めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

悪あがきのリーダー達に落胆

2018-03-12 17:37:27 | 日本人

ああ!情けない、情けない!!
日本を代表する大人の世界は、これ程にも、幼稚で我儘で、保身しか考えられない
身勝手な人ばかりなのだろうか。
日本国民は、彼らに、未来を託し、必至に働いて、身銭を納めて来たと思うと
怒りを通り越して、呆れるばかりです。
国技と言われる角界も、オリンピックで国民を感動させたスポーツの世界も、
その社会的な地位も名誉も、其々の人間的な魅力も、ガタガタと崩れ去ってい
行く様です。

考えて見れば、戦後の政界財界も、同じような事件が多く有りました。
お互いの我欲の為に、地位を利用した多額の利益供与、贈収賄、言い逃れの答弁
記憶記録の消失と、その腐った欲望の輪廻は無くなりません。
国の政は、己の欲望を隠すための隠れ蓑に過ぎず、国民の代表とは程遠い
私利私欲に満ち蛮行と言えます。

様々な疑惑に対する言い訳は、もはや、国民をバカにしているとしか言いようが無く
見ざる聞かざる言わざるの猿どもの言い訳は、目の前に示された黒い物を白だと
言い張る、常識を逸脱した、政治家というより、人の道を踏み外した餓鬼としか
言いようが有りません。

まるで、安っぽいドラマを見る様に、お互いに利益を目論んだ者達が、ひとたび
疑惑の目を向けられると、知らぬ存ぜぬの一点張りであり、何とか幕引きをして
追求の手を逃れたいとするあがきをすればする程、国民に、茶番を演ずる姿が
事件に関わった人達を浮き彫りにしているのが、誰の目にも明らかとなっています。

しかしながら、戦後、何度も繰り返す政界の悪行は、国民にとって何の利益とも成らず
日本が、いまだ、経済性の高い国家であっても、人間性の高い国家でない事を伺わせます。
様々な日本を代表する人達の不祥事や不義、疑惑が無くならないのは、リーダー達が
決して、日本人を語る器のある人間ではない事を示しています。
単に、地位や名誉や経済力があるだけの、日本を支えたり守ったりできる能力はまるでない
代表としては、無能の人々である事が解ります。

彼らに在るのは、多くの国民を代表した、類いまれな欲望の持ち主たちと言えます。
彼らが国民の前で訴える素晴らしい日本国の未来は、彼らの本心とは裏腹であり、
むしろ、我欲に満ちた本性の隠れ蓑と言えます。
国民に見せる信頼の表情、安心の笑み、我々の期待を担う力強いパフォーマンスは、
所詮、選挙の時に見せる表の顔であって、その裏に隠された本当の思いは、
我儘で独占的な野望、そして、それを誤魔化す、巧みな話術である、知らぬ存ぜぬの
他人事であり、事が起これば想定外、更には、誰かに罪を着せトカゲの尻尾切と
日本人の風上にも置けない程、欲望のままに生きて来たガキ大将に過ぎません。

確かに、彼らは、経歴を見れば、輝かしい物が有るかもしれません。
しかし、その足跡は、己の欲望を満たすために辿った足跡であり、多くの人の心を
幸せにして来たものでは有りません。
ただ、立派な人格と思わせるパフォーマンスに長けていただけと言えます。
その一人芝居の場所を、次第に、地位の高い所に移行させていっただけであり、
その間、たまたま、多くの方に関わり、最後は、国民に関わる地位に付いただけであり
全ては、欲望を満たすための手段に過ぎないのです。

まるで、小中高と、より高い得点を得るのは、学業に秀でると言うよりも、
将来、小さい頃から描いていた、欲望を満たすために有ったと言えるのです。
とは言え、多くの日本人が同じような環境で教育を受けてきた事実が有ります。
殆どの人は、自分の能力に応じた社会に散って行ったのですが、それとて、
その社会の置ける人々の在り方は、疑惑の政治家と何だ変わらないのです。
ただ、その様な、我欲を満たす条件に出会えにだけなのです。

大なり小なり、多くの日本人は、経済的に豊かな生活を要求される事から
誰もが、この様な欲に満ちた生活を送りかねないのです。
問題は、この氷山の一角の様なニュースが、たまたま、政界のトップクラスの
方々に関わっていた事であり、国民全体の注目を浴びてしまったのです。

つまり、同じような事件は、地方自治に於いても、決して珍しい事ではなく
政界と業界の結びつきは、日本に於いては、当たり前の様に繰り返されていて
その癒着が日本経済を動かしていると言っても良いのです。
残念ながら、日本人は、世界的に見て、教育が行き届き、一人一人の人格が
先進国に相応しいとは言い難いのです。

誰かが見ていなければ、知られなければ、目の前にご馳走がぶら下げられれば、
反射的に、ダボハゼの様に直ぐに飛びつく民族と言わざるを得ません。
この事は、経済的に豊かになる為の教育が成されて来たからと言っても良いでしょう。
人を蹴落としても、より豊かな生活をする事が人生の目的であるかのような教育が
多くの日本人の心を、迷わせ、考える力も無く、直ぐに美味しい餌となれば、
後先も考えず、飛びつくと言うのが現状なのです。

