めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

虎が現れるかも!?

2014-11-29 16:20:38 | 家族

いよいよ12月ともなると、師走の慌ただしさと共に、
繁華街に足を運ぶことが多くなるようです。
様々な名目の元、いたるところで忘年会が開かれます。
私も昔は年末ともなると、友や家族で良く集まって
飲めや歌えの大宴会を開いたものです。

とは言うものの、日曜日や祭日に仕事が多かったことも有り

最近では全くお声が掛からなくなってしまいました。
しかも、外に飲みに行かなくなった事と、年をとった事から
飲む量がグッと少なく、かなり経済的になってしまいました。
極端に言えば、仕事から帰って、ビール1缶でもあれば
直ぐいい気分になってしまいます。

学生の頃は、週末ともなると、酒豪番付を上げる為に

仲間内と競って飲んだものですが、当時の仲間が今を知れば
絶対に信じない程の酒量でした。
そんな訳で、当然今年の年末もお声はまずかかりません。

しかしながら、私とバトンタッチをするかのように、我妻は

これから一か月、何かとお声が掛かり続ける様です。
私と異なり、外交的な妻は、学生時代の仲間や、郷土の集まり
といった典型的な忘年会仲間が多くて、今日もどこかに出かで
遅くに帰って来る予定です。

忘年会とは限らず、何かと集まる仲間が多て、最近では

誰かの誕生日が在れば集まって飲んでいる様です。
でも、困った事が二つ。
一つは、アルコールを好む県の出身で、いくら飲んでも顔に出ず
下手すると体調を崩しかねません。
もう一つは、普段は非常に小心で何でもビビッてしまうのに
一度お酒が入ると、急に態度が大きくなって、怖いもの知らずになり
家族でも手が付けられなくなる事です。

お酒は飲んでも飲まれるな、と言いますが、

一定量を超えると完全にコントロールが効かなくなります。
本人もその辺を解っているのですが、時に、飲み過ぎた後は
一頭虎が我が家に居るような状態になります。

最近では、息子にこっ酷く説教されてから、そのような姿は

見られませんが、いつ心の中の虎が出て来るか心配です。
今晩は、遅くなるとのメールがありました。
私は、帰って来るまでに少しアルコールを飲んで
早々と寝てしまおうと思っています。
もしも、虎が現れたら、息子に虎退治を任せるつもりです。


難敵現る! お菓子屋さんオープン!

2014-11-28 13:13:46 | 食生活

最近、近所にケーキのお店が出来ました。
来月オープンとの事ですが、仕事への行き来の間
以前の店が取り壊され、次第に内装外装が出来てくると、
住宅街には無かったお店に、近所の人々も興味深深です。

我が家はと言えば、どちらかと言えば甘党であり、妻や息子は
オープンを心待ちにしています。
時々ガラス越しに見える、スタッフの姿と、試作品なのか、
ショウウインドウの上に置かれたお菓子が目を引きます。

それにしても、数あるお店の中で、子供や女性に好かれるのは

お菓子のお店です。
都内にある様々なお店は、連日多くの女性たちで大賑わいです。
しかしながら、甘いものは大好物とは言え、多くの女性にとって
最大の敵でもあるのです。
喜怒哀楽に欠かせないのがお菓子であり、甘いものが口に入れば
女性の目尻は下がり続けるのです。

とは言え、数々のダイエット番組、更には書店に行けば多くの棚を占領する

ダイエットコーナーは女性にとってなくてはならないものです。
たった100グラムを落とすのにあらゆる戦術を立て、
理想のボディラインを目指します。

しかし、その反面、ダイエットで一番の敵である甘いお菓子が

たまらなく好きなのも否定できません。
人間は太古の昔から、飢えを凌ぎカロリーを体内に取り入れる為に
甘いものと脂肪が大好きでした。
多くの脂肪をため込むことが、次回いつ手に入るかわからない
飢餓の不安から逃れる術であったと言われます。

更に、女性は、獲物を捕りに出かけず、子供を育てるためにも

より一層脂肪を蓄える様になったとも言われています。
何万年にも渡って築き上げられてきた女性の中の遺伝子は
現代でもしっかりと心を操っているのです。

ダイエット、それは飢餓の状態。

それは、食べられない事による命の不安でもあるのです。
そして、リバウンド、これは、命を保てる安心でもあるのです。
私達が現代に求める美しさは、この飢餓の状況をいかに我慢し
耐える事に在るのです。

遺伝子に刻み込まれた本能に従うのか、現代の価値観に合わせ
飢えの苦しみに耐えるのかが、女性たちに課せられた試練と言えます。
もうすぐオープンするお店には、甘いたっぷりと脂肪が入ったお菓子が
美しく着飾って並べられます。
ご近所のみならず、我が家もこの誘惑と戦わねばなりません。
しかし、甘い嘆美な香りに耐えられるか、はっきり言って自信はありません。


バターが無くなる!?

