められるか

じっくり眺めましょうっと。

ああ、今日も勝手なこと言っちゃったわ。

ごめんなさいね〜!
コメント (4)
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