めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

今年の収穫を夢見て

2015-04-30 14:46:47 | 美味しい野菜

今日は朝から庭の掃除と新しい植物の植え替えです。
すっかり夏の日差しになったベランダから、眩しい光が
部屋の窓辺を照らします。

桜が散った頃にはまだ快い朝の風が、今では、光のシャワーです。

出勤する前に先日買ってきた植物の苗を植え替えなければなりません。
すっかり枯れたゴーヤの茶色い弦とバジルの茎が、乾燥して白くなった
土の上に弱弱しく風に揺れています。

ともかく、昨年植物たちが栄養を吸い尽くした土を、肥沃な土壌に代える

面倒な作業が必要です。
鉢や栽培用トレーから土を吐き出すと、見るからに硬く水分の無い塊が
ゴロンと転がりました。

スコップで小さく砕き、砂振いで小石と砂に分ける作業が腰に来ます。

あらかじめ買っておいた腐葉土と新しい敷き石を入れ替え、更には
選別した柔らかい土を一緒に混ぜて今年の土作りが完成です。
小さなプラスチックポットに入ったゴーヤとバジルとミニトマトの苗が
新たに我が家の庭に並ぶと、頭の中は早くも皮算用です。

しかしながら、こんなにもひ弱な苗が、数週間もすると空に向かって

ぐんぐんと伸びあがり、暑い夏の日差しを遮るほどになるとは、
今から楽しみでなりません。


ネパール大地震は対岸の火事ではない

2015-04-29 18:50:18 | 自然災害

災害は忘れた頃にやって来ると言いますが、
つい数日前起こった、ネパールの大地震は、
現地の人にとって、まさに青天の霹靂であり
思いもしなかった惨事です。

連日、途絶えていた国中の情報が集まり始めると、

その被害の大きさは、日に日に増しています。
それにしても、毎年、世界中の至るところで、
様々な天災が起こっています。
中でも、地震はいつ起こるとも知れず、誰の身にも
突然降りかかる可能性が有るのです。

東日本大震災の20日程前にニュージーランドで起こった

大地震の時は、誰もが遠い南の国の事と思い
その後、我が国を震撼させる東日本大震災が起ころうとは
考えもしませんでした。

20世紀の最後の頃には、地球が破滅するとか、

日本が沈没するかも知れない大地震が起こると言った
世紀末の予言が時の話題となっていましたが、21世紀を
迎えるといつの間にかそんな話題はメディアから消えて
近い将来起こる可能性があると言う、東海沖の大地震でさえ
人々の心から消えて行ったのです。
しかし、その惨事は、10年もすると突然やって来ました。
予想していた地域ではなく、思ってもいない東北を中心に
大災害をもたらしました。

私達は、例え自分たちの命が関わるような惨禍が起ころうと、

それがまだ見ぬ未来となると、どうしても気持ちが萎えてしまいます。
数日先の事であればまだしも、何年も何十年も先となると、
そこまで気持ちを持続する事は非常に難しいものです。

何度も巨大な津波に破壊された東北の沿岸の街でさえ、

毎年行ってきた避難訓練の意味が人々の心から消えるころ
それはやって来たのです。
近い将来、東京の街にも巨大地震の脅威が心配されています。
様々なシュミレーションが考えられ、その時の災害マップには
恐ろしい未来が予言されています。

しかし、時々マスコミに取り上げられても、数年前の大地震の

記録を見せられても、そのインパクトは現実味を成していません。
私達は、過去の記憶でさえ、嫌な事は忘れ、楽しい事のみを
思い出に持ちたいものです。
その為、どんなに悲惨な状況でさえ、我身に降りかかるとは
考えづらいのです。

ならば、何の対策も取らないのかと言えば、周囲を見渡すと

一応飲料水の準備とか、家具の転倒防止処置は行ってるのですが、
そのものを見てさえも、それらの意味する重要性は忘れがちです。
近い将来やって来るその惨禍を、その日まで信じられないし
信じたくないのが多くの人々の本音であるように思えます。

ネパールの大地震を思う気持ちと、ニュージーランド大地震を思った

あの気持ちと何だ変わりは有りません。
同じ人間として被災された多くの人々に対して、心から同情しようとも
その後、日本にそれにも勝る大地震がやって来るとは決して思いません。

