めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

新都知事は、私たちの暮らしを豊かに出来るのか?

2016-07-13 15:49:33 | 東京

七月も中旬となりますと、いよいよ梅雨が明けて、まぶしい真夏の
太陽の季節がやってきます。と書きたいところですが、今年の梅雨は
まったくそれらしい気配もなく、時たま降る雨も、とても長雨とは
言い難いほどのお粗末様です。

庭に伸びてきたゴーヤやバジルの苗も、今の時期はたっぷりと水分を

取りいれて、ぐんぐんその丈を伸ばしていく頃なのですが、
今年の様子は、ひ弱で、毎日の水やりが欠かせません。

自然の動植物にとって、季節季節のお天気が、例年どおり繰り返され

種を繋いでいけることが大切ですが、近年の環境破壊に伴う温暖化は
あらゆる生物にとって生き難い状態となっています。

所で、先ごろの選挙で体制は決まったものの、もう一つ決めなければ

ならない選挙が控えています。
もちろん、東京都知事の選出なのですが、候補者がなかなか決まらず
一体誰が東京の長を務めるのか、興味があるものの、期待できないのが
現状です。

各党が推薦する人がなかなか決まらず、更には、私たち都民にとって

この人こそと断言できる器の方がいないのも困ったものです。
ここ一週間ほどで、ようやく立候補する人々の頭数は決まってきたものの
彼らの都知事としての期待度はいまだ低いのが正直なところです。

都知事として、私たち都民はいったい何を基準としていいのか

彼らの学歴、地位、知名度、財産、職歴、そのどれをとっても
残念ながら、一票を投じたくなる方がいません。

と言うより、彼らは、都知事になりたくて立候補している様に見えますが、

一体私たち都民の何を叶えてくれるのか見えて来ません。
前回の選挙の様に、公約を掲げて、自分の役目を私たちに示そうとも
一つも心に強く訴えないのは何故でしょう。

政治の場に立つ人は、常に公人であり私人であってはならないはずなのですが、

彼らから伝わるのは、極めて個人的な欲であり我であり、政治的な周囲との
関わりです。
一千万を超える都民の心の代弁者とはとても思えません。

それなりそれ相応の役職の仕事はできても、私たちの心を揺さぶるほどの

政治力を感じる人はだれ一人いないと言っていいでしょう。
この事は、今の日本の政界全体の問題と言ってもいい事であり、
私たち日本が、世界で大きな発言権を持てない根本的な問題ともいえます。

派閥闘争に明け暮れ、政治の実権を握ることに熱を注ぎ、地位に甘んじ

政治家として何をなすべきかを忘れてしまっている方が多すぎるのです。
いや、自分たちはしっかりと日本の政界で戦い、人々を幸せに導く努力を
常に行っているという政治家は多いかもしれませんが、多くの国民が、
その成果を認めてない事の事実は否定できないのです。

政治は、単に、自分の仕事を行っていればいいのではありません。

国民の為に、具体的に何を行って来たかという事実が有るか無いかなのです。
バブル崩壊の後、多くの国民が路頭に迷い、経済は低迷し、人々の生活は
いまだ苦境から脱していないのが事実です。

御託を並べ、言い訳上手な政治家はいくらでもいますが、実際に何をしたか

胸を張って述べられる方がどれだけいるでしょう。
国民の苦しみをどれだけ訴えても、政治家である以上、自分の生活は守られ
政治家と言う衣に守られているのは明らかなのです。
雄弁だけの政治家はもう必要ありません。

日本人が、何故、これほどにも長い間、苦しみ続けなければならないのか

坊ちゃんお嬢ちゃんの政治家では、解決の糸口さえ見つけられないのです。
自分のテリトリーを広げる事を考える前に、政治家として何を成すべきかを
多くの政治家たちに問いたい。本当に、あなたたちは、日本を愛しているのか。
日本の将来を心から案じているのか、具体的行動回答ができない限り、
どんな政治家が出てきても、国民の心は冷め続け、リーダーとしての資格は
得られないのです。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キタキツネ)
2016-07-13 18:51:25
豊かになるのに、知事の力が必要と考えるのは間違いであろう。 自分の暮らしを豊かにできるのは自分自身だけだぞ。 
返信する

コメントを投稿