めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

心の闇、ストーカー、クレーマー

2016-05-23 16:35:55 | 事件

また悲惨な事件が起きました。
アイドルに付きまとったファンが、殺傷事件を起こし、
一人の女性を傷付け、一生残る心の傷を負わせました。

近年、ネットの発達に伴って、この手の犯罪は増えるばかりで、

事件が起こるまで、警察の対応が常に後手に回ってしまい、
悲しい結果を生んでいる事が、法治国家として恥ずかしい限りです。

日本は、世界の国々に比べ、安全と言われていますが、これも、

表面的な部分を言っているに過ぎず、陰に隠れた、陰湿な犯罪が
数多く起こっています。
中でも、隣人トラブルはとても多く、実際に、問題が在ってクレームが
生じている場合だけでなく、何もいわれのない一般の市民が、突然、
陰湿なクレームで悩まされる例も少なくありません。

私が勤めている仕事場も、最近、この手のクレーマーに悩まされていて、

ビルのオーナーも被害を受けていて、警察の対処の甘さに困っています。
突然数か月前からそのクレームは、ビル全体の居住者、店舗に及び、
店舗から発生する音や人の声に対し、過敏に反応し、その都度、どの
店と言わず、クレームの電話をしてきます。

クレーマーは、隣のマンションに一人住まいでいる男で、三年前から

住んでいるにもかかわらず、突然、数か月前から、クレームの電話を
掛けてくるようになりました。
仕事中に、客に対応していたりする大切な時間に、何度ともなくクレームを
まくしたてる様になり、聞く耳は持たず、対応しないと警察を呼ぶ為、
職務とは言え、警官がやって来るため、仕事が途絶えてしまいます。

警察官も、毎度同じ事態で苦笑いですが、そのクレームに事件性が無い限り

動けないと言う、相変わらずの対応で、誰かが傷つかないと収まらないのかと
日本の警察の腰の重さに並行してしまいます。

マンションの住民からは、変わった人として当たり障りのないようにしている様で

周囲の人からも問題視されている人物の様です。
余りの酷さに、直接このクレーマーに会って来ましたが、残念ながら聞く耳は無く
自分の欲求を通す事の一点張りでした。

マンションの中でも浮いた存在であり、周囲の人達からも煙たがられている人が、

自分の存在を主張するかのように、頻繁にクレームを付けてきます。
正当な理由を言っても、法律的な決まりを行っても、全く受け付けません。
こんな人が最近増えているのでしょうか。

自分の欲求が通らないと、様々な嫌がらせを行ない、更には相手を傷付けると言う

最悪な事件が増えています。
私達のビルの住人、クレーマーが住んでいるマンションの住人、更には法的な事で
対処してもらうために弁護士さんの意見を持ち寄っても、何だ受け入れないのが
この手のクレーマーの性質です。

しかし、犯罪が起こった後では、どんなに悔やんでも取り返しがつきません。

日本の警察が、世界で一番安全な都市を作っていると言うなら、今も多くの人が
悪質なストーカーやクレーマーに悩んでいる現状をしっかりと直視して
公僕として国民を守る為の、具体的な対処法を早急に作って欲しいものです。


マンション手抜き工事は氷山の一角

2015-10-27 15:59:12 | 事件

最近問題になっている、マンションの手抜き工事は、
今だ無くならない、この業界の暗い闇の面を浮き彫りにしています。

上からの発注を受ければ、業者は、たとえ、その設計が間違っていても

受けざるを得ない、見て見ない振りをしなければ、次の仕事がなくなると言う
悪循環がこの問題を大きくしています。

かつて、マスコミに多く取り上げられた、一般住宅の手抜き工事は、

そのずさんさと巧妙な手口に、日本中の人々が驚きと怒りを覚えました。
しかしながら、見つからなければ、封印してしまえば良いと言う、
業者側の身勝手な考えは、今も昔も変わらず、今回発覚したとはいえ
日本中のあらゆる建築物に、多かれ少なかれ、その手の手抜き工事が
有ると言っても過言ではないのです。

かつて、私が勤めていたビルの隣にあった、日本でトップクラスの音楽関係の

ビルの屋上にあるクーリングタワーを支える土台の手抜き工事は、
私自身が発見して、非常に驚いたのをいまだはっきりと覚えています。

私が働くビルの屋上から見ると、巨大な水槽を支える4本の足の下には

一辺が1メートル程の四角いコンクリートの土台が有ります。
その土台の一角が、太陽の光に照らされてキラキラ輝いているのです。
角が壊れた様になっていて、その中が光っているのです。

気になって、ビルの責任者に問い合わせ、一緒に屋上に登ってみると

その光っていたのは、何と、数十本は有ろうかと思われる、コカコーラの中瓶でした。
コンクリートの中に縦に埋め込んで隠されていたのが、何かの拍子で外壁が壊れ
中の瓶が露出していたのです。
今から30年以上前の事ですが、新築の近代的な、東京でも有名なビルだった事もあり
いまだに信じられない様な事実でした。

お隣の韓国で、かつて、頻繁にビルやデパート、高速道路が崩壊し、

私達日本は、決してあんなずさんな工事は無いと信じていましたが、
同じ穴のムジナで有った事に、本当にがっかりとさせられました。

人間のする事ですから、完璧と言うのは不可能とは言え、発注した業者も

それを買った住民も、しっかりと建築基準法に則り、安心して住めるものと
信じて疑わなかったのに、このような実態が明るみになると、日本人自体の
世界における信用度も大きく下がり、本当に腹立たしい事です。

私達日本人は、先ず、人を信じる事、そして思いやることを習います。

その為、人の気持ちを察して、御互いに助け合って生きて来ました。
困っている人を助け、人の為になる大人に成るよう教育されてきました。
しかし、現実の世の中は、信頼を裏切ったり、人を傷つけたりと
人に対する思いを変えざるを得ない様な事が次々に起こっています。

こんな世界を見せられ、子供達は将来どの様に生きて行けばいいのでしょう。

見た目が立派な大都会の様に、見えなければ何があっても起ころうとも
大丈夫と言う外見だけを求める人達が未来の日本を創っていくとしたら、
それこそ本当に残念でなりません。
先ず、人を信ることを教える教育が死語とならない事を願わざるを得ません。