2014-11-26 16:22:25 | 食生活

先日、朝食でパンにバターを塗っていると、妻が一言、
今、バターが無くなってるの!、と言います。
何のことかと尋ねると、何処のお店に行っても品薄で
入荷待ちの店もあるとの事です。

私がバターを買った記憶は、数年前で、牛乳1パックと

大して変わらなかった様な記憶が有ります。
しかしながら、情勢は一変している様です。
牛乳としての入荷は差ほど変わらないようですが、
バターは品切れ状態で、値段もどんどん上がっているそうです。

この日のバターも、一人一個の限定で、スーパーで買えたそうです。

何となく聞き流していたのですが、今朝、新聞の一面を見ていると、
その現状が大きく報じられていました。

かつて、石油ショックの時、日常品が無くなると言う不安で

誰もが買い物に走った覚えがありますが、思いがけない所で
ごく普通に買えるものが無くなっていく現実は、緩やかなショックです。

秋の値上げや消費税アップといった覚悟をしている値上げは

確かに家計に響き嫌なものですが、それは、流通ルートにおける
利潤追求のための値上げであり、多少なりとも致し方ないと思い
諦めているのですが、今回のバター品薄の原因を知ると、
その根底には、今の農林水産業のひっ迫した現実が解ります。

特に、第一次産業における従事者の苦労はあまりにも過酷であり

日本の食が底辺から損われて行く様に思えて心配です。
我が国は世界に名だたる工業国の様に思われがちですが、
昔から農林水産業がそのベースとなっている事は否定できません。
しかしながら、いつの間にか、そのベースを海外に依存するよになり
国内の農林水産業は衰え始めたのです。

海外から手に入る安い食料や工業原料は魅力です。

しかし、その安易な考えが、長きに渡って我が国を支えてきた
第一次産業や中小企業の力を削いで言ったことを理解すべきと思えます。
たかがバター位と思われるかもしれません。
バターなんかなくても、飽食日本においては、食べ尽くせない程の
食料が溢れている様に思いがちです。

この事は、今年話題になったウナギ、更にはマグロと言った

絶滅危惧種のニュースとよく似ています。
別にウナギを食べなくっても良いし、マグロなんかしょっちゅう食べないし、
と言う方々も多いかも知れませんが、ウナギやマグロだけが危惧され
世界から消える可能性があるのではなく、その他多くの海産物も
今やその道をたどる可能性が高いのです。

農林水産物にしても、バターが品薄になっているだけでなく、

どの食品も今の世界情勢や天候異変によって、いつバターと同じく
食べられなくなるかもしれないのです。
私達は、様々なニュースによって社会の情勢を知ることが出来ます。
しかし、その内容は、更に奥深く、ピラミッドの様に広がっていて
その頂点を知って判断する事は危険です。
その裾に広がる様々な問題が山積している事を知らなければなりません。

日常の生活で当たり前に在る事、それが突如無くなる事は、

私達人間にとって非常につらい現実となります。
今やネットを通じて、世界のあらゆる情報が手に入ります。
しかし、その情報すら断片的で一部の説明に過ぎないのです。

私達日本人が、未来永劫、この豊かな日本を維持していくためには、

様々な情報の真偽をしっかりと見定めて、自分の五感を持って
何が自分にとって一番重要であるかを判断する力を常に磨く事、
そして、いかに周囲の人や社会と関わっていくかを、日常的に
考えて行く必要があると思えます。


全く発電をしていない日本の原子力発電所

2014-11-25 14:55:24 | 原子力発電所

今日は、朝から冷たい雨が降っています。
連休が良いお天気だった事も有り、余計に寒く感じます。
今年も様々な事件が起こり、我が家の中でも、話題に
事欠きませんでした。

それにしても、最大のニュースは、父が倒れて入院した事です。

90にならんとする高齢であり、最近の体調から、何が在っても
不思議ではないのですが、いざその事態になると、思っても見ない
様々な問題が噴出し、テレビの中のドラマの様な事が起こるものだと
振り返ってみて感じました。
まだ一か月ある事もあって、まだまだ予断を許しませんが、
何事も無く新年が迎えられることを願っています。

ところで、我が国は昨年の9月から、国内の原子力発電所の

全てが活動していない状態です。
電力事情がひっ迫する夏の時期でさえ、原子力発電に頼らず
一年に渡って日本経済は動いてきています。
この事は、いったい何を意味するのでしょうか。
莫大なる費用を使って作られた全国17か所の発電所は
全く電気を生まない無用の長物となっているのです。

