めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

政治屋は要らない、真の政治家を求む!

2018-03-17 14:41:14 | 日本人

審議が止まり、一日国会が空転すると、損失は、3億円と言われます。
一体誰が払うの!?  そう、もちろん、国民の税金が当てられます。
政治には、莫大なるお金が使われるのはあまり知られていませんが、
国を動かすと言う事は、毎日、執り行われる国家事業には、私達国民が
必至になって稼いだ身銭が使われているのです。
日本を豊かな国にして、国民を幸せにする為には、働いたお金を国に治める
と言う事は、国民の義務であり、税金が有ってこそ国が成り立って行くのは
当たり前の事なのです。

しかし、近頃の政治を見ても、過去の政治を見ても、私達国民が納めた血税が
有効に使われていると思えないのが現状です。
と言うより、むしろ、無駄に使われたり、私欲を満たすために使われているのでは
と思える政治家達の行動言動が目に付きます。
しかも、ひとたび不義を問われると、のらりくらりと言い訳に時間を使ったり
責任転嫁をするのは日常茶飯事です。


日本国民の幸せを真剣に考える政治家が極めて少なく、自分の利害ばかりを考える
政治屋ばかりが目に付きます。
政治というのは、国民を代表して、人々の幸せな生活を考える事です。
つまり、国民の未来を決め、一生を決定する大切な役目を担っているのです。
国民が幸せに成るのも不幸になるのも、政治家の手腕に掛かっていると言えるのです。

所が、近年、私たち国民が政治家に抱く思いは、疑惑、不信感、不義、我欲、責任転嫁と
全く良い印象が有りません。
メディアに登場する政治家の実態は、素晴らしい成果や働きではなく、不祥事や失言失態
言い訳と言った、余りにもだらしない姿ばかりです。
自分達が、日本に於いて、いかなる存在であり、何を成すべきかが全く解っていないで
思いは自己満足にばかり向いているとしか言いようが有りません。

様々な国家事業や復興事業を行っていると言っても、それは、単に、義務を果たしていると言う
パフォーマンスにしか見えず、国民の期待に応えたと言うより、逆に、国民の思いを無視して
事業として経済的に働きかけたに過ぎません。
近年頻発する巨大地震や異常気象による災害復興も、あくまで、復興事業を行う企業と国との
勝手な思い込みで行われたものが多く、新たに生まれた街は、そこに住んでいた住民たちにとっては、
全く知らない土地の知らない街に過ぎず、被災者たちの心を逆なでしている事が解っていません。

例え、復興事業と言っても、それは、如何に経済的に多くの利益をもたらすかが前提に成っていて
助けられる人々の思いとは全く違った方向に向かっている事実は、日本中の被災地で見られます。
同じように、福祉事業を強化し、高齢者対策を行っていると言うものの、これとて、生活に困る
多くの高齢者の為と言うより、経済効果を期待する業者との関わり合いで計画が進められる事から
全ての高齢者が満足すると言うのではなく、やはり、経済的に苦しい人達にとっては、あまり
好ましい対策とはならず、単に、出費が多くなって、日常生活を苦しめるだけと成っています。


この様に、日本における政治は、決して、国民が望んでいる様には行われていないのが現状です。
消費経済を担う多くの企業が納得する様に、全て、より多くの利益が得られる事を前提に作られ
国民は、恩恵を受けると言うより、単に、より多くの消費を促されるだけと言えるのです。
そんな中、国を動かす中枢の方々に多くの疑惑が浮かぶことは、如何に、日本の政治は、
国民から遠い所で行われているかが解ります。
上に立つ人と言う事は、その様な疑いの目を向けられる可能性が最も無い地位にある方々と
言えると思えるのですが、国民から一番信頼を受けるべき者達が、率先して、最も有ってはならない
行動言動をすると言う事は、既に、彼らの政治家としての能力は無いと言っても良いのです。

しかし、戦後何十年も同じような不祥事や疑惑が生れると言う事は、如何に、日本の政治家は
質が悪いと言いうか、自分の欲望でしか物事が考えられない人が多いかと言う事です。
もう一度言いたい、政治家は、国民から選ばれ、国民の思いを具現化し、国民を幸せに
導くために存在しているはずです。
その為に、一日3億円もの大金を国会審議の為に与えているのです。
空転している原因が、国民の為と言うのではなく、自分達の不祥事に在ると言うのは
もはや、一日も早く、関係者は、政治の場から去って欲しいものです。

疑惑を持たれた後、身の潔白を堂々と述べたにもかかわらず、次々に事実が発覚して来ると
手のひらを返したように不正の事実を認めたものの、自分達の責任は無視して、のらりくらりと
言い訳三昧、更には、悪い奴を仕立てて、保身を図るカメレオンの様な政治家には、腹が立つ
と言うより、虫唾が走ります。

日本は、世界でも有数の経済大国です。
しかし、経済的に豊かになる術は身に付けても、人間的に豊かな人達が支えているとは言えません。
リーダーとなるべき人たちに目立つのは、素晴らしい人格というより、経済優先の、私欲に満ちた
余りにも、心の狭い見苦しさです。

上に立てば謙虚になるどころか横柄になり、非を問われれば、子供の様に駄々をこね言い訳三昧。
一体、私達の日本は、何処に向かっているのでしょう。
優秀な船長と船員であっても、嵐の中を進む事は難しいのに、日本丸を進めるリーダー達は、
直ぐにでも船を転覆させてしまいそうなほど情けなく頼りない存在です。
世界の発展途上国に比べて、豊かな生活をしているとしても、国民の心はいつも晴れず、
一体何のために生きて行けば良いのか、心の指針が掴めない方が多いのです。

ただ、経済的に豊かになれば幸せに成ると思っているバブルボケの政治家の言葉は、
多くの国民にとっては、空回りにしか聞こえて来ません。
日本人の幸せは、どれ程経済的に豊かに成ったら得られると言うのでしょうか。
物の豊かさで幸せの尺度を考えれば、どんなに頑張っても幸せにはなれず、人を見る目も
その人の肩書や資産、地位を持ってしか考えられず、常に欲求不満の心がもたらす人生は
いつまで経っても満足する事無く、心休まる日は来ないのです。

沢山の利益を得て、多くの物を手に入れ消費して行くと言う事で、どれだけ人類は地球を破壊し
人々い争いを生んで来たでしょう。
欲望に任せて地球の資源を浪費した結果が、地球の未来を危ぶむ異常気象を生み、
果てしない欲望は、人々に争いを生みました。

自分達の欲望を満たす事を目的とした生き方は、地球の自然も人間も傷つけ苦しめるだけであり
誰も幸せになれないのです。
私たち人間が地球に対して身勝手な資源の浪費をしてきたように、人間社会に於いても、
地位のある人たちの身勝手な行動が、人々を苦しめ悲しませるのです。

人々を幸せに導くために選ばれた政治家たちが、我欲に走り始めたことが、国民を不幸にし
いつまでも苦しい生活を強いる結果となっているのです。
選挙によって選ばれた政治家が全てその様な見苦しい人達では無いと思いたいのですが、
本当に日本国民が幸せに成るには、この負の連鎖を断ち切るような、頑なまでに、国民の事を
考えられる、政治家が出て来ることを神に祈るしかないのでしょうか。