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殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

話題の変装

2019年03月08日 08時20分17秒 | みりこんばばの時事
私は建設業界人だから、作業服にはうるさいの。

作業服といえば、何といっても『寅壱(とらいち)』。

とび職だった社長が作り上げた、一流ブランドよ。


私は着ないけど、家族の作業服をさわっていたらよくわかるわ。

生地とデザインがダントツに優れていて

ベルト通し一つ、ポケット一つにも

目からウロコのアイデアが発見できるの。

動きやすく、疲れにくく、肌触りが良く

さらに安全を考慮した実用的な作業服でありながら

とび職由来の粋でいなせなおしゃれ心も、ちゃんと盛り込まれてる。

着てるとカッコよく見えるんだわ、これが。


とても丈夫で、洗濯しやすいのも嬉しいわね。

お値段は一般的な作業服より、少々高め。

だけど、それで得られる快適と安全とスタイリッシュはプライスレスよ。



とまあ、作業服を語らせたら長い私。

保釈されたゴーンさんの姿を見て、あぜんとしちゃった。

あの変装は無いでしょ。

帽子は、工場の人がかぶる内勤用。

作業服は、内勤でも屋外の現場でもいけるオールマイティ型。

オレンジ色の安全帯は、ガードマンや工事の人用で

屋外の現場しか使わないわよ。

チグハグのバラバラで、あまりにも不自然。


変装は弁護士の指示だそうだけど

作業服なんて着たことないホワイトカラーの人が

「こんな感じかな?」と当てずっぽうで揃えたのかしらね。

今朝の新聞によると「うちの帽子だ」と言い出した会社があったそうよ。

その会社、日産とは無関係で何も知らなかったんですって。


ゴーンさんもよく知らないから、用意された物を着ただけ。

事故防止や渋滞回避の目的で、マスコミの追跡を避けようとしたんだろうけど

かえって悪目立ちしちゃったわね。

同じやるなら、帽子よりヘルメットの方がよかったんじゃない?


それはそうと弁護団の中に弘中惇一郎弁護士が入ったと聞いて

「ああ、やっぱりね」

と思ってるのよ。

だって弘中弁護士、無罪請負人と呼ばれるすご腕なんだもの。


彼が弁護人や代理人を引き受けた有名人は、数知れず。

調べると薬害エイズの安部英、ロス疑惑の三浦和義を始め

小沢一郎、加藤紘一、花田勝、東国原英夫

堀江貴文の名前も出てくるわ。

濡れ衣を着せられた女性官僚の村木厚子さんを救ったのもこの人ね。


他にも野村沙知代、中森明菜、川崎麻世、叶姉妹‥

有名人が好きなのか、有名人に頼られるのか。

記憶に新しいところでは、ゴーストライター事件の佐村河内守

女性に乱暴したとされる高畑裕太

そうそ、不倫疑惑で奥さんだった大桃美代子とモメた麻木久仁子も

弘中氏を雇っていたわねえ。

この時は記事にさせてもらったわ。


この弁護士が出てきたら、注目よ。

クロをグレーに薄める専門家だもの。

弘中弁護士に代理人を依頼したということは

麻木久仁子が不倫を認めたようなもんだけど

そのリスクを負ってでも逃げきりたかった‥ということでしょうね。


ゴーンさんも、弘中弁護士を雇ったからには

無実と言いながらも、後ろ暗い部分があるんじゃないかしらね。

シロをシロと言い張って無実を証明する方針じゃなく

クロをグレーに薄める方針を選んだと言えるわ。


“ゴーン”‥

ずいぶん前、彼が日産の社長になって

最初にその名前を聞いた時に思ったものよ。

「去りゆく人」って。


ブラジル生まれのレバノン人だそうなので

英語のgoneとは関係ないんだけど

私って音楽が好きだからか、時たまウグイスをするからか

人や物の名前を聞いた時、咄嗟にその『音(おん)』で

判断してしまうところがあるの。

苗字と名前がしっくりこない子は、家で反抗的なんだろうな〜とかね。

はずれも多いけど、たまにゃ当たることもあるのよ。


この怪しげな感覚によると、私の中でゴーンさんは

やがて去りゆく人のはずだった。

去るはずの人が長居をすると、色々あるのは当たり前なのよね。


日産は、ひところ一世を風靡したスカイライン神話から

なかなか抜けられなくて、時代が変化してもスポーツカーにこだわった。

そのため、軽自動車の開発が遅れて会社が危なくなったの。

違ってたらごめんなさいね。

リアルタイムで見てきた私は、そう認識しているのよ。


そこへ彗星のごとく現れた、濃いおじさん。

それがゴーンさん。

しがらみの無い外国の人だもの、日本人に容赦ないわよ。

バッサバッサと、リストラに工場閉鎖。

優秀なデザイナーや技術者も他社へ流れたはずよ。

これで得をしたのがトヨタやマツダだったら、面白いわね。


で、ゴーンさん、しがらみの無さを活用してバッサバッサやった後は

去るはずだった。

ここで去れば「厳しくも立派な経営者だった」で終わったはずなのよね。

でも、去るには惜しいお金や権力を握ってしまった。

おいしいから、去れねえじゃん。

こうなると欲も出るってもんよ。

なるべくしてこうなったと思ってるわ。


閉鎖やリストラで浮いたお金が

ゴーンさんの懐に入っていたとしたら

解雇された人たちは、腹が立つと思う。

今後はクロをどこまでグレーに薄められるか

じっくり眺めましょうっと。

ああ、今日も勝手なこと言っちゃったわ。

ごめんなさいね〜!
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言葉尻をとる

2019年01月23日 07時04分01秒 | みりこんばばの時事
昨日発表された、小室圭さんの文書。
宮内庁に内緒のゲリラ公開だったそうよ。
私には人様のお書きになった文章をどうこう言う学も教養もないけど
これで文書として通用すると思っているなら
もはや変としか言いようがないわ。
小僧の世迷言にしか見えないのは、やっぱり私が腐ってるからかしら。
黒字は原文、緑字は私の独り言よ。




いつも温かいご厚情を賜り、御礼を申し上げます。
私小室圭の母とその元婚約者の方との過去の関係について
一昨年からご心配をおかけしており、たいへん申し訳ありません。

出足から大きなズレ。
国民が心配しているのは、ママと昔のオトコの関係じゃない。
圭さん、あんたの頭と心よ。



これまでに多くの報道があったことについては承知しておりますし
私がこの問題について明確なご説明を差し上げてこなかったことで
多くの方々にご迷惑をおかけする結果になってしまったことを
たいへん心苦しく感じています。
元婚約者の方との関係について母に代わってご説明したいと考え
このような方法をとらせていただきました。

だ〜か〜ら〜、関係の説明はいりませんってば。
ママがオトコからお金をふんだくったって、みんなわかってるわよ。
明確な説明が必要なのは、そういう小汚い関係についてじゃないのよ。
次々と週刊誌に暴露されてもヘラヘラし続けて
あげくはさっさと留学しちゃった、その神経についてよ。



私の母と元婚約者の方は、平成22年9月に婚約し
結婚生活を始める準備をしていました。
母の再婚については私も嬉しく思いましたし
私自身も元婚約者の方とはとても親しくさせていただきました。

若い男の子が母親の再婚を喜ぶって
かなりのレアケースだと思うわ。
年相応の男の子なら、母親も一人の女だと思い知って
内心では葛藤するもんじゃないかしら。
物分かりが良過ぎるわ。
損得勘定か、それとも幼児から成長してないのか、どっちかね。



婚約期間中、元婚約者の方から金銭的な支援を受けたこともあります。
当時、母も私も元婚約者の方とは既に家族のようにお付き合いしており
ご厚意にたいへん感謝しておりました。

さあ、おいでなすった。
「金銭的な支援を受けたこともあります」
金銭の授受や援助でなく、支援。
お金をもらったことを支援と呼んで、ベールをかけてる。
援助交際なんていう言葉が周知されているから
援助だと聞こえが悪いわけよ。
この手の文書では、よく使用される手法ね。

次に「受けたこともあります」の「も」にも注目だわ。
「も」は逃げなのよ。
この「も」が入ることによって、さりげなく問題をすり替え。
金銭授受は、たまに起きたオマケのようなものだと伝達したい。
圭さんに誠意があるなら
「数回に渡って金銭援助を受けたことがあります」
になると思うわ。



