めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

厄介者がやって来た

2012-02-21 19:21:10 | 日記
今年はすっかり忘れていたのに、ついにあの招かざるお客さんがやってきました。
数日前からのどの右側が腫れぼったく、お酒も飲んでいないのに何となく胸焼け。
これは私の初期の症状ですが、毎年毎年この時期呼びもしないのに嫌な時期到来です。
この重苦しい思いをするようになったのは今から十数年前からですが、最初は絶対
自分には出ない症状だと自負していたものです。何故かと言うと、幼い事の遊びと
言えば杉林で頭が黄色くなる程の花粉を浴びて遊んでいたからです。

我が家は言わば花粉家族で、全員が毎年数か月に渡って苦しんでいます。
私を除いて全員が花粉症に罹り、私だけがずっと大丈夫であったことから
小さいころに花粉を浴びて育ったからだと高笑いしていたのに、今では誰もが
まだ自覚症状が出ない頃からしっかりと違和感を感じる様になってしまいました。

これははっきり言って国民病です。インフルエンザ以上に国民が患っている病気です。
我が家の医療費はこの時期にはダントツで花粉症治療薬に使われます。その額は
風邪などよりもはるかに高額です。目が痛かったり、鼻水が止まらなかったり
その症状は多岐に渡り、人によっては仕事や家事、はたまた学生は受験勉強にも
影響があるのは明らかです。こんなに多くの人が苦しんでいるのにたかが花粉と
相手にしない政府の役人には本当に腹が立ちます。

荒れ放題の杉山の放置、林業に携わる人たちの老齢化、杉材の消費の低迷化等
幾多の問題があるでしょうが、海も山も未来のことを考えたら、今我々が
何とかしないと取り返しがつかない様になることは明らかでしょう。



 

苦いバレンタインチョコレート

2012-02-14 16:31:00 | 日記
昨日というより今日の午前零時過ぎ、もうそろそろ寝ようかと言う時、テレビを見ながら
ゴロゴロしていると妻が突然何か小さな紙袋を持ってきた。
なんと開けてみると綺麗な色をしたチョコレートである。そうか!今日はバレンタインデーだ。
毎年くれるのだが今年はすっかり忘れていた。
丸い金属のタブレットを空けると、そこには親指の頭くらいの小さな色とりどりのチョコレートが
カラフルなキノコの様に並んでいた。
普段滅多に食べないチョコレートだが、少し小腹も空いていたこともあってちょいちょいと摘まんで
あっという間に胃袋の中、その間三分もしなかっただろう。台所から戻ってきた妻が、えっ!!
と一言。その後口をへの字に曲げて一言もしゃべらず。しばらく沈黙が続いた後少し低音のドスの
効いた声で、それいったいいくらしたと思ってる?信じられなーい!
久々にプレゼントを貰って口元が緩んでいた私は、しまったー!
毎日一個づつ食べれば良かったと、今後悔しています。

繋がり

2012-02-02 17:10:46 | 日記
21世紀を迎えて、我々人類は自然の猛威と圧倒的な力にいかに無力なのかを教えられました。
あらゆる恵みを与えてくれる地球の優しさに抱かれているときは、生きている事の素晴らしさや
自然の美しさに多くの喜びを感じるのですが、ひとたび大自然が牙をむくと、人類の英知も長い間
築き上げてきた歴史も生活もひとたまりもなく消し去ってしまいます。

長い間人類は自然を利用し制圧していくことで自分たちのテリトリーを地球上に広げてきました。
あたかも地球は人類だけのものであるかのような錯覚を抱くようになったのではないでしょうか。
自分たちだけに都合がいいように作り変えていくことが人類至上主義を生んでいったのでしょう。

地球上の生物はたくさんの関わりを持って生きています。その網の目のように張り巡らされた
生命のパイプが人類の間だけに繋がれていったら、生き物の一つに過ぎない人類の繁栄は、やがて
短い歴史を終えていくのは目に見えています。我々の生活の中に山積する多くの問題が、これから
長い未来に向かって滅亡の始まりとなるだけでなく、地球上のあらゆる生物にとって絶滅を導く
導火線の役目をすることになるのではと思えてなりません。

日本だけでなく今世界中に起こる天変地異は決して恐ろしい自然の猛威ではなく、これから先
人類がいかにこの地球で存在していくかの問いかけなのかも知れません。
新しい生命の誕生は我々の未来を創る素晴らしい出来事だったはずなのに、今や人類にとって
最大の問題は人口問題です。命の誕生が我々の未来を閉ざそうとしているのです。
あらゆる生物にとって自分たちの命が新しい生命の誕生によって繋がっていくことは、素晴らしい
未来への約束であったはずです。その喜びの象徴である命の誕生がやがて不幸を呼ぶとしたら、
こんなに悲しいことはありません。
あらゆる生物が命を繋げていくことができる地球が未来永劫美しい宇宙のオアシスである条件と
言えるのではないでしょうか。