めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

高校生に召集令状!?

2014-07-03 12:53:21 | 集団的自衛権

今、全国の高校三年生の間で、話題騒然となっている事が、
突然送られてきた、自衛官募集の郵便物です。
ネットで掲載されているそれらの募集要項は、明らかに
若き戦闘員の募集です。

ある高校生は、赤紙が来たと騒ぎ立て、召集令状だと冗談半分に
書きたてる生徒もいます。
そろそろ来年の大学受験に忙しい彼らに飛び込んできた募集要項は
昨日の集団的自衛権による政府の決定と何だ関係ないとは言えません。

もちろん、彼らはその意味をよく知識としては理解しているでしょう。
しかしながら、この事が意味する危険な可能性については知る由も有りません。

ついこの前、韓国で多くの高校生を乗せた客船が沈没し、多数の犠牲者や
行方不明者を生んでしまいました。
この時、遭遇した高校生の会話やツイッターが多く残されています。
沈みゆく船の中で、このままでは死んでしまうと言う状況ですら
彼らの文面に差ほどの悲壮感は有りません。
頭の中では解っていても現実として考えられないからです。

私達の乗った日本丸は、まさにこの沈みゆく船の状況と似ています。
船長は安全な所にいて、多くの国民は次第に命の危機に面していく。
傾いているのに逃げ出すことも出来ず、安全というスピーカーからの放送が
今の執行部の私達に対する答弁に聞こえてしまいます。

今の日本丸は傾いてはいますが沈む事はまだありません。
しかし、その航路は幾多の暗礁が潜んでいて、慎重に進めなければ
傾きを戻す以前にぶつかり取り返しのつかない事になりかねません。

今や日本丸の船長は、この暗闇の危険な暗礁地帯を強行突破しようとしています。
もはや周囲の者に耳を貸す気持ちは持ち合わせていません。
ただ、旨く乗り越えた後の安全な航海を訴えるばかりです。

多くの国民を沈みゆく日本丸に残したまま、自分だけ生き残ろうとすれば
世界に恥たる日本の権力者として歴史に残る事を考えて下さい。
国民の利益とはいったい何なのか、考えが自分に向いてしまった多くの
独裁者のもとには平和は訪れない事をくれぐれも理解していただきたいものです。