平成24年9月、元婚約者の方から母に対して
婚約を解消したいというお申し入れがありました。
母は、突然の一方的な申し入れであり、また婚約を解消したい理由について
明確なご説明をしていただけなかったことから
憔悴した様子を見せていましたが
最終的には元婚約者の方のお気持ちは変わらないと理解し
お申し入れを受け入れました。

出たわ、四行目に注目。
「明確なご説明をしていただけなかったことから」
この文書の最初のほうを思い出して。
「私がこの問題について明確なご説明を差し上げてこなかったことで
多くの方々にご迷惑をおかけする結果になってしまったことを
たいへん心苦しく感じています」
明確な説明をしてないことで自分は責められているけど
そもそも明確な説明を最初に怠ったのは元婚約者だと
さりげな〜く責任転嫁。
この文書を読んだ人がモヤモヤするのは、こういう所なのよ。



その際に母が婚約期間中に受けた支援については
清算させていただきたいとお伝えしたところ
元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」
という明確なご説明がありました。
支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題は
すべて解決済みであることを二人は確認したのです。

ほら、また出た、「明確なご説明」。
今度は自分たちに都合のいい内容だから、説明があったと言ってるけど
「明確」にこだわってるのは確かね。

でも肝心なのは「返してもらうつもりはなかった」よ。
「なかった」‥過去形なのよ。
明確なご説明だったのであれば
「返してもらうつもりはない」が普通じゃないかしら。
「なかった」は、何かの言葉の後に付けるものよ。
「当時は」とか、「別れるまでは」とかね。
怪文書なんかもそうだけど、胡散臭い文書って
過去、現在、未来がごっちゃになってるものが多いのよ。


クライマックスはここね。
「すべて解決済みであることを二人は確認したのです」
人数だけで、誰と誰が解決済みであることを確認したのかをボカして
「明確なご説明」は無し。
「二人」というのは元婚約者とママなのか、圭さんとママなのか。
当面は、この「二人」というのを元婚約者とママということにしたい。
でも元婚約者が異議を唱えた場合、「二人」は圭さんとママに変えられる。
状況次第で、どっちにも転べるようにしてるのよ。
胡散臭い文書には付き物の印象操作だわ。



実際に婚約解消後しばらくの間は、私や母が元婚約者の方から
金銭の返還を求められることはありませんでした。
ところが、婚約を解消して1年ほど経った平成25年8月ころ
母は元婚約者の方から交際していた期間に負担した費用の
返済を求めるお手紙を受け取りました。

ほほう、「ところが」ときた。
突然の請求に、当惑する母子の図を強調。
あくまで自分たちは悪くない、元婚約者が悪い。


婚約解消時の確認事項に反する突然の要求に驚いた母は
専門家に相談してアドバイスを受けるとともに
元婚約者の方と直接お目にかかって、ご要望には応じかねることと
その理由をお伝えしました。

母の話を聞いた元婚約者の方からは、私も専門家に相談して
何かあればこちらから連絡しますという反応がありましたが
連絡が入ることはありませんでした。
その後はご近所にお住まいだった元婚約者の方と
自宅周辺で偶然お会いすることもありましたが
金銭の話題が出たことはありませんでした。

丁寧な言葉を使っているように見えるけど
「お返事をいただきました」でなく「反応がありました」。
物扱いよ。
圭さんの本心がよくわかるわね。
合間で偶然出会っても、請求はされなかったと付け加えて
それとなく元婚約者の落ち度を強調。



私の母と元婚約者の方との過去の関係は以上のとおりです。

多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが
このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については
解決済みの事柄であると理解してまいりました。
そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが
連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました。
元婚約者の方のご意向を測りかねたからです。

彼ら母子の生きる指針がよくわかる一節。
「たいへん困惑」で被害者になりきり
「ご意向を測りかねた」で、おかしいのは相手のほうだと
主張して終わる手法が手慣れてるわ。
このやり方で、今まで生きてきたのね。


報道されている問題に関する母と私の認識は以上のとおりですが
私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには
今も感謝しておりますので
今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう
努めたいと考えております。

あくまで自分たちの一方的な「認識」。
その一方的な認識を元婚約者にも理解してもらいたいと考えるのを
身勝手と呼ぶんだけど、わからないみたいね。
国民が聞きたいのは「努めたい」という希望的観測じゃなくて
どうやって理解してもらうのかという具体案なんだけど
そこはボカす。



私は、現在、米国において勉学に勤しむ機会をいただいております。
多くの方々に日々感謝いたしております。
ご心配をいただいている方々のご納得をいただけるよう
努力を重ねる覚悟でおりますので
どうか温かく見守っていただけますと幸いでございます。

平成31年1月22日

小室 圭


その「努力」の内容が問題なのに、相変わらず触れずにボカす。
すでに今までも、圭さんなりの努力はしてきたと思うわ。
その努力がことごとくマト外れだから、こうなっちゃったんじゃないの。
どんな努力をするつもりなのか、はっきり言うてみ、言うておみ。
「ご心配をいただいている方々」は
温かく見守ってたら大変なことになるから、心配なのよ。
説得力無し。
この程度で弁護士になろうなんて、甘いわ。
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親方〜!

