今日はいよいよ江戸前のハゼを使った天ぷらだ。
日中の猛暑を避けて朝早くに出発。
釣り場に到着すると、満潮から潮が引き始めた所で
何やら大漁の気分。
早速仕掛けを準備。数年ぶりに高なる興奮。
ボインとにそっと餌を投げ入れると、直ぐに
竿先がブルブルと震える。
竿を立てると10センチ程の天ぷらのネタだ。
まだ朝の早いうちなのでアタリが多い。
今年生まれた5センチ程のデキハゼが続いた。
久しぶりの汽水域は面白い。
潮が動き始めると様々な生物がドラマチックに
目の前を行き交う。
釣りをしながら水面を眺めていると、何やら
キラキラ光る魚らしきもの。
よく見ると、アユの群れだ。更に水面を大量の
ボラの群れが横切る。これらの稚魚の群が急に消えると
10メートル程先に海鵜が顔を出した。
目の前を巨大なコイが波打ち、沖でスズキがジャンプする。
1時間程するとパッタリとアタリが無くなった。
陽は高く昇り、ジリジリと真夏の太陽が照り付ける。
岸の近くは水底が見える様に潮が引いてきた。
もう釣れないのか、仕方なく餌を瓦礫の入れてみた。
その時のだった。
竿先が大きく曲った。少しやり取りをすると、
上がって来たのは最近では見た事がない巨大なハゼだ。
一握りあるその魚体は十分食べ応えある大きさだ。
その後満足出来るサイズが数匹続き、陽も高くなって
身体中から水分不足の悲鳴が聞こえて来たので
大漁に胸を張りながら帰宅となった。
帰り道、久し振りの江戸前のハゼが食べられる。
夕飯で妻がホクホクのハゼの天ぷらを美味しそうに
食べる姿が目に浮かぶ。
帰って魚をあらためて見て見ると、ちょと変。
普通のハゼの倍はあるその姿は貫禄十分。
だが少し体が黒くて顔が可愛く無い。
ハゼも生息する場所はによって体色変化がある。
ひょっとしてアイツか?
嫌な予感がして図鑑で調べてみた。
何とそいつはやっぱり、ウロハゼだ。
つまりハゼ釣りの外道、ダボハゼだ。
普通5センチ程度だがこんなにも巨大になるのだ。
かくして我が家の江戸前天ぷら計画は思いもしない
皮算用で終わってしまったのだ。
日中の猛暑を避けて朝早くに出発。
釣り場に到着すると、満潮から潮が引き始めた所で
何やら大漁の気分。
早速仕掛けを準備。数年ぶりに高なる興奮。
ボインとにそっと餌を投げ入れると、直ぐに
竿先がブルブルと震える。
竿を立てると10センチ程の天ぷらのネタだ。
まだ朝の早いうちなのでアタリが多い。
今年生まれた5センチ程のデキハゼが続いた。
久しぶりの汽水域は面白い。
潮が動き始めると様々な生物がドラマチックに
目の前を行き交う。
釣りをしながら水面を眺めていると、何やら
キラキラ光る魚らしきもの。
よく見ると、アユの群れだ。更に水面を大量の
ボラの群れが横切る。これらの稚魚の群が急に消えると
10メートル程先に海鵜が顔を出した。
目の前を巨大なコイが波打ち、沖でスズキがジャンプする。
1時間程するとパッタリとアタリが無くなった。
陽は高く昇り、ジリジリと真夏の太陽が照り付ける。
岸の近くは水底が見える様に潮が引いてきた。
もう釣れないのか、仕方なく餌を瓦礫の入れてみた。
その時のだった。
竿先が大きく曲った。少しやり取りをすると、
上がって来たのは最近では見た事がない巨大なハゼだ。
一握りあるその魚体は十分食べ応えある大きさだ。
その後満足出来るサイズが数匹続き、陽も高くなって
身体中から水分不足の悲鳴が聞こえて来たので
大漁に胸を張りながら帰宅となった。
帰り道、久し振りの江戸前のハゼが食べられる。
夕飯で妻がホクホクのハゼの天ぷらを美味しそうに
食べる姿が目に浮かぶ。
帰って魚をあらためて見て見ると、ちょと変。
普通のハゼの倍はあるその姿は貫禄十分。
だが少し体が黒くて顔が可愛く無い。
ハゼも生息する場所はによって体色変化がある。
ひょっとしてアイツか?
嫌な予感がして図鑑で調べてみた。
何とそいつはやっぱり、ウロハゼだ。
つまりハゼ釣りの外道、ダボハゼだ。
普通5センチ程度だがこんなにも巨大になるのだ。
かくして我が家の江戸前天ぷら計画は思いもしない
皮算用で終わってしまったのだ。