めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

連休は都内で

2015-05-04 11:04:32 | 新宿

連休とは言え、私の仕事はいつも通り、日曜日が休日です。
昨日は、家族がそれぞれ目的が有り、私も、遅く起きた後
都内にブラブラと出かけて行きました。

連休で良いのは、都内の交通量が格段に減る事です。

いつもは車が連なる山手通りも、高速道路のようにスムーズで、
広々として感じる幹線道路に、赤く咲く躑躅の帯が色鮮やかです。

しかし、一般の車は少ないとはいえ、都内の公共機関は逆で、

地方から都心を訪れる人や、都内に残り、私のように休日を楽しむ人で
バスも電車も満員状態です。

そんな喧騒を避けて、まずは新宿に降りました。

近年駅周辺の開発は著しく、高層建築のみならず、様々なショップが開店し
以前西口の高層建築がメインだったのに、いつの間にか、駅周辺にも
まるで摩天楼のように高いビルが立ち並び始めました。

駅から10分程歩くと、新宿御苑に到着します。

ここは都会のど真ん中にあって、広大な敷地には様々な植物が植えられ
国内外から多くの人が訪れます。
新宿のビル群と対照的に、大自然の美しい緑が目にまぶしく、
巨大な森林に囲まれた森で佇んだり、広々と広がる緑の芝生で寛いだりと
大都会のオアシスと言えます。

のんびりと1時間ほど散策して、その後近くの門から出ると直ぐに

新宿の繁華街です。
それにしても人の数に驚かされます。
日本一の乗降客で知られる街ですが、やはり連休の影響でしょう、
歩けない程の人の波が続いています。
駅前から続く歌舞伎町に向かって人の流れは絶えません。

その先を見ると、多くの人々が立ち止まりカメラを向けています。

先日突然現れた、世紀の大スター、ゴジラの出現です。
ビルの屋上から頭を出したその姿は、まさに、映画の一シーンです。
映画で想定された身長と同じ高さにあるその頭は、
とてもリアルで、私達初期のゴジラファンにはたまりません。

やはり日本映画の大スターとあって、多くの家族連れが、普段では

オジサン達の繁華街である歌舞伎町の中に溢れています。
歌舞伎町と言えば、かつて私達大人の男でも怖い場所でした。
地域の方々の努力もあってか、近年、家族連れでも遊べるほどの
安全な街になった様です。

しかし、その安全の為に、何処を見渡してもビデオカメラが設定されて

警察官やパトロールの人々が目に付きます。
川の流れのように集まってくる人々と、眩しい五月の光に、しばらくいると
一体何処に行ったらいいのか、頭の中がボーッとしてきます。

早々に山手線に乗って撤退し、行慣れた渋谷に降りたちます。

地方から来られた人にとっては渋谷も新宿と変わり無いでしょうが、
休みとなると渋谷に出かける私にしてみれば、新宿よりはるか
居心地が良いものです。

それでも、夕方家に帰ると沢山の人の中を歩いたり、公園を散策したりで

ぐったりと疲れてしまいました。
テレビを点けると連休で地方に出かける人々の渋滞情報が流れていました。

子供達が幼い頃は、連休となれば早朝から車で出かけ、一日遊んだ後

長い長いテールランプの光を見ながら都内へ向かう車の中で
遊び疲れた家族がぐったりとして寝入っていたのが懐かしく思い出せれます。
日頃仕事で疲れているのに、休みとなればドライブで観光地に向かい
疲れ切って帰って来るのが当たり前だたあの頃が頭に浮かびます。

                    

新宿御苑の古木    巨大な花、タイサンボク

                

緑を前に        日陰にはまだ美しいツツジが
新宿高層ビル

       

歌舞伎町に出現    映画の大スターゴジラ