2018年09月29日 12時33分26秒 | みりこんばばの時事
貴乃花親方、引退。

残念だわ。

大相撲は神事、土俵は神域‥

貴乃花親方は現役時代も、現在も

それを体現する唯一といっていい人物だと思ってるから。


宮沢りえとの婚約と破局を経て

今の奥さん、景子さんとの結婚‥

当時は軽い男の子だなあと思ってて、あまりいい印象は無かったのよ。

花嫁衣装を着た景子さんの脂ぎった肌や、お腹を目立たせまいと

首を鶴のように伸ばしてるのを見れば一目瞭然なのに

できちゃった婚をひた隠しに隠していたのも

したたかなカップルという感じがしていたわ。


でも親方の大相撲に対する真剣さは、また別のこと。

日馬富士の一件で

日本の国技を守って次世代に繋げようとする決意を

はっきりと言葉に表した時には感動したものよ。


私、引退そのものが残念というより

これほどまでに大相撲を大切にしてきた親方を

何とかしてはじき出そうと画策する相撲界が残念なの。

周りの都合やお金のために、一つの美しい魂が痛めつけられている‥

そう思えてしまうのよ。


先日まで行われてた秋場所中、急に規則が変わって

決められた五つの派閥のどこかへ入らないといけないことに

決まったそうよ。

入らなきゃ、今後の活動はできないんですって。

それを貴乃花親方だけ、知らされてなかったというじゃない。

知らせないということは、入るなということで

入るなということは、相撲界から出て行けということよ。

子供じゃあるまいし、仲間外れのいじめだわ。


日馬富士の問題で、親方が主張してきたことを

事実無根と言って謝ったら仲間に入れてやると言われ続けた‥

これも残念。

事実を事実無根なんて、言えないわよ。


誰かが親方を引退に追い込むために

コトをうまく運んだとしか思えない。

真面目に相撲道を実践されると、そんなに困るのかしら。

朝青龍以来、おかしいわよ、相撲界。

おかしいものをおかしいと言う貴乃花親方が煙たくて

邪魔になったとしか思えないわ。


おかしいものをおかしいと言う人って

子供のように純粋で、不器用な人が多いものよ。

実直に一本道を歩んでいるからこそ

周りがおかしいことに気がつくんだもの。

おかしいと言ったら、自分の立場がどうなるかなんて考えないわよ。

ましてや彼は、伯父さんの代から大相撲一族の血統書付き。

人の機嫌をうかがいながら、うまく立ち回ることなんて

できないと思うわ。


だけどうまく立ち回るって、結局のところ

一番立場の弱い人に泣いてもらうことなのよね。

相撲界の場合は弟子だわよ。

親方、それはできない。

だから親方は、一人で袋叩きになるしかないのよ。


私、心配なの。

貴乃花親方、秋場所中に倒れたでしょう。

本当は体調が良くないんじゃないかと、何となく思ってしまうのよ。

症状がもしも深刻なもので、継続的な治療が必要だったら

場所や巡業に付いて回ることも、弟子を育てることも

今後は難しくなる。

親方のことだから、義務をはたせない自分を許さないだろうし

誰にも黙って、かわいい弟子をよその部屋に託すしかないわよね。


もしもそうだったら、親方を追い出した相撲協会の人たちや

弟子を見捨てただのと、したり顔で好き勝手を言ってる人たち

後味が悪いでしょうね。

憶測や自分なりの常識で、滅多なこと言うもんじゃないわよ。

憶測や自分なりの常識で、滅多なことばっかり言ってる

私が言うのもナンだけどさ。

おばさんの取り越し苦労だといいんだけど。


病気じゃなかったら、別の道の模索、希望。

それは政界。

相撲界から飛び出して、もっと広い視野で日本に携わる。

親方は説得力のある話し方だし

なにしろ奥さんがしっかりしているんだもの、向いてるわ。

「本当のことを告発したら、追い出されちゃいました」

これ、国政に打って出るには強い武器になると思うの。


親方が政治家になるかどうかはともかく

正しいことを言った人が、叩かれて終わるのはおかしいわ。

孤高の花で終わるんじゃなく、今の騒ぎを単なる通過点にして

もうひと花、咲かせていただきたいと願ってるわ。

貴乃花だけに。
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体操夫妻

2018年09月12日 08時41分51秒 | みりこんばばの時事
体操界、モメてるみたいね。

体操と聞くと、思い出すことがあるの。

私の母チーコは、高校で体操部だった。

平均台や床の話は小さい頃から聞いてて、実技も教えてもらってたわ。

同級生にはそこそこ有名な選手もいたそうよ。

だから私も体操部に入りたいと思ってたの。


でも入学した高校には、新体操部しか無かった。

当時の新体操は文字通り、まだ新しい競技。

新体操部の顧問をやってた先生は体育大出身で

県内のスポーツ界では一目置かれる中年女性だったわ。


彼女、新入生の私に才能?を見いだしたらしく‥

というか、身体つきを見たらわかるんだって‥

顔を見れば「入れ、入れ」と誘ってくれたけど

ボールやリボンを扱うってのが好きになれなくてねえ。

何ヶ月後かに、断ったんさ。


すると先生、怒ったね。

「こんなに言ってあげてるのに、どうしてわからないのっ?」

鬼みたいな顔になって、怖かったわ。

この人、女子の体育の先生でもあったから

授業ではビシバシ目の敵にされちゃった。


「新体操部に入らなかったからだな‥」

バカな高校生でもわかるわよ。

3年間、ずっとよ。

「みりこんは新体操やらないから太った」

とか、他の学年の授業で私の話をしたりさ。

一躍、ブラック有名人よ。


肥満児になったんなら、言われても仕方ないわよ。

だけどガリガリから3キロ増えて娘らしい体型になっただけだから

それ聞いた生徒たちは「どこが太ったんだろう?」ってジロジロ見るわよ。

嫌な感じだったわ。



今騒がれている体操の夫婦、特に奥さんの方を見て

そんなことを思い出しちゃった。

別に辛い思い出でも何でもないわ。

私は体操ならやりたかったけど、新体操はやりたくなかっただけだもの。

ただ、見た目も話し方も、当時の先生と似てるなぁと思った。

機嫌のいい時はあっさりしたおばちゃん。

でも言うこと聞かない相手には牙をむいて、とことん意地悪する。

いるわよ、そういう人。



で、体操界のドンと女帝だけど

そもそも夫婦に権力を与えたのが良くないんじゃない?

現役の頃には、立派な成績をおさめた名士かもしれない。

だけど夫婦セットで権力を握らせたら、王国ができてしまうわよ。

そうなるものなのよ、人間って。


同じ部署に夫婦で勤めるって、あんまり無いじゃない。

社内結婚したら、どちらかが辞めるか転勤するものよ。

それが常識なのよ。

なぜって問題が多くなるからよ。


私の勤めていた公立病院には、同じ庶務課で働く夫婦がいたわ。

民間じゃご法度でも公務員にはあるのよ、そういうこと。

夫婦や親子を別人格として扱う思想ね。

息子が泥棒で逮捕された市役所の職員も、息子が放火魔の保育園長も

私らの町には、ちゃんといらっしゃるわ。

夫婦で同じ部署なんざ、リベラルにとってはどうってことないんじゃない?



でもね、やっぱり厄介よ。

奥さんの方が一つか二つ、年上だったけど

旦那に転勤の話が出ると、女房が大反対しては上に直談判。

これを繰り返して勤続何十年。


旦那はいつもブラブラしてて、いたずらに長身だから

病院内の電球を替えるのも彼の仕事のうちだったわ。

昼あんどんが電球替えるの図。

笑っちゃうわ。


だから厨房の電球も替えてもらったのよ。

すると後で奥さんか怒って来たね。

「うちのマー君(旦那ね)は

あんたらにアゴで使われる人じゃないんだからねっ!」

他の電球は替えても、厨房はダメなんだって。

厨房がダメな理由?見下げてるからよ。


何か用事があって話してると

「ちょっと!今、うちのマー君と何話してたのっ?!」

奥さんが走ってくる。

嫉妬じゃないの。

旦那の身に起きたことは、全て掌握しないと気がすまないのよ。

夫婦が同じ職場だと、自然にそうなっちゃうものなの。

他人の職場で夫婦の王国を築こうとするのは、本能かもしれないわ。


みんなにそうだから、マー君は病院で浮いてたわよ。

やってる仕事といったら、院内のメンテナンスと

あとは週に1〜2回、同系列の病院へ車で1時間かけて行って

給食用の米を分けもらうくらい。


マー君、たいした仕事も無くて暇だから、誰かれなく話しかける。

話しかけられた方は、奥さんに問い詰められるのが嫌で避ける。

マー君はますます孤独。

でも奥さんを愛してるんだか、口じゃかなわないからか

苦にならないみたい。

あれから10何年‥病院の電球もLEDになっただろうし

マー君、ますます暇でしょうね。


このように夫婦で同じ仕事してると、小さなことから面倒くさいのよ。

自営業なら、多少の勘違いは自分の身に返ってくるから

自業自得で済ませられるけど、よそから報酬もらってると

なぜかひどい勘違いをする人が多いわ。

奥さんはみんな、恥も外聞も無い猛女になる。

公私が分けられなくなるのが、原因だと思うわね。


しかも、ある程度の地位があってごらんなさい。

金メダルにゃ、誰も反抗できないわよ。

旦那の金メダルに乗っかって、奥さんが女帝になるのは決定事項ね。


ドンと女帝がニコイチだと、ますます大変よ。

旦那と自分を神格化して、周りが崇めてくれなきゃ気がすまない。

自分ら夫婦の立場を守るためなら、どんな暴言でも吐く。

そんな奥さんに全幅の信頼を寄せるドン。

愛想振りまく必要が無いから、顔の筋肉あんまり動かさなくなって

ホッペが下がり、口がへの字になっちゃった女帝。

この夫妻、森友学園問題で一世を風靡した

籠池夫妻に似てると思わない?

そうよ、みんな、ああなるのよ。


問題自体は、どの世界でもよくあることだと思うわ。

要は夫婦で監督やってる朝日生命体操クラブに

あの女の子を引っ張りたかったんでしょ?

そのためにコーチと引き離したかったんでしょ?

体操界の重鎮という地位を利用して、よその団体にルール変更を伝えなかったり

これまでにも有望な選手を朝日生命のクラブに移籍させようと

脅したりすかしたりしてたんでしょ?

そんでもって目をつけられた子や関係者は、反抗できなかったんでしょ?


