めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

大好きな桜の花、大嫌いな杉の花

2015-03-19 13:25:49 | 花粉症

一雨ごとに桜の蕾が膨らんで、もうすぐ今年も美しい桜並木が
目黒川を彩ります。
豆粒のように黒くて小さかった膨らみも、今でははっきりと次への
期待を抱かせます。

しかしながら、桜の花は心待ちにするのですが、相変わらず

猛威を振るっている杉の花から飛び散った花粉は、最悪です。
花粉に極めて敏感な反応を見せる妻は、今日も家の中でさえ
マスクを付けています。

鼻水のみならず、目の痒みが止まらず、眼科で薦められた

点眼薬を点けては居るのですが、気が付くと両目を擦っていて
すでに瞼は腫れ、両目は兎の眼の様に、真っ赤になっています。

毎年の事ながら、妻は、この苦しみが、4月いっぱい続きます。

私の場合は、時々目が痛い程度で、鼻水も一日一回か二回程で
妻に比べれば遥かに軽傷です。
杉の花粉が終われば、次は檜がまだ四月一杯まであり、それまで
妻は、可哀想に、受難の日々を送ります。

それにしても、東京都の人口の4人に1人、調査によると3人に1人が

花粉症と言われます。
妻の様に重症と思われる人だけでなく、私の様に、軽い人を入れれば
物凄い数の患者が苦しんでいると思われます。

これは、もう、すでに国民病と言えます。

しかも毎年繰り返される重大な病であり、命に関わらないとはいえ
インフルエンザや他の病をはるかに超える国家存亡の病です。

この病による経済損出は莫大なもので、私の妻でさえ、家事は進まず

更には酷い時は仕事に出る事も出来ない程です。
国は、誰かが死ぬほどでなければ対策を講じないのでしょうか。
この花粉症で喜んでいるのは、製薬会社だけではないかと思えます。

私が日頃仕事でかかわる人たちは、いま二人に一人が花粉症です。

何十年も何ともなかったと言う方が、今年から2人発病しました。

私達家族の様に、何年この時期を苦しみながら過ごしていると

その対処法も、薬だけでなくメンタル面でも対応できるのですが、
今年なった方々の苦しみは、経験が浅いだけ日常に影響しています。

後、一週間もすれば桜が開花し、多くの人々の目を楽しませます。

しかし、桜並木を歩くとき、いつも目や鼻の苦しさに顔をゆがめる妻を
今年も見なければならないのは辛いです。
春の、甘い桜の香りが漂う空気を胸いっぱい吸って、笑顔になって
欲しいものです。


花粉はこれからが本番!

2015-03-06 20:07:52 | 花粉症

関東地方を猛烈な花粉が襲っています。
花粉症家族である我が家は、妻を筆頭に連日鼻水を垂れ流し、
目を擦りながら耐えています。

それにしても、今年の花粉は急に多くなりました。
今週になって、花粉情報も、少し多いから、ほとんど多いに変わり、
非常に多いと言う警報に変わるのも時間の問題の様です。
今朝のニュースを見ると、何と、それでも、花粉の飛散はまだ14%と
いまだ序の口の状態で、これからもっと酷い飛散が想像されます。

我が家で一番軽傷と思われた私でさえ、ここ数日は、クシャミや鼻水の回数が
急激に増え、グッと耐えようと思っても、締りの悪い水道の蛇口の様に
サラサラとしたお知らせが鼻から落ちてきます。

今年はなんとか持ちこたえるのではと思ったのもつかの間、
遂にティッシュに手を伸ばさなければならなくなってしまいました。
私の場合は、鼻や目よりも、喉の痛みが心配で、今までの傾向としては
花粉が無くなっても何か月も違和感が残った事が有りました。

10年程前に、あまりの喉の違和感に、耳鼻咽喉科を訪ねると
喉ではなく、声帯ポリープが発見されました。
しかも、二つも出来ていて、早速取り除く事となりました。

のどの痛みは声帯ポリープが原因と言われたのですが、
結局のところ、ポリープをとってものどの痛みは取れず
別の医者に診てもらって、のどの痛みは花粉症が原因であることが解りました。

しかし、痛みが取れるまで数か月もかかり、そのことを思うと
今回も鼻水とクシャミあたりで止まってくれることを願いたいものです。
とは言うものの、妻や息子の苦しみは私とは比較にもならず、
元々アレルギー体質の彼らは、花粉症の症状も酷くて
一日中痒みやクシャミ、鼻水に苦しんでいるのを見ると、
本当にかわいそうです。