しかし、そんなことは無いと言う方も多いでしょう。
日本人は、先進国の中でも、教育程度が高く、モラルの高い民族とも言えます。
世界の様々な国々の人に対しても、平等に対等に関わる事が出来、偏見を持つ事無く
広い心で対処できるとする方も少なくありません。
この事は、歴史的に、外国からの侵略を受けた事が無く、対人的に人をあまり疑わず
和を以て貴しとしてきた、日本人の心豊かな生活感に有ります。

豊かな自然の幸に囲まれて来た事も有りますが、日本人は、この狭い国土の中で
お互いに協力して、生活をしていかなければなりませんでした、
台風を始めとする災害からも、国民生活を守らねばならず、対人的というより
自然災害に対する協力が一番大切だったのです。

その為、利益は、人の力というより、自然の成り行きで決まり、そこから得られた
糧を、分け合う事で、太古の日本人は生活してきました。
この日本人の慎ましい生活は、日本人の優しく忍耐強い性格を生んだと言えますが、
一方、主従の関係は、代えがたい物であり、与えられた地位を守る事が、
当たり前の様に思われてきました。

その為、下克上と言う様な事は、戦国の世以外にはあまりに存在せず、ひとたび
社会的地位が決まると、一生その地位に準ずると言うのが日本人でした。
この事は、権力を持った人にとっては、極めて安心安全を意味していて、
地位が高ければ、何をしても良いと言った風潮が生れました。

農民がどんなに困窮しようと、武士が常に潤う様に作られた社会は、
今に至っても、支配者階級の人達に伝えられ、日本は、いまだに、究極の
階級社会が存在しているのです。
欧米から伝わった民主主義も、当然建前であり、対外的なパフォーマンスに
過ぎない事が解ります。

自由主義社会と言う事から、日本は、富裕層がより豊かに過ごせる様に作られ
今では、一部の富裕層の所得が、日本の殆どの人達の所得を上回り、事実上、
トップ企業や中核企業によって日本は回っていると言えるのです。
この傾向は、世界の企業に於いても同じ事が言え、欧米や先進国の企業業績は
地球上のその他90%を超える国々を遥かに上回っています。

日本に於いても、年々その傾向は強くなり、一部の企業による独占的な日本支配が
強まる一方です。
そんな社会傾向の中、それらのトップ企業に精通する政治家たちが、彼らの方に
傾かないはずが有りません。
当然、お金に成らない一般の国民は、二の次であり、利益を得られる方々から
恩恵を受けようとすると、様々な疑惑を呼び、下手な言い訳をならべなければ
ならないのです。

本来政治家は、国民対して、公明正大に、誰をも平等に対しなければなりません。
己の利益は、国民の生活を豊かにしてこそ得られる者であり、国民が困窮し、
日々の生活にも苦しんでいるのに、自分の生活を第一に考える様では、
日本の未来は覚束ないのです。
ただでさえ高額な所得を税金から得ているのに、さらに、企業から多くの利益を
得ると言う、濡れ手に粟の状態が、日本の国内政治には頻発しているのです。
いくら、日本人を代表する方々と言え、現実では、日本人の成れの果てとでも
言いたくなるくらいの体たらくです。

私達日本人は、太古の昔から、豊かな大自然に育てられ、命の糧を得られる事に
感謝して生きて来ました。
自然を大切に、さらには、日本人同士にしても、他人を敬い、人に感謝する事で
幸せな日々を送る事が出来ました。
所が、戦後、高度成長ともなると、自然を破壊し、他人は蹴落としてでも自分の欲望を
叶えようとする人が増えました。

公害で人も自然も傷つき、日本人同士も、他人との関わり合いに疎くなりました。
お互いに利害関係が無ければ協力しないとする、日本人とは言えない性格の人間が
戦後教育によって多く生まれる事態となっているのです。
一体、日本人は、何処に行ったのでしょう。
日本人の仮面を被った、利益目的の外国人ばかりの様に思えてしまいます。

知らぬ存ぜぬで、責任逃ればかり考えている国のトップたちは、保身をして
今後の日本が良くなると思っているのでしょうか。
恐らく、自分の事しか考えて居ない事が明らかと言えます。

近々、北朝鮮とアメリカの両首脳の会談が開かれる事に成りました。
しかし、日本は、この事に関して、完全に蚊帳の外にされている事実は、
日本の安全保障が、単なる口実に過ぎず、しょせん、アメリカの前線基地
に過ぎない事を示しています。
自分達の利益だけを考え、国民の利益を真剣に考えないリーダー達の行動に
トランプも、内心、口約束で十分と位にしか思っていないのです。
自分達の目先の利益を求めている間に、世界は大きく変わって行くのです。
気が付いたら、日本が、またもや焦土と成ってしまわない様、早く目を覚まし
国民が、一体何を求めているのか、真剣に考えて欲しいものです。