よその監督やコーチが手塩にかけた子を

自分たちのクラブに移籍させれば、そりゃ楽だし勝ちやすいわねえ。

その陰で、たくさんの人が泣いてきたと思うわ。

夫婦セットで権力を与えてしまうと、一枚岩になって崩すのが大変だけど

今回、はっきりできて良かったんじゃないかしら。


周りに年寄りがいる人はわかると思うけど

多くの老人は、だんだん自分のことしか考えられなくなるの。

思い通りにならないと、どうしたらいいかを考えるより先に

怒りと復讐心が湧くものなのよ。

チヤホヤされてきた人は特にひどいわ。

そりゃもう、あからさま。

老害というやつね。


昨今のスポーツ界は、いろんな問題が浮上してきてるけど

老人絡みが多いみたい。

居心地が良くて長居をし過ぎたせいで

せっかくの輝かしい経歴が台無しになって

晩節を汚すのはもったいないと思うのよ。

戦後の日本に希望を与えたとして、もてはやされてきた人たちに

引き際が訪れているのかもしれないわ。
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身近な脅威

2018年08月17日 19時35分07秒 | みりこんばばの時事
今から30年近く前のこと。

長男が小学生の頃

私はPTA役員で研修部長という役をやっていた。

この役はそもそも、夫が引き受けたもの。

でも彼、PTA活動に勤しむうちに

長男の副担任と不倫関係に陥り、短期間ながら駆け落ちしやがった。


このことは学校の内外で評判となったため

PTA会長以下、役員が激怒したのは言うまでもない。

当時のPTA活動は活発で、縦の関係が運動部並みに厳しかった。

彼らは夫がしでかした行為の善し悪しよりも

「会長以下三役の監督不行き届き」という事態になるのを恐れていた。


問題が問題だけに、先生たちも困っていた。

「駆け落ちで、役員が一人抜けました」

では、全校の父兄に申し訳が立たないからだ。


そこで私に夫の身代わりを務めるよう、P&Tからお達しが。

仕方なく引き受けた。

自分の亭主の不始末なんだから、そうするしか無いではないか。


夫がいなくなったのは夏休み中のこと。

夏休み明けの9月には、研修部長率いる研修部主催の

大きな行事が待っていた。

その行事ってのが、体育館に集めた全校児童と親に向けて

研修部が何か出し物をするというもの。


これまでやってきたのはアマチュアの指人形や紙芝居、演奏会など。

テーマは道徳や差別など、年ごとに決められていて

その年は平和教育だった。

「できれば戦争のこととか‥」

研修部付きの教師は言う。


何をやるかは、研修部長に一任されていた。

そこで私は「児童書を元に影絵でも作ったれ‥」と考えた。

ところが、会長以下三役からストップがかかる。

著作権がどうのこうの言い出したのだ。


その数年前、研修部は当時流行した

『一杯のかけそば』という紙芝居をやった。

父親を亡くした母子が3人で蕎麦屋に入って

一杯のかけそばを3人で分けて食べた話。

日本中が泣いた!みたいな大宣伝で、一大ブームが起きたものだ。


余談になるが、私はこの話、好きじゃない。

蕎麦屋へ一緒に入れるお母さんがいるのだ。

うらやましい話ではないか。

どこが泣けるというのだ。



話を戻すが、その『一杯のかけそば』を紙芝居にするにあたり

著作権をお気になされた思慮深いPTA会長様は

作者のおじさんに会いに行って、本人から直接承諾を得たと言う。

それは武勇伝めいた伝説になっており

これをやらなきゃ著作権侵害になってしまうと、彼らは口々に言う。


亭主の不始末で女一人、役員に紛れ込んだ私を

彼らは温かく迎えてくれはしたが

こういう時は、女がどこまでできるか

薄笑いを浮かべながら試している雰囲気を感じた。

男って面倒くさい。


はるばる作者に会って許可を得る気なんて、怠け者の私にはさらさら無い。

「作りゃええんじゃ、作りゃ」

と思い立ち、一晩でオリジナルのシナリオを作った。

母親の被爆体験を元にした、ほぼドキュメンタリー。

子供の頃からさんざん聞かされていたので、簡単だ。

これで影絵を作って、スライド上映をするつもり。


こっぱずかしいので自作というのは言わずに

役員会で原稿を配り、この計画を発表した。

影絵の方は、統一感を出すために私が何十枚かの下絵を描き

それを皆に塗ってもらえば全員参加になると提案した。


どうなったと思う?

私は三役を始め、役員の人たちに詰め寄られた。

「著作権をちゃんしておかないと、後で厄介なことになる」

「これを公にしたら、この体験をした人は傷つくのではないか」

「本人の許可は取ってあるのか」

めんどくさ。

自分で作ったと言い、本人はもう死んでいるので

許可は取れないと言ったら静かになった。


ここで、読み聞かせの会で活躍している学校事務の女性が

「どうしてもこれを子供たちに読み聞かせたい」

と言い出してナレーターに立候補。

さらに役員の一人の職業カメラマンが

影絵を撮影してスライドにしてやると言った。

その人たちの援護もあって、研修部主催の影絵は

すんなりと実行が決まった。


良かった良かった。

これで行事は楽勝よ!

と言いたいところだけど、そうは問屋が卸さない。

私の前に立ちはだかったのはサヨクという生物。


この人、うちの子と同級生の母親だが、確固たる思想をお持ち。

夫婦共に在日枠の中途採用、無試験の地方公務員とご紹介すれば

その厄介な品質がわかるだろうか。


一家はその前年、いずこからか引っ越してきた。

夫婦が国を相手取って複数の訴訟を起こしているのは

報道によって周知の事実。

係争中の案件や裁判費用の出どころを考えれば

強大な組織の一員ということも、やはり周知の事実。


授業参観後の懇談会では、人の言葉尻を取りまくり

自分の演説に持ち込もうとするので、毎回そりゃもう大変だった。

下手に関わると、いつ、何を理由に訴訟を起こされるかわからない。

周りは遠巻きにして、様子をうかがうしかないのだった。


シナリオの添削会議で、その人が得意げにおっしゃるわけ。

「昭和という元号の使用は認められませんっ!」

「お嫁入りという言葉は、使ってはいけないんですっ!」

キャンキャン、うるさいのなんの。


吠えるモンチッチみたいなこの人

当時は自費出版で童話を出したばかり。

これも組織のバックアップなのか

新聞やテレビがもてはやしたので、皆知っていた。

だから本人はプロのつもりで

「私が出版した童話なら、表現に問題はありません」

と言い出した。

つまり自分の作品を取り上げて欲しかったらしい。

それならそうと、早く言ってくれればいいものを。


が、しかし‥

「元号を認めない」などと

上から目線で言う権利がどこにあるのか。

しかもそのついでに自分の作品を売り込もうとする小ズルさ。

私はこれに反発し、絶対にやらせるものかと心に誓った。


とはいえ相手は、百戦錬磨の組織的思想人。

教師たちは日教組の方針で彼女寄りの思想を持っていて

君が代を歌わないの国旗は揚げないのと騒いでいたが

この時はモンチッチの剣幕にたじろいで無言。

日頃、そんな教師たちに批判的な三役もおし黙り

チュンタローに甘んじる構え。


そこで私も討論を避け、昭和は「今から◯十年前」に変えて

「お嫁入り」のフレーズが出てくる部分はバッサリ割愛した。

自作だから、どうにでもできるもんね。


彼女の繰り出す思想発言に、皆もうんざりしていたのか

腕組みをしながら次々と難癖をつける彼女を置き去りにして

影絵の製作は盛り上がった。

塗り絵は楽しかったらしく、日が暮れると学校に集まっては

役員一同、嬉々として取り組んだ。



影絵の上映は、リハーサルを経て本番を迎えた。

事務先生のナレーションは観客の涙を誘い

カメラマンの作ったスライドは見事な出来栄えで

行事はまずまずの成功をおさめた。


私は大任を果たし、ホッとすると同時に

公平や平等を振りかざし、特殊な思想を強制しようとする人間が

組織によって身近に配置され始めていることを改めて思い出した。

世の中がおかしくなっていることに気づいた、最初の出来事だった。
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一枚の葉書