つい数日前、長野の北部で地震がありました。

かなり大きな地震で、多くのけが人と建物の被害が出ました。
日本全国には、大地震の原因と成り得る活断層が至る所に有ります。
地震が起こっても、戦争で砲撃されてもビクともしないと言う原子炉が
その上に在る可能性があります。

地震では耐えうる原子炉が津波で大きな被害を受け、いまだに

復興のめどはついていません。
絶対安全安心と思われていた様々な人工物が、いともたやすく
破壊され、未曾有の被害を与えても、単なる想定外と言う言葉で逃げる、
そんな日本に未来の子供達を安心して住まわせる事が出来るのでしょうか。

確かに、原子力発電所の誘致には莫大なお金が動き、ただでさえ

貧窮している地方自治体には、喉から手が出る程魅力的かも知れません。
福島の被災地も、周囲の街や市町村がどれだけ多くの恩恵を受けたか
廃墟となった後に残る、田舎に相応しくない様な施設を見れば解ります。

とは言え、膨大なる電力を生み出す原子力発電所は、私達の生活に

豊かな未来を創るかもしれません。
しかし、その反面、その負の部分が出れば、どれだけ多くの人々を
何代にもわたって傷つけ苦しませるかという事を理解しなければなりません。

原発が日本国内で稼働していない現状から、次々に稼働し始めて行けば

沢山のお金が動き、日本経済は潤うかも知れません。
でも、原発推進を進める人達が大好きな想定外と言う言葉はもう沢山です。
今こそ、未来の日本の為にも、英断が出来るリーダーが欲しいものです。


鎌倉は人の海

2014-11-24 19:54:55 | 旅行

昨日は、半年ぶりに鎌倉に行ってきました。
お天気も良く、巷は三連休とあって、現地は大混雑。
何処に行っても、今まで体験した事のない混雑ぶりでした。

移動する為に電車に乗ろうにも、ホームに入る事さえ難しく、

まるでラッシュアワーの様に、人の波に押され、狭い電車に
身動きが出来ない程押し込まれ、降りる時は、まるで
ところてんの様に突き出されます。

こんなにも酷い状態は、家を出る時まで、想像すらできませんでした。

鎌倉の有名な神社仏閣は、まるで大晦日や元旦の様で、
人の波に入ることも、出る事も難しく、悲鳴が聞こえる観光地も
初めての経験でした。

この秋、一番穏やかでいいお天気の連休であった事も有り、

誰もが同じ考えで出かけたのでしょう。
静かにお参りして、鎌倉の古の歴史を堪能しようと思っていましたが、
今まで訪れた同じ地とは思えない程の大混雑でした。

ただ、晩秋の鎌倉は、各所で紅葉が美しく、見上げれば錦織りなす

美しい自然が目を楽しませてくれました。
更には、日没の湘南の海には、太陽のオレンジの光の帯が
美しく金色の道となり、誰もがその美しさに見とれていました。

そんな訳で、一日中人に揉まれ、大幅に移動時間がかかり

思う様な場所に行けずに帰宅となりました。
ぐったりと疲れたものの、最後に家の近くの目黒川のライトアップで
今日の一日を占める事となりました。

今年から500万個にも及ぶLEDライトが桜の枝に付けられ、

目黒川に青いトンネルが出現しました。
案の定、中目黒駅に着くと、改札から多くの警察官が出て
交通規制です。
やっとのことで横断歩道を渡り、目黒川まで歩くと、
そこは、春の桜並木とは異なった、青い世界でした。

独特の青の景色に、誰もが驚嘆してカメラを向けています。

私達も、桜の花を愛でる時のように、遊歩道をゆっくりと歩きます。
4月の頃と同じように、多くの人出で歩く事もやっとの状態です。
何回もシャッターを押し、この新しい光の道を楽しみます。

しかし、橋を一つ過ぎて、いつもの様に上流に向かおうとしましたが、

2人共顔を見合わせ、もう帰ろう、という事となりました。
何故か、気持ちが高まりません。

桜の頃は、枝の先に沢山の明るい命が湧き出ています。

しかし、今回の照明は、何故か、暗くて冷たい感じです。
木の幹や枝に付けられているだけで、生命感が乏しく、
色合も寒々としてテンションが上がりません。
周囲を見ても、浮かれる人は一人もいません。
ただ静かに見ているだけです。

同じ目黒川でも、五反田の南側に毎年付けられているライトは

明るい紫やピンクや黄色です。
寒い中でも暖かく感じます。
桜の時の華やかな目黒川を狙ったのかも知れませんが、
人の心はもう少し微妙です。
私達としては、桜とは言えずとも、ピンクのライトであったら
少し暖かい気持ちになって、心も癒されたのではと思いました。

鎌倉の紅葉



湘南の夕焼け



目黒川ライトアップ