しかし、東日本大震災は突然やって来ました。

これから数日後、数十日後、更には数か月後にその日がやって来ないとは
決して言えないのです。
何処で被災するとは言えないものの、もう一度我が家の防災グッズや
自分たちの対処法を考える必要がある様に思えました。

                                                                                                                                                                                                                                                                 、


久し振りの食事会

2015-04-28 15:06:50 | 家族

今日は本当に暑い一日です。
朝から初夏の陽気で、気温はどんどん上昇し、朝から窓を全開にしても
寒さは全く感じられません。
季節は確実に夏に向かっています。

桜の後、緑の中に真紅の花弁を広げるツツジの姿を、自然の逞しさと美しさと

感じたものですが、この眩しいほどの光に照らされた花達は、美しさと言うより
ただ、暑さを増して入る様で、カメラを向ける事さえためらってしまいました。

ところで、昨日は、数か月振りに家族全員で食事に行く事が出来ました。
子供達は、それぞれ違った道に進み、それなりに頑張っているのですが、
余りの忙しさに、滅多に食事をする事が出来ませんでした。
たまたま昨日は全員が夕方から時間が空き、久し振りの会食となりました。

かつて幼かった頃は、私達夫婦の半分しかなかったのに、今では、身長も

体格も上回り、逆に私達が小さくなったように感じました。
四人そろって、何を食べようかと都内の繁華街をぶらついたのですが、
結局、決まらず焼肉屋に直行となりました。

昔から良く行くお店で、リーズナブルな金額設定でもあり、多くの若者で賑わい

この日も、座る席が無いほどでした。
ようやく一角のテーブルに案内されると、久し振りの肉とあって、働き盛りの
子供達は際限なく食べるのでは、と思いきや、この日は様子が変です。

一通り注文し、焼き始めたものの、一番の肉好きの娘が手を付けません。

一体どうしたのかと思生きや、何と、歯が痛くて食べられないとの事。
先ず、口に入れたのは、痛み止めと水でした。
この日急に痛み始めたとの事で、終始仏頂面です。

あきれ返って、私と妻が焼けた肉を頬張り始めると、何やらまた雲行きが怪しく

隣に座った息子が、いつもの調子で箸が進みません。
聞いてみると、来る前に歯医者に行って治療したばかりで、アルコールは飲めず、
肉を食べるスピードもいつもの半分以下です。

何と、兄弟そろって歯が痛くて食べられないのです。

数か月ぶりに揃って食事だと言うのに、なんともはや呆れた子供達です。
痛くなったのは彼らの所為ではないかもしれませんが、よりによってこの日とは、
今までの食事会とは一転して、静かなテーブルとなりました。

しかしながら、それでも、全員が揃って夜の街に繰り出すのは久し振りで

楽しいものです。ちょうど食事時と合って、街ゆく人々も店も活気に溢れています。
溢れんばかりの人ごみの中を縫うように駅に向かうと、子供達は分かれて
何処かへ行く様です。聞いてみると、娘の痛み止めを買いに薬局へ直行のようです。

私達は彼らと別れて、もうしばらく繁華街をぶらついて夜風を楽しみます。

アルコールで少しリラックスしている為、いつもの都会の喧騒も気持ち良いBGMです。
一時間ほどして我が家に帰ると、2人共ぐったりと疲れて横になったまま
この夜の想い出を語ります。

やっぱり子供二人が揃って歯が痛くて食事が上手くとれかった事が笑えます。

今では、2人共それぞれの仕事でバリバリと頑張っているのですが、
私達にとっては、幼い頃の二人と何だ変わらないのが不思議です。


我が家のお決まりコース

2015-04-24 13:05:22 | 家族

今日も朝から気温が上がり、桜の若葉も一段と緑を増してきました。
中でも、緑の中から主張しているのが、遊歩道や生垣に咲き始めた
極彩色のツツジです。
桜の控えめな色合から、夏を思わせる力強い原色に、陽の光が
一段と強く感じます。

久し振りに息子が一日仕事がオフとなり、家事を手伝ってくれる事となりました。

沢山の荷物をまとめてベランダに出す作業を一時間ほど手伝ってくれました。
日曜日と言えど仕事柄休みでは無く、不定期に休みを取っている様です。

ようやく片付いて、小休止。

力仕事を手伝ってくれたので、私の得意なドリップコーヒーを煎れる事となりました。
妻の分も入れて3人分です。
いつもは妻と二人分煎れて、ゆっくりとした時間を楽しむのですが、
今日は、息子も入れて三人分をドリップします。