2018年08月15日 20時37分35秒 | みりこんばばの時事
友達の友達が、自衛隊の方から受け取った葉書をご紹介します。

復旧作業と入浴支援に訪れていた自衛隊の方々に

彼女は畑で作った野菜を差し入れました。

そのお礼状です。

個人情報が入っているため、写真を載せられないのが残念です。

写し書きでご容赦願います。



『暑中お見舞い申し上げます。

猛暑が続きます折から、◯◯様におかれましては

いかがお過ごしでしょうか。

西日本豪雨災害派遣の際、◯◯市の活動中はひとかたならぬご厚誼を賜り

厚く御礼申し上げます。


私たちは◯◯市を離れました後、△△市に拠点を移し

現在は大阪の◯◯に帰っております。

◯◯様から差し入れを頂きました日は、大変暑く活動自体も大変困難で

訓練された隊員もレトルト食の毎日で徐々に疲労が蓄積している状況でした。

そんな時にご好意により頂きました差し入れのトマトやきゅうりは

野菜を食べていなかった隊員にとって大変嬉しい差し入れでした。

更には励ましのお言葉まで頂き、隊員一同大変嬉しく心強く感じ

元気をもらうことができました。


時節柄、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げ

1日も早い◯◯市の復旧と、被災されました皆様の平穏無事を

願っております。

ありがとうございました』


伏せ字以外は原文のまま。

差出人は第一中隊長・一等陸尉の個人名。

最後の「ありがとうございました」は手書きで

葉書の中心には陸上自衛隊・普通科連隊のマークが入っています。


ちゃんとしてるって、こういうことなのね‥

心がこもっているって、こういうことなのね‥

そう思いました。

日々の忙しさに甘えて

人の恩に報いるという大切なことを

忘れてはならないと思いました。


今日は終戦記念日。

いい日になりました。
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爺さん&とっちゃん坊や

2018年08月10日 14時07分27秒 | みりこんばばの時事
『ボクシングの爺さん』

ずいぶん前になるけど、友人夫婦の息子がプロを目指して

高校と大学でボクシングをやってたのよ。

大学で拳を骨折して夢は終わったけどね。


その夫婦から、この爺さんの名前は何度か聞いたことがあったの。

当時は会長じゃなくて、協会のえらい人の一人だったと思うけど

この辺りにもよくある苗字だったから、名前だけ覚えてたのよ。


話の内容は聞き流していて、残念ながら覚えてないわ。

だって、子供自慢ってウザいじゃない。

上の空よ。

ただ、裏社会との繋がりが深い人‥

そんなニュアンスがあったことは覚えてるわ。


驚きゃしないわよ。

プロレスとか、興行収入が発生するスポーツは芸能界と似てて

どこかで裏社会が関与してるものだし

その前段階であるアマチュアに手が伸びることは

不思議でも何でもない。

だから今回の件で、「ああ、この人のことだったんだ」。

顔と名前が一致したわけ。


私、これね、ワガママな会長さんがゴタゴタのあげく辞めさせられた‥

そんな話じゃないと思ってんの。

在日外国人に、日本の権力を与えたことによる

失敗のてん末なのよ。


こういうこと、たくさんあるわ。

ちょっと前の、レスリングコーチのパワハラもそうじゃない?

その前の悪質タックルも、どの人がそうなのかで

問題の性質はガラッと変わるわ。


スポーツに限らず何か騒ぎが起きて、しつこく長引いている時は

まずそれを考えながら眺めると、本当のことが見えてくるのよ。

日本人同士のもめごとだと思うから、わけがわからなくなるだけで

外国人が日本で起こした騒ぎだと知ったら納得できるわよ。

密入国して日本人に成りすました移民や、その子孫たちによって

日本がいかに食い散らされ、いいようにされているかが

よくわかると思うわ。



全員とは言わないけど、あの国の人たちって

権力を握ると、自己中心的で横暴な本当の姿が出てしまう。

そういう国民性なのよ。


上に上がって権力を握ったら最後、好き勝手のやり放題。

日本の品性や道徳は通用しないわ。

王様を脅かす者は、怖〜い同胞を差し向けて黙らせる。

で、身内やお気に入りを引き上げ、同胞で甘い汁を吸う。

パターンよ。


起承転結を用いた論理的な日本語が話せないから

すぐ大声で恫喝して強制終了。

困ったら「男の道」だの「歴史の男」だの、ご大層なセリフで誤魔化す。

凝視に努力の必要なお顔立ちや、金ブチのメガネと共に

これもパターンよ。


告発した人や反旗をひるがえした人たち、よくやったと思うわ。

でも油断は禁物。

こういう人は、執念深く干渉を続けるわよ。

一度チヤホヤされた味は忘れられないもの。

日本を取り戻せ!