もうすぐ桜の花が咲きます。
例年ならば、桜の花が咲くころから、少しづつ花粉の量が減って来て
4月になると目や鼻は楽になるのですが、私以外はヒノキの花粉にも反応し
結局5月にならないと平穏な日々はやって来ない様です。

私達だけでなく、今の日本人で、花粉だけでなく、その他のアレルギーを持つ人を入れると
国民の3分の1にも及ぶと言う報告もあります。
それだけ日本はアレルギー国家になったとも言えます。
健康で文化的な生活をするようになった半面、アレルギー患者が増えていると言われます。
単に長寿国と喜んでいても、実際は多くの病気を抱え、アレルギーを持った民族では
胸を張って健康な国とは言えないのが現状ではないでしょうか。


花粉が飛んでます! でも症状が有りません、何故!?

2015-03-04 16:10:25 | 花粉症

今年の花粉は、昨年をはるかに上回る量と言われ、我が家でも
その対策に一か月以上前から準備が始まりました。
先ず、単純な方法から言うと、それまで全く手を出さなかった
街角ティッシュをすべて受け取り、帰る頃には、ポケットの中は
ティッシュで一杯になりました。

しかし、本格的な飛散と成れば、もらった数では到底足りません。

セットになったティシュ箱を買い求め、更には、多少出費となりますが、
頻繁に利用する妻と息子様に、何度鼻をかんでも皮膚を傷めない
柔らかい上質のティッシュも用意しました。

そしてここ一週間程でついに本番がやって来ました。

案の定、ティッシュのみならず、我が家にはマスクや鼻炎薬が
買い揃えられ、万全の態勢です。
毎年の事ながら、朝から夜まで、見ていて可哀想なくらいです。

と、書いている私は、何故か今年は症状がまだ出ていません。

いつもなら、喉が痛くなり、目尻がかゆくなっているはずなのですが、
生活していても全く花粉の存在を忘れています。
まさか、治ってしまったのか!?
いや、そんな筈はない! 少し反応が遅れているに違いない。
今回、一番このシーズンに備えていたのは、他でもない私なのです。

私の身体に最近入ってきた薬物も考えてみました。

目薬と間違えて点眼したうがい薬、それを治療するための抗生剤が
入った目薬、更には、釣針を指にさして救急病棟に駆け込み、手術して
針を取った後、細菌が入らない様に使った抗生剤、どちらも恥ずかしい
ドジな話ですが、滅多に薬を飲まない私に取り込んだ薬と言えば
この二回にわたる抗生剤しかありません。
でも、今はもう回復して全く使っていないし、これらの薬物が花粉に
聞いているとは思えません。

しかしながら、花粉の症状が出ないと、何と日常が楽なのでしょう。

家族の苦しみを見ていると、昨年までの自分が嘘の様です。
でも、今年は身内や知り合いで花粉デビューが3人ほどありました。
何十年も何ともなかった方々ですが、可哀想に、マスクとティシュが
離せません。

花粉は昔からあったのに、ここ数十年急速に日本中で患者が増えています。

日本人の体質が変わったと言う学者もいます。
私も、昔、幼い頃、杉林で遊んだあと、黒い上着が花粉で黄色く汚れて
母に怒られた事を覚えています。
あんなにも花粉を浴びても何ともなかったのに、数十年後に発症し
昨年までとても嫌なシーズンを過ごして来ました。
でも、何故、今年の花粉は感じられないのでしょうか。
今後どんどん花粉が襲来して、突然、重い症状が出るのか少し不安です。


本格的花粉シーズンがやって来た

2015-03-02 17:23:32 | 花粉症

遂に、東京地方も花粉が襲来し始めました。
ほんの一週間前は差ほどでもなかったのですが、何となく目尻が気になります。
我が家では、私以外は本当に重症で、息子は薬を飲まなければ仕事にも行けず
妻は、目の周囲の痒さに思わず手を持って行き、数日で結膜炎の様に赤く
腫れあがってしまいました。

こうなると素人の手には負えず、行きつけの目医者さんで薬を貰ってくるのですが、

それも焼け石に水の様で、メガネとマスクが欠かせません。
このシーズンで消費される我が家のティッシュの消費量は、夏場の10倍以上で
息子は早々と量販店から大量買いしています。

ところで、毎年の事ながら、この時期になると、もう一つ困った事が起こります。

我が家の料理の味が変わってしまうのです。
つまり、妻の味覚が変化してしまうのです。
花粉によって鼻は殆ど役に立たず、特に熱い料理ともなると、猫舌と花粉アレルギーで
味も解らなくなって、いわゆる経験的ヤマ勘で多くの料理が作られます。

