めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

動物たちの気持ち

2015-04-22 16:52:59 | ペット

本屋さんを覗くと、最近、動物の気持ちを取り上げた書籍が
多く出回っています。
犬の気持ち、猫の気持ちを代表として、沢山の専門家が
動物たちの気持ちを代弁しています。

ものを言わない動物たちの気持ちをいかに察するかという事は

飼い主にとっては深刻な問題でもあります。
今や、ペットの数が人間の子供の数を超えていると言われています。
様々な環境で飼われている動物たちが、言葉を発しないで、どの様に
ご主人に訴えようとしているのか、多くの飼い主にとっては、
バイブルともいえる程の売れ様です。

私も、小さい頃から、まるで小動物園の様に、様々な動物を飼って来ました。

哺乳類から爬虫類、魚類から昆虫類に至るまで、人間の友達以上に
彼らの存在は幼い心を育てたと思われます。
そんな動物に囲まれた幼少期、親にも友達にも言えない事を、
彼らに話しかけた事を思い出します。
何故か、親にも言えない事を、彼らの前では素直に喋れたのが不思議です。

ペットの存在は、家族以上に心の支えとなっている事が有るようです。

何と言っても、自分の子供のように、口答えはしないし、意見はしないし
好きなだけ愚痴も聞いてくれます。
ペットは何故可愛いのか。それは、私達飼い主の存在を認めてくれて
自分の主張をしないからなのです。

以前にも書きましたが、人は、自分の存在を無視されることが一番辛いのです。

この世に存在する意味、家族の中に、友の中に存在している意味が有る事が
生きて行く証でもあるのです。
そんな中、ペットが何も言わない事から、彼らの気持ちを知りたい飼い主が
多く居るのです。自分をこんなにも慕って、彼らを飼う事により飼い主の
存在意味を教えてくれるペットの心を知りたのです。

しかし、この本の中身は、あくまで、人間側の推測であります。

ペットたちの行動や鳴き声、日頃の姿を見て推測をしているに過ぎません。
もし、本当の気持ちを知った時、多くの飼い主は、悲しみにくれたり、
ショックで二度とペットを飼えなくなってしまうかもしれません。
動物のみならず、人間同士に於いても、相手の心が全て解ってしまったら、
この世はギスギスとした殺伐としたものと成ってしまうからです。