『とっちゃん坊や、アメリカに行く』

取り戻しついでに、例のあの子も日本の品性や道徳が通用しないのよね。

「ここまで言えばわかるだろう」が効かなくて

周りは困り果ててるってところかしら。


女性側のお祖母様‥「二人には、それぞれ別の道を歩んでもらいたい」

本家の兄嫁さん‥「あの方で大丈夫でしょうか」

直系の男性はお立場上、言うわけにいかないから

配偶者の口を借りて、全力拒否の構えを表明。

「生命を狙われる危険性がある」

警備関係者は、なにげに怖がらせてみたり

「現状のままでは結納は行えない」

ご両親もかなりはっきり言ってみたけど、馬の耳に念仏。


で、本人はしれっとほざく。

「あちらのお母様は帰国子女だから

日本語があまり理解できないのでしょう。

僕の話もわかっていないご様子なんですよ」

もうね、ナメきってるわ。

お手打ちにすりゃいいのにさ。


その後、「現状のままでは‥」を勘違いしたのか

「現状打破」を目指して明るく渡米。




私、出発の時、ちょっと期待していたのよ。

この子のお母さんの元交際相手が空港に現れて

「金、返せ!」と叫ばないかしらって。

それが怖くてSPゾロゾロ、お母さんも見送りに来ないのかなって。

でも何も無くて、ただの大名行列だったわ。

残念。
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地名と漢字

2018年07月19日 08時14分03秒 | みりこんばばの時事
3年前、私の暮らす地区で防災に関する勉強会があった。

市外から防災士と呼ばれる専門家を招いて講義を聞いた後

皆で近所を散策し

危険が予測される場所を実際に見て回るというものだった。


その時、配布された資料の中に興味深いものがあり

ここでご紹介したいと思ったが、はばかられた。

私は単に地名に隠された意外なメッセージに驚き、魅かれただけだが

見る人によっては不安と誤解を招く可能性がゼロではないからだ。


けれどもこの度、地域で豪雨による災害が起きたため

そんな綺麗事を言っていられないんじゃないか‥

と思い直し、ご紹介する。

すでにご存知であれば、あしからず。




梅、桜、萩、椿、草‥

草はともかく、美しい花の名前が並ぶ。

何を意味するか、わかるだろうか。

これらの漢字が使われた地名は要注意だそうである。

土砂崩れや土石流が起きやすいとされているからだ。


スピリチュアルの世界ではない。

過去、実際に土砂崩れや土石流で流された場所を指す。

その過去とは、はるか昔の江戸時代や明治時代。

災害発生の事実が、これらの漢字に表されているという。

災害の規模は、地形と大きな関連性があるため

一度起きた場所は二度、三度と繰り返し発生する可能性が高いという。



★梅(うめ)‥「埋(う)め」に由来。

土砂崩れで砂が堆積した土地の可能性がある。

人工的な埋立地の意味もある。


★桜(さくら)‥「狭(さ)」と「割(さ)く」に由来。

豪雨で崩れやすい山間部。


★萩(はぎ)‥「剥(は)ぐ」に由来。

表面が剥がれ落ちるような、斜面の崩落が盛んな土地。


★椿(つばき)‥「戯(つば)ゆ」に由来。

戯ゆとは、たわむれるという意味で知られているが

刈り取るという意味もある。

侵食された崖地や、崩壊しやすい地形の土地。


★草(くさ)‥「腐る」「臭し」に由来。

崩壊しやすい地形、硫黄臭などを放つ地形。



植物に続いて動物編。

★猿(さる)‥「去る」「曝(さ)る」に由来。

曝るとは、さらされるという意味。

崖地などを表し、外気に曝されて崩れやすくなった場所。


★駒(こま)‥「転(ころ)」と「間(ま)」の組み合わせに由来。

川と川に囲まれた土地で、洪水発生地帯。


★鷺(さぎ)‥「裂(さ)く」「割(さ)く」に由来。

大きく切り開かれ、裂かれたような谷間。


★蟹(かに)‥「掻く」「薙(な)ぐ」の組み合わせに由来。

地面が浸食作用によって剥がれやすい傾斜地。


★亀(かめ)‥「噛む」に由来。

水が土や岩を激しくえぐり、侵食されて陥没した地形。


★鮎(あゆ)‥「揺く(あゆく)」に由来。

揺れるという意味で、軟弱な地盤を表しており

地震災害が発生しやすい。


★蛇(へび)‥土砂崩れを「蛇抜け(じゃぬけ)」と呼ぶことに由来。

大雨によって土地が崩れる可能性が高い場所。

蛇崩(じゃくずれ)というのもあり、川岸や崖などの斜面の土砂が緩んで

崩れそうな場所を指す。


★津留(つる)‥鶴の首の形状に由来する。

水路のある低地で、川が鶴の首のように曲がった

水害が起きやすい土地。


★龍(りゅう)‥水神の龍に由来。

龍がのたうち回るような激しい豪雨や津波など

多様な災害に襲われやすい場所。



その他にも色々ある。

★柿(かき)‥「掻く」「欠く」に由来。

爪跡が残って欠けた土地を意味する。

崩れやすい崖地帯や堤防決壊による氾濫および津波常襲地。


★女(おな)‥「男波(おな)」に由来。

荒々しい波という意味で、過去に津波被害を受けた可能性あり。


★釜(かま)‥「鎌」の湾曲した部分に由来。

えぐったような崖地や、海辺の急に深い場所

水のたまりやすい場所。


★倉(くら)‥「刳(く)る」「崩(くず)れ」に由来。

刳るとは、えぐるという意味。

山中の切り立った岩盤、断崖など非常に崩れやすくなった土地。


★滝(たき)‥「滾(たぎ)る」に由来。

煮えたぎる、の滾るである。

水が激しく流れることによって、浸食作用が盛んな絶壁や崖。


★灘(なだ)‥「傾(なだれ)」に由来。

傾斜地、または川の流れが激しく、荒々しくて不安定な場所。


★荻(おぎ)‥「穿(うぎ)」に由来。

穿つ(うがつ)という意味で、崖などの地形

または過去に災害を受けて荒れ地になった場所。


★袋(ふくろ)‥水に囲まれた袋状の地形に由来。

堤防決壊や越水が起こった場合に浸水しやすい土地。


★衾(ふすま)‥「狭間(はざま)」「伏す」に由来。

低地のため水が流れ込む、地下水多量な浸水地。


★野毛(のげ)‥「抜(ぬ)け」「除(の)け」に由来。

岩石の崩壊地や崖などの危険な地形で、地すべりが起きやすい。


★放(はな)‥「放(はな)つ」に由来。

取り払う、壊すの意味で

沼沢地から大量の水を「放ち出す」場所。



漢字のイメージとは裏腹に、思いもよらぬ使われ方をしているのは

おわかりいただけると思う。

あからさまに表現することをはばかったのは何となくわかるが

当て字にもほどがある。

そこが私の感覚をくすぐったのである。


以上はあくまで資料の一つであり、可能性の一つ。

あなたの住んでる土地に、この字が入っているから危ないわよ

というものではない。

これらは小さな集落や土地に古くから伝わる通称‥

つまり字名(あざな)であって、現在の住所登録とは異なる場合も多い。

後世になって新しく名付けられた地名に

これらの漢字がたまたま入ることもあるので、いちがいには言えないからだ。


しかし該当する字が使われた、古くから存在する地域が

住まいやその上流にある場合、注意して生活するに越したことはない。

また、住宅を購入する際や引越しの際は

周辺の地形の把握と共に、古い住人に話を聞いて

上流や周辺地域の呼称をチェックすることが必要だと思う。


周辺の災害慰霊碑の有無や、竹やぶの有無を把握するのも有効だ。

災害は地形と関連性が高く、そして繰り返すわけだから

災害慰霊碑が存在するということは

再び同じ災害が起こる可能性が高いということになる。

そして竹やぶは土砂崩れや地すべりで、木がすっかり無くなった所へ

生命力の強い竹が生え、やぶになるケースが多いので注目すべき点である。


そんなこと言ってたら、どこにも住めないじゃん!

ということになりそうだが、災害は全国どこでも起こりうる。

備えあれは憂い無しの精神で、避難袋や避難場所の確認に加え

日頃から周辺を見回して、異変に気付く知識と感覚を養うことも

大切な防災行為だと思っている。
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やっぱ、これでしょ

2018年07月08日 10時12分04秒 | みりこんばばの時事
豪雨、大変でしたね。

安否を気遣ってくださり、ありがとうございました。

皆様に被害はありませんでしたか?

お見舞い申し上げます。




凄まじさのあまり、すでに有名な写真となったこの1枚。



カーディガンとワンピースを同系色の濃淡にして

夏らしい装いのカヨさん。

色白なので、淡いブルーがとてもお似合い。


同系色の組み合わせは、ともすればボヤけた印象になりがちだけど

カヨさんは、大きめのサングラスで全体を引き締めながら

ミステリアスなムードを演出。

白と黒でまとめた周囲の男性までも

カヨ・ブルーを引き立てる背景にしてしまうあたり、さすがだわ。


風を切ってドスドス行進しても

肩にかけたカーディガンが脱げない不思議は

まさにカヨ・マジックね。


薄手の柔らかい素材は、太めの中高年女性が避けがちなもの。

軽くて動きやすいから、本当は着たいんだけど

崩れたプロポーションを強調してしまう恐怖が

その願望を打ち消すのよ。

中高年女性の遠慮をものともせず、着たいものを着るカヨさん。

度胸だけは、あっぱれだわ。


加齢で色素沈着したヒザと共に、細くも長くもない生足をさらすと

どうしても生々しく見えるものよ。

目にした人に迷惑がかかるし、自分も恥ずかしいから

年を取ると自然に隠すようになるんだけど

彼女には、その自然がまだ訪れていないようね。


トレードマークのペタンコ靴を洋服と同系色でまとめたのが

唯一共感できる部分ではあるけど

サングラスでドスを効かせるなら

ヒールのある高級な靴の方がいいんじゃないかしら。

写真じゃわかりにくいけど、短い生足はアンクレットで飾られてるわ。


このお姿に、どうしてもこのフレーズが浮かんでしまうのよ。

『化け物のよそ行き』。

息子さん、恥ずかしくないのかしら。

あ、最初から恥知らずだったわ。

こんなのを警護しなきゃならないSP、本当にお気の毒。
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似て非なるもの

2018年06月28日 21時21分43秒 | みりこんばばの時事
偶然とは恐ろしいものです。

こんなことって、あるんですね。



似て非なるもの‥

『名前』


圭(けい)さん。



慧(けい)さん。




『三菱』


元、三菱UFJ銀行勤務‥1年弱で退社。



日本郵船勤務‥三菱系。




『海』


海の王子。


海運の貴公子。







おかしいなぁ‥貴公子は僕のはずだったんだけど‥?



ねぇ、お母さま?