元々材料を計って料理をするタイプではないので、そのとばっちりは家族に掛ってきます。

更には、薬を飲むと眠くなる為、花粉でボーッとするのか薬でボーッとするのか
料理の味付けも変わってしまい、出汁や調味料を入れずに料理を作ることも結構あります。
家族全員が花粉症であることから、こんな時も皆寛容的なのですが、寒い時期が過ぎて
心ウキウキする季節なのですが、一日も早く、花粉が無くなる5月が来てほしいと思います。

家族の中で一番症状の軽いのは私ですが、私の対処法は花粉が飛び始めて10日程が

勝負です。
家族を見ていると、目が痒ければ目を擦り、鼻がムズムズすれば鼻をかみと
ごく当たり前の行動をとっていますが、私の場合は、そのような症状が現れると
完全に無視をしています。

家族の症状を見ていると、掻けば増々痒くなり、鼻をかめば増々鼻水が増している事から

そんな症状が現れても他人事のように無視をするのが私の対処法です。
すると、1週間もすると、全く気にならなくなって、痒みも殆ど無くなってしまいます。

つまり、頭の中が痒みを認めなくなることにより、症状が軽くなってしまうのです。

どなたにも勧められませんが、こうやって毎年花粉症と戦っています。
とは言うものの、家族の苦しみはあまりにも可哀想で、
触らないで無視をすれば、痒くなくなるよ、と言うと、
そんな事が出来るなら、こんな事にはなってないと、いっせいに反発されます。
これは、はっきり言って、国民病です。
国を挙げて対策を考えて欲しいと、毎年この時期になると思っています。


最新スギ花粉アレルギー治療法

2015-02-25 16:17:25 | 花粉症

いよいよ招かざる客がやって来ました。
今年は随分遅かった様に思えますが、ここ数日で我が家の
ティッシュ消費量がいっきに上がりました。

私は少し目がかゆくなり、喉が腫れぼったくなる程度なのですが、

この時期になると、私以外の家族は本当にかわいそうな状況となります。
息子と娘は鼻炎カプセルが常時必要となり、妻は、薬は飲まないものの
目や鼻、顔全体がかゆくなり、思わず掻いてしまう事により
まるで結膜炎に罹ったかの様な赤い目になってしまいます。

いつもの年は、2月早々にはマスクを利用しているのですが、

今年は、忘れた頃に一気にやって来ました。
これから、杉花粉の後のヒノキ花粉が終わるまで家族の苦しみが続きます。

そんな中、花粉に関して朗報がもたらされました。

舌下免疫療法と言われる治療法が開発されました。
スギ花粉のアレルギー物質を少しづつ取り込む事により、花粉に対する
強い反応を抑えるという療法です。

一年以上かかりそうですが、これで完全にい治る可能性も高いと言われています。

このニュースを聞いて、私は思わず叫びました。
この治療法、ずっと以前にやってたよ!!
そうそう、と軽く受け流すように妻が微笑みましたが、私のやった事と趣旨は一緒です。

もう20年程前になりますが、私もいつの間にか花粉症になり、毎年家族ともども

春先になると嫌な思いをしていました。
そこで、考えたのは、杉のエキスを体内に取り込んで、花粉アレルギーを直そうと考えました。
花粉が終わった5月頃、奥多摩の山にハイキングに行った時、若い杉の葉を沢山集め
ビニール袋にいっぱい詰めて帰りました。

この発案は、松葉をアルコールに付けて、その抽出液で病気を治すと言う漢方から

花粉症も同じような効果があるのではと思いついたのです。
山から大量の杉の葉を持ち帰り、大瓶に焼酎漬けしました。
それから3か月程して、瓶の色が変わってきた頃から、少しずつ一日一回
スプーンですくって半年ほど飲み続けました。

そして翌年、やはり、杉花粉の時期となると、家族は皆鼻水クシャミで苦しみ始めました。

しかし、私は、目はかゆくなるものの、前年程の苦しみが有りません。
殆ど鼻をかむことも無く、マスクも必要ありませんでした。
これは、今思えば最新の舌下免疫療法と同じではないかと思っています。

あれからもう20年になりますが、家族で一番アレルギーが出ないのです。

もちろん、時々鼻水は出ますし、喉が腫れたりしますが、日常生活には支障ありません。
この事については、家族は懐疑的ですが、私としては、効果があったと思っています。

とは言え、怪しげな民間療法と同じですから、何の医学的根拠も有りません。

スギ花粉を使ったのと杉の葉では効果が違うかもしれません。
しかし、症状が軽くなったことは事実ですから、将来的に専門家に
その真偽を確かめて欲しいものです。