めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

クリスマスプレゼントを求めて

2014-12-25 13:10:35 | クリスマス

昨日は、仕事が早く終わったため、都内のクリスマスイルミネーションを見に
夕方から出かけました。
晴れ渡った空が、いつの間にかにオレンジ色の夕焼けに変わり、
陰になったビルと美しいコントラストを見せています。

少し高いビルに昇れば、恐らく、西の真っ赤に染まった空に、黒いコントラストで

丹沢の山並みと富士山が浮き上がっているでしょう。
電車を乗り継ぎ、都内の有名な夜景スポットを目指します。

しかしながら、この日は、クリスマスイブです。

更には平日の夕方とあって、ちょうどサラリーマンの帰宅ラッシュと重なりました。
サラリーマンの経験が一度もない私にとって、超満員の電車の中と、川の流れの様な
逆らって歩く事は決して無理と思われるホームは脅威です。

先ず、行き慣れた渋谷の駅で降りると、スクランブル交差点は、イブを祝う人と仕事帰りの

サラリーマン、更には忘年会などの集まりで酔っ払った人が、いつもよりかなり多めに
歩道からはみ出る様に歩いています。
いつも歩きなれている道とは言え、人とぶつからない様に歩く事で精一杯です。

ファッションビルを見つけ、クリスマスプレゼントを探そうと各階を歩きますが、

毎度おなじみのものばかりで、これと言った思わず手が出る程のものは有りません。
そんなビルを幾つも回り、様々な店舗に頭を突っ込みますが、人が多すぎて
ゆっくりと探す事も出来ません。

あっと言う間に数時間が過ぎ、食事も出来ず、と言うより、飲食店は人で一杯。

仕方なく、お持ち帰り専門のチーズケーキのお店に向かいます。
イブなので、ケーキの一つでもと思いつつ行ってみたのですが、残念ながら
普段なら10分も並べば帰るのに、その列の長さは3倍以上です。
元々並んで買ったり、アトラクションに乗るのは苦手な私は、即ギブアップ。
その他の店を探すこととなりました。しかし、この日はクリスマスイブです。
向かうところすべてで長蛇の列です。

身体は疲れて来る、お腹は空くし寒いと有ってついに帰宅となりました。

バス停までで来ると、近くにお花屋さんが有りました。
以前買って帰った事も有りますが、滅多に買い求める事は有りません。
しかし、このままバスに乗れば、ただ、騒々しい都内をぶらついただけとなります。

お店の前でしばらく眺めていると、一束の花が私の方に向いています。

一緒に連れって!と言ったかどうかわかりませんが、
思い切って買い求める事となりました。
少し高い目でしたが、ケーキも無いイブでは寂しいので、帰りのバスは片手に抱えながら
ちょっと恥ずかしい思いで帰りました。

ドアのチャイムを鳴らすと、妻が顔を出し、満面の笑みで迎えてくれました。

この日まで日曜日も仕事に出かけ、プレゼントが無かったのが少し気になっていましたが、
プレゼントの花束を楽しそうに花瓶に移している妻の笑顔に、ホッ!と息がもれました。