そうよ、圭ちゃん、あなたが一番。
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ドンファンに鬼姉

2018年06月21日 10時50分10秒 | みりこんばばの時事
『紀州のドンファン』

家に7億の現金があるとテレビで言っちゃったら

狙われるのは当たり前よ。

その割にセキュリティが甘かったら、もう必然ね。

だから犯人が誰だろうと、興味は無いわ。


だけどこのニュースを見て、何だか懐かしい気持ちになっちゃった。

今は亡き義父の友達に、こういう人、多かったのよ。

気さくでチャーミングで、不遜で、品が無くて、小さいお猿さんみたいな‥

簡単に言えば、豊臣秀吉ふうな人。

もちろん女性関係もお派手だったわ。


一緒にゴルフや旅行はもちろんのこと、困った時は相談に来たりして

義父もできるだけのことをしていたわ。

いい時はいいんだけど、長い年月の間には

波風の立つ経営者も出てくるものでしょ。

相談の内容は訴訟問題や相続問題、申告漏れなんかのヘビーなものが多かったわ。


それらを義父が解決できるわけじゃないの。

そんな力があれば、先に自分の会社をどうにかしてるわ。

だけど顔だけは広かったから、適任の人を紹介したり

詳しい人にたずねたり、あれこれ骨を折っていたものよ。


で、義父が寝付いた途端、彼らとの親交は途絶えたわ。

お見舞いはおろか、お葬式にも、どなたもお見えにならなかった。

そんなもんかもね。




『大阪で姉が弟を自殺に見せかけて殺害』

父親が創業した会社の役員をする姉が

やはり役員の弟を殺害したとされる事件。

建設系の業種に姉弟の確執‥他人事とは思えないわ。


この姉弟の父親は二つの会社を持っていて

本線の建設会社は40才の弟が

水道工事系の会社の方は44才の姉が、それぞれ社長をつとめていたみたい。

憶測だけど、業界の常識からすると姉の水道系は弟の建設系の下請けで

弟の会社より規模が小さかったんじゃないかしら。




決してよそ様のことは言えないんだけど

見たところ、あんまり羽振りが良さそうには見えないわね。


会社をきょうだいで分かち合うのは、モメる元なのよ。

骨肉の争いが普通で、平和な方がレアなんだから。

きょうだいなのに‥じゃないのよ。

きょうだいだから‥なのよ。

鬼の一匹や二匹、出てくるってもんよ。


こういう環境って、起業した父親は昭和のワンマン経営者で

子供は何不自由なく甘やかされて育ったと相場は決まってるわ。

そういう家の子が姉と弟だったら

きついお姉ちゃんと優しい弟の組み合わせもお決まり。

大人になって親が弱ってくると、当たり前のように子供が経営を引き継ぐけど

身についているのはプライドだけで

逆境の乗り越え方なんか、知るわけないじゃないの。


色々と問題が起き始めるのは、たいてい落ち目になってきた頃だわよ。

姉は考えると思うわ。

弟がしっかりしてないから、自分とこの仕事が減った‥

もしかして、嫁がセーブしているのかも‥

そうよ、あの嫁は前から気に入らなかった‥

弟の方に本線の会社を与えて、自分は下請けの貧乏くじ‥

お父さんはやっぱり弟の方が可愛いんだわ‥

悶々としながら、周りの人を憎むようになるものよ。


「もし自分とこだけ潰れたら‥」

そう考えると、居ても立っても居られないと思うわ。

お姉さんが独身だったら、死活問題よね。

弟に頭を下げて援助を頼むのは、姉として敗北。

弟だけならまだしも、嫌いな嫁に知られるのは耐えがたいはずよ。


いずれにしても不安を解消するためには

弟と入れ替わって、自分が本線に立つしかない。

年も年だし、いまさらよそで働くという発想は無いから

会社経営に執着してしまって

だんだん「弟さえいなければ」になっていく。


自分を無傷で残すなら、弟の自殺がベスト。

これ以外に無いわ。

そういうのを自己中って呼ぶんだけど

邪魔者を消して成り代わろうとするのは、韓流ドラマによくある筋書きね。


それにしても、練炭自殺を図ったとされるトイレのドアを

内側から密閉するために使った接着剤の容器が

トイレの中じゃなくて別の部屋から見つかったことや

火をつけなければ練炭自殺はできないのに

トイレにライターやマッチが無かったことから他殺と断定するなんて

刑事ドラマや探偵ドラマみたいだわ。

完全犯罪って難しいのね。
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近時事二題

2018年06月12日 13時11分04秒 | みりこんばばの時事
《東海道新幹線殺傷事件》

新幹線にも安心して乗れない時代になっちゃった。

私は出不精だけどね。

年寄りを抱えていると、なかなか出かけられないものよ。

お仕事やご旅行に忙しい方は、気をつけていただきたいわ。


こういう通り魔的犯行があると、いつも思うのよ。

逮捕された直後の犯人って、たいていホッとしたような

落ち着いた表情をしてるのよね。


何かが取り憑くんだと思うわ。

そいつはずっと耳元でささやき続け、そそのかすの。

もう、やらなきゃどうにもならなくなるまで。

人はそれを狂気と呼ぶ。


で、やらかしちゃったらパッと離れる。

離れた後だから、普通の顔に戻ってんのよ。

でもそれは自己責任。

何でも人が悪いという考えで、不平不満で暮らしていると

似つかわしい物体が寄ってくるのよ。

犯人自らが招き入れたのよ。


「ムシャクシャしていた」「誰でもよかった」

こういうことをした犯人は、後でそう言う。

だけど誰でもよかったと言うわりに

被害者は必ずいい人、ちゃんとしてる人、これからの人。

凶刃に倒れるにはあまりにも惜しい人が、犠牲になる。

犯人の責任能力が問われて、罪が軽減されたら腹立つわ。



《幼女虐待殺人》

もうね、胸が痛いわよ。

被害者の女の子がかわいそうとか、悲しい事件とか

そんなんで片付けないでよ!と思ってるわ。


わずか5才で、あれだけの反省文が書けるのよ。

頭のいいお子さんだったと思うわ。

一方で、生命がかかっていたから

あそこまで書けるようになったとも言えるわ。

書かなければ、ひどい目に遭わされるからよ。


5才の女の子が、それほどの目に遭っていたと思うと

悔しくて残念で仕方がないわ。

虐待死と一口に言うけど、これは継父と実母によるいじめ殺人よ。

子供が親に殺される事件が起きたら

私はまず継父かどうかを見るんだけど、残念ながら確率高いわ。

心から、女の子のご冥福を祈ります。


最初に「例外もある」と、一応お断りしてから本題に入るけど

子連れの再婚って難しいのよ。

再婚相手との間に子供が産まれたら、なおさらよ。

誰だって、自分の子供がかわいいに決まってるじゃないの。

自分の子供が可愛ければ可愛いほど

配偶者が他人とこしらえた連れ子が邪魔に思えるものよ。


男性は特に、この気持ちが強いの。

女性ほど人目や評判を気にしないのもあるけど

本能だからどうしようもないのよ。

異分子を排除しようとする本能よ。


コトの重軽にかかわらず、身近な例はたくさんあるわ。

その中の一人、以前義父の会社で働いていたA君は

優しくて穏やかな、どちらかと言えば女性的な中年男性。

15年ほど前に女の子が一人いる女性と、お互いに二度目の結婚。


A君は奥さんの両親と同居してマスオさんになり

二人の間には女の子が生まれたけど

A君は連れ子も我が子も分け隔てなく、平穏に生活している‥

ように見えたわ。

でも彼から話を聞くと、実は違ってた。


自分の子供より奥さんの連れ子の方が8才年上なんだけど

A君はその子が髪を伸ばしてるのが苦痛だと言う。

落ちている髪の毛1本が気にさわる‥

洗面台で髪の毛の付いたブラシを見ると、虫酸が走る‥

長い髪を毎日シャンプーするガス代が惜しくて

シャワーの音が聞こえるとイライラする‥

「切ればいいのに」

A君は連れ子を憎むことはできなくて、髪を憎む。

私の知る限りでは、唯一の例外だと思っていたA君の本心を知って

密かに驚いたものよ。


何を細かいことを‥A君は異常なんだ‥

おおかたの人はそう思うでしょうね。

でも私にはわかるのよ。

髪の毛って、嫌悪のきっかけになりやすいの。


髪だけじゃないわ。

継子の食べるご飯の一粒一粒、継子の踏む畳の減り具合が気になる。

果ては継子の吸う空気まで惜しい。

まさかと思う事柄で、いきなり嫌悪感が湧いてしまう‥

それが義理の関係というものなのよ。


嫁舅の関係も似たようなものね。

異分子排除の本能には個人差があるので

それが強い家庭に入ってしまったら悲惨よ。

誰でも自分のやってることをイジメとは思いたくない。

そこで「教育」だの「仕込む」だの、もっともらしい理由を付けるものよ。


もっともらしい理由を付けて萎縮させ、失敗を待つ。

そしたらしめたもんよ。

言いつけに背いた、反抗したなどの、またもやもっともらしい理由で

思いっきりいたぶることができる。

だから仕打ちが残酷になるのよ。

こういうことを知らないままに生きて来られた人は、幸運ね。

その幸運を大切にしていただきたいわ。


それでもお互いに大人同士なら戦えるし、自分の意思で関係を解消できる。

だけど片方が幼い子供だったら、一方的にやられ放題よ。

配偶者を愛しているだけではどうにもならないことって、本当にあるのよ。

何をきっかけに変わるかわからない、非常に危うい立場‥

語弊を承知で言うけど、それが継父だと思うわ。


A君の場合、優しくて我慢強いという資質があったし

マスオさんなので、周囲に家族の目があった。

奥さんがしっかりしていて、確実な収入があるのも幸いしたわ。

だけど核家族の密室だったら

「髪の毛が嫌」ぐらいで済んでいたかどうか。


児童相談所、甘いわ。

幼稚園や学校も甘いわ。

警察と連動しなければ、こういう事件は増えるばかりよ。

対象になってる子供に会えない時点で、すでに異変は起きているんだから。

普通の家庭で育っている人には、わからないでしょうけどね。

途中で本能が出てきて変わるなんて、本人すらわからないもの。


私は予防が大切だと思ってる。

再婚して子供が生まれるのはけっこうなことだけど

それで家族の絆が深まるなんて思ったら大間違い。

継父の本能が発動するきっかけかもしれないことを

母親は肝に銘じていただきたいわ。


A君?

2年前、義理の娘さんが結婚して孫が生まれたの。

当初は「ちっとも可愛いと思えない」なんて言ってたけど

近頃は孫のおもりや保育園の送迎を買って出て、忙しそう。

すっかり孫にメロメロのじいじになりきってるわ。

何がどう変わるか、本当にわからないわね。
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ご近影

2018年05月26日 07時47分19秒 | みりこんばばの時事
ここしばらく鳴りをひそめた感のある、お二方。

寂しいったらありゃしない。

でもこんな時こそ水面下で

せっせとコトが運ばれているものなのよね。




ショーメのイベント。

こういうのが俺様にふさわしいもんね。

つい笑顔も出るってもんよ。





出勤はダリ〜わ。

腰掛けだと、なおダリ〜わ。




電車を待つ俺様。

誰か気づけ。




普段着の俺様。

ゴールデンウィークに誰からも誘われず

どこへも行かないなんて格好つかね〜じゃん。

だからわざわざ電車乗って、都内の図書館行ったった。




電話中の俺様。

電話は初見じゃね?

ちゃんと撮ってる?

え?シャツがシワシワだって?

GIファッション、知らないの?

