めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

金魚を愛でる!

2014-08-04 16:05:01 | アートアクアリウム

息子の勧めで、金魚を使ったアートアクアリウムに行って来ました。
最近流行の、様々な照明と水槽で芸術的に演出しています。
かつて金魚鉢は大きめの瓶に水を満たし、玄関先などに置き
上から眺めたものでした。

海外から輸入される熱帯魚が観賞魚のスターとなり、最近では

金魚と言えば、夜店で金魚すくいに使われる和金や出目金ぐらいで、
一部の愛好家が鑑賞用に買い求めるぐらいでした。

大きなフロアー一杯に並べられた様々な形をした水槽には

大小色取り取りの金魚が煌びやかな照明に照らされて、
ゆったりと泳ぐ姿は、西洋の熱帯魚に比べて妖艶で艶やかです。

一時間以上待たされての入場でしたが、それまでに見た事のない

金魚を主体にした様々な演出は多くの人々に新たな魅力を
感じさせていました。

私も、長年玄関の水槽に金魚を飼い続けています。

何回か失敗を重ねつつも、最近では環境も安定してきて
金魚達も買った時よりも数倍の大きさになりました。

最近では水槽の循環ポンプも最新式の静かなものに変え

それまであんなにうるさかったモーター音が聞こえず
玄関の静寂が戻って、家族たちにも受けがよくなりました。

ところで、会場には一匹数万円以上もする金魚も入れられていて

その大きさと重量感にはサスガと思うのですが、ペットと同じで
やっぱり我が家の金魚が一番と思うのは親ばかでしょうか。


数年前に一匹500円で買った小さな丹頂という金魚は
何処でも売っているポピュラーな種類ですが、今では10センチを
優に超える大きさとなり、水槽の中をゆったりと泳いでいます。

丹頂鶴の頭が赤いように、この金魚は頭頂部が大きく赤く膨らみ

真っ白のボディとコントラストを成し、私的には会場の高級魚より
ずっと美しく感じます。

朝目が覚め、水槽に明かりを点すと、一斉に私に向かって泳ぎ寄り

尻尾をゆっくり揺らす姿はとても愛らしいものです。
昔から日本の夏には金魚が涼しさを呼び、多くの人々に飼われてきました。
すこしマイナーだった金魚が、また優雅な日本の夏の風物詩として
多くの人々に知れれて行くようになって欲しいものです。


一匹数万円以上のオランダシシガシラ


我が家のスター、丹頂