しかしながら、いつもとは言え、息子の態度の大きさには困ったものです。

半分は冗談でやっているのは解るのですが、まるでお代官様の様な態度で
コーヒーを催促します。
私達に比べて、今や社会人として一番働ける時期なので、何をしても身になり
働くだけ収入も有る事も有り、ある意味、自信に溢れているのでしょう。

当然、その態度に私は、年貢を取り立てられる農民の役に徹します。

しばらくの間二人のコントが続くと、次にお姫様が乱入してきます。
私達のやり取りを見ながら、当然のごとく、上から目線の言葉から始まります。
さすが、お代官様とはいえ、御姫様には逆らえません。

それからはお決まりの姫の我ままなセリフが始まります。

そして、姫とお代官様が結託して、可愛そうな農民がイジメられることで終わります。
このパターンは、時たま加わる、漁夫の利を狙う娘が入ったりしますが、
最終的には、やはり私が全員からたしなめられて一件落着となります。

何時からこんなコントになったかと言うと、私が仕事に明け暮れている間に

妻は着々と子供たちを調教したみたいです。
かつて一家の主は家長として君臨していたのに、いつの間にかランクダウンして
今では、何を決めるにしても、多数決では絶対にかないません。

しかしながら、いまだに私が実権を握っていたら、恐らく、我が家は崩壊し

こんなバカコントも生まれていなかったでしょう。
子供達は巣立って、私達夫婦で住むようになって何年も経ちましたが、
時々顔を合わせた時に、こんな楽しいコントがいつまでも出来ればと
皆に責め立てられながら思っています。


爽やかな天気、なのに何故!

2015-04-23 13:57:11 | 家族

今日は、久し振りに朝から爽やかないいお天気です。
空気もさらっとしていて、頬を撫でる風も心地よく、
もうすぐやってくる、五月の清々しい日々が楽しみです。

ところが、何故か我が家では、何やら変です。

先ほどまで元気だった妻が、突然、頭痛を訴えて
横になってしまいました。
元々、天気が悪くなると、頭が痛くなったりしていたのですが、
最近では全くそんな症状も無く、私達もそんな病が有る事も
忘れていました。

更には、仕事の仲間である女性も、今日はめまいと吐き気が起こり

自宅で寝ているとの電話が有りました。
こんなにもいいお天気なのに、一体何故!と言いたいところですが、
これも人体の神秘と言うか、私達人間も様々な自然現象に左右され
そのバランスで生きている証拠のようにも思えます。
そういう私も、昔から困った症状が出る事が多く、いまだに、時々
悩まされます。

人生の半分を超えたとはいえ、いまだ、プライベートでも仕事でも
身体を使う事が多く、何十年もトレーニングを欠かせなかった事により
同年代の人達に比べ、メタボとか様々な成人病に悩まされることも
殆どありませんでした。

しかしながら、身体を毎日使い続けてきた結果、私の身体の

至る所が運動障害を起こし、中でも、腰や膝と言った関節の怪我は
いまだ後遺症として長く残っています。
普段滅多に痛くなったりはしないのですが、困った事に、お天気により
症状が重くなったり軽くなったりします。

特に、大陸から気圧の低い低気圧がやって来たときは、てきめんに

圧迫感から始まり、通過する一日前には、その日に怪我をしたかの様に
腫れあがって痛みが増します。
ところが、低気圧が通過した途端、まるで嘘の様に全く痛みも腫れも
何処かに消え去ってしまいます。

人間の身体の不思議ですが、私達の身体は自分が思っているより

沢山のセンサーが有る様で、例えば、一度もあった事の無い人であっても
何かしら嫌な物を感じたり、素敵な気配を感じたりするものです。

しかし、このセンサーは、比較的女性が強い様で、

下手な嘘をついても、見え見えで見抜かれている事も有ります。
そんな時、たしなめるでもなく、何も気が付かない様にして泳がせている
恐ろしい妻のセンサーには、今まで何度も驚かされたものです。
男が粋がって偉そうにしていられるのも、女性たちの手のひらの中で
監視されているからかも知れませんね。