“逆玉で一獲千金”の略だよ。




お母様と出勤。

お母様はSPを取り上げられちゃったから、俺様のSPと兼用さ。

守ってあげなきゃ。

え?守ってあげるどころか、すごい破壊力だって?

IJファッション、知らないの?

“居直ったら地が出た”の略だよ。




あ、間違えた。

これは秋田児童連続殺人の人だった。
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悲報

2018年05月24日 10時21分12秒 | みりこんばばの時事
大好きな料理話に興じている間に西城秀樹さんが亡くなり

星由里子さんが亡くなり

続いて朝丘雪路さんが4月に亡くなっていたことが明らかになった。

残念だ。


同じ広島県の人ということで、ヒデキには親近感を持っていた。

バンドをやっているお兄さんがいて、そのお兄さんはもっとカッコいい‥

などの地元情報が、中学生だった私の耳にも入ってきたものだ。

昔から、ヒデキにまつわる噂の一つに

実年齢より若く公表しているというのがあったが

地元では、お兄さんと混同されたのが原因だろうと一笑に付している。


ちなみに、亡き義父アツシは

パチンコ屋を経営していたヒデキの父親とゴルフ仲間だったので

子供だったヒデキと何度か会ったことがあった。

アツシの弁によると、彼は「がんぼ」だったという。

がんぼとは、広島弁で「わんぱく」という意味。

ただのわんぱくではなく、枕詞に「手のつけられない」が付くのを

この辺りではがんぼと呼ぶ。

「こいつはチョコマカ動き回って、悪さばっかりしよった」

テレビで熱唱するヒデキを見ながら、ぼそりと言うアツシは

南田洋子さんのファンであった。


20何年か前まで、県内の老舗ゴルフ場で

有名人を大勢招いたゴルフコンペが毎年開催されていた。

そのイベントはアツシが世話人の一人だったので

我ら一家も観戦チケットをもらい、何度か見に行った。


この大会に、ヒデキが呼ばれた年がある。

その年の目玉、という位置であった。

当時の彼は大ヒット曲「ヤングマン」の熱狂が過ぎ去った、中年期。

シックなグレーのセーターを着た彼は

テレビで見るのと同じで背が高く、脚が長く、カッコよかった。

芸能人オーラはハンパなく、遠くからでも一目でわかった。

屈託のない笑顔が印象に残っている。


彼が脳梗塞を患って以降は、痛々しい思いで見ていた。

それでも人前に出る意味は何だろうと考えさせられた。

彼の知名度、才能、人脈をもってすれば

成功する、しないは別として、作曲やプロデュース

あるいはデザイン方面への進路変更は不可能ではなかったと思う。


確実な収入だけを重視すれば、何かの団体の広告塔にもなれたはずだし

雑誌のコラムなんかを受け持ち

主義思想を前面に押し出して、ご意見番を気取ることもできたはずだ。

そこで政権批判や反日思想なんかを語ってごらんよ。

マスコミは大喜びで、もてはやしてくれる。

三流芸能人やスポーツ人でさえ、この手でテレビ局に媚びて

出演を繋ぐご時世なのだ。

一流の彼ならば言わずもがなである。


けれども私の知る限りでは、彼は欲を出さず

ステージに立ち続けた。

ファンが大事、歌が好きというのもあろうが

お子さんに見せたかったというのが大きいかもしれない。

生涯、一歌手に徹した姿は潔いと思う。



星由里子さんは近年、健康食品会社のCMで

血糖コントロールのコーヒーを飲む姿をよく見かけていた。

愛らしい娘役を演じていた頃は

生まれていないか、子供だったためによく知らない。


私には、脚本家の花登筺(はなとこばこ)氏と結婚した中年期に

ご主人の脚本で演じたテレビドラマ

『ぬかるみの女』の印象が強い。

上品な奥様が遊び人の夫と別れ、キャバレーのホステスになって

子供3人を育て上げる根性物語である。


「子供が3人いたら、離婚すると大変‥」

ぬかるみの女を見ながら、何度も思ったものだ。

画面の星由里子さんは、どの場面を切り取っても気高く美しく

そこにいるだけで絵になった。



朝丘雪路さんといえば、私には誘拐の二文字が浮かんでしまう。

生後5ヶ月の一人娘が、身代金目的で若い男に誘拐された事件だ。


私は当時小学生だった。

3才の時、吉展(よしのぶ)ちゃん事件と呼ばれる誘拐事件が起き

吉展ちゃんは墓石の下から、無残な遺体で発見された。

以来、世の親たちは子供の誘拐に敏感になっていたのだが

有名人も例外ではないとわかり、大人たちの話題は持ちきり。

そこで初めて、朝丘雪路という名前を知った。


それからしばらくして、朝丘雪路さんの歌

「雨がやんだら」か大ヒット。

ここで宝塚出身だということを知った。


やがて娘さんが大きくなって女優デビューしたが、鳴かず飛ばず。

そのうち母娘でバラエティ番組に出演し始め

日本画家、伊東深水の娘であることや

とてつもないお嬢様育ちのエピソードを話すようになった。


魚の骨を取ってくれる人がいなければ食事ができなかった‥

お金を持って買い物をしたことがなかった‥

などの微笑ましい話が次々と紹介されたが

これらのエピソードが頻繁に出回るようになった時期は遅い。

この時期については、朝丘さんが本妻の子供ではないため

本宅の人々が他界して静かになった頃と一致しているかもしれず

ゆえに解禁されたのではないかと勝手に思っている。


そのおっとりとした風情で

あの厳しい宝塚に在籍できた不思議はともかく

彼女がヒロインの母親役や上司役で出演するドラマは

テンポがあって面白かった。

パッと画面が華やかになる芸達者だった。


好きだったお三方が立て続けに、この世からいなくなってしまった。

心よりご冥福をお祈りします。
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近時事二題

2018年04月10日 16時42分02秒 | みりこんばばの時事

大相撲の舞鶴巡業で、舞鶴市長が突然倒れ

救命のために女性が数人、土俵へ上がった件。

誰も予測できなかった緊急事態なんだから、仕方ないわよ。

女人禁制を通したいなら、男性の医療従事者を雇って

常駐させときゃよかったのよ。

市長さん、ご無事で良かったわ。


こういうことがあると

土俵に上がって挨拶できなかったことを恨みがましく言う

女性市長さんや元女性市長さんを始め

男女同権思想を振りかざす人がいるじゃない。

私、そういうのは好きじゃないわ。

あの人たちのプライドが傷ついたことと

今回の緊急事態は別ものだもの。


とはいえ、騒動自体にはあんまり興味ないのよ。

最初に謝っとくわね。

ごめんなさい、ホント、ごめんなさいっ!

私が食いついたのは、土俵へ上がった女性の服装なの。

手前の右側の人。


「まだバックスリットの入った、ロングタイトをはく人がいるんだ!」

これに驚いて、食いついてしまったのよ。

しかも上は懐かしのブラウス。

このコーディネート、お年寄りならたまにいるけど

中年の女性では、今どき滅多とお目にかかれないわよ。

私の目は皿だったわ。




刑務所の工場を脱走した事件も気になるわ。

私の住む広島県で起きてるんだけど

行き詰まって、立てこもりなんてことにならなきゃいいけど。

小さいお子さんのいる人や、一人暮らしの人は特に心配だと思うわ。


ところで、事件が起きた愛媛県の松山市にある造船所。

1961年の開設以来、17回も脱走があったというじゃない。

塀のない作業所って、やっぱり無理があるのかしら。


でもまた、ごめんなさい!を言わなきゃならないわ。

私が食いついてるのは、受刑者が脱走した造船所。

受刑者を受け入れて、一般社員と一緒に働かせるって

なかなか真似のできない立派なことだと思うけど

完全なボランティアなのかしら?

無責任な憶測だけど、国から造船所に

なにがしかの補助金が支払われたり

税制面で便宜がはかられたりはしないのかしら?


もしもあるとしたら、少額じゃないはずよ。

造船は円高に左右される業種だから

経営手段の一つとして、いいかもしれないわね。


だけど受刑者は、昔と違ってシャバの楽しさを知ってるわ。

一日一緒に働いた社員は家に帰る‥

自分は刑務所に帰る‥

立場上、何だかきつい仕事をふられそうだし

いくら模範囚でも、あと少しで出所でも、逃げたくなるかも‥

システムが時代に合わなくなったら再考しなくちゃね‥

な〜んて考えてる私よ。

いつも身勝手で、ごめんなさいね〜!
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