スマホや携帯電話は、我々の生活に無くてはならない物です。
今や、日本人は、老いも若きも、この電子機器無くしては生活出来ません。
ゲームに興じる人、日常の連絡に利用する人、仕事の段取りに利用する人
あらゆる記憶媒体として利用する人と、私達の生活は、この便利グッズに
支配されていると言っても過言ではありません。
全ての日常的な私事を任せる事に依り、便利で豊かな生活が出来ると思い
大人から子供まで、その機能性に全幅の信頼を寄せています。
あらゆる情報を手にいれることができ、自分の望み通りの日常を
エスコートしてくれる事に、人間以上の価値を感じる方も少なくありません。
更に、その機能は、日々進歩を遂げ、コンピューターが社会に出始めた頃
私達が羨望の目で見ていた最新機種よりも、遥かに凌ぐ性能のスマホを
誰もが気楽に使いこなしているのが現状です。
一体、どこまでこの機能が発展していくのか、想像だにできませんが、
この便利グッズが、いつも、自分の思い通り動いてくれていると
誰もが信じていますが、果たして、これから先、忠実な下部として
私達の生活を幸せにしてくれると言えるのでしょうか。
コンピューターの性能は、人間の機能をすべて賄えるようにと、
年々開発研究が行われて来ましたが、その進歩は、研究者の想像を超える
信じがたいスピードで加速しています。
ただ、人間の機能を代行するだけでなく、それ以上の能力を持って、
人類の遥か先を進んで行く様にさえ思えます。
私達がスマホを利用するとしても、その機能をすべて使いこなす事は出来ず
年々、利用者が使う機能の範囲を遥かに超える能力は、私たち人間の立場を
機械より下に置いてしまいかねない程です。
この心配は、既に、様々な世界で懸念されていて、その能力の高さを示す
パフォーマンスとして、将棋や囲碁の世界で人間と対戦させる事で
実証される事と成りました。
今や、私達人間の便利グッズと思われていた機械が、人間の機能を遥かに上回り
人間に支持をする時代になりつつあるのです。
人間社会をより便利で豊かな社会とする為に考え出された人工頭脳が、人間の頭脳を
遥かに上回り、私達人類を支配すると言う、SFの世界が現実に成ろうとしています。
現に、私達は、街に出向く時、何か美味しいものを食べたいと思えば、ネットで簡単に
近所のお店を検索できます。しかも、その内容から、食べた人たちの感想から知る事が
簡単に出来るのです。
何かをする時、自分達が望む条件で、一番楽しめる方法を教えてくれたり、様々な
アイディアを提案してくれたりと、ネット情報は、生活には無くてはならないものです。
これ程にも便利になれば、居ながらにして最適の情報が得られ、幸せな日常を送れると
思いがちですが、よく考えてみると、私達は、ネットを利用するたびに、自分達の
あらゆる個人情報をコンピューターに知らせている事になるのです。
生活の全てを託す事で、自分の情報が次第に蓄えられ、何かをしようとすれば、一番いい方法を
常に提案されるだけでなく、生活パターンも思考パターンも知られている事から、いつの間にか
人工頭脳の言い成りになってしまうのではないかと言う心配が生まれて来ます。
私達個人個人の違いに応じた対応の仕方で、其々が一番動きやすい方法に導入される事で
いつの間にか、機械の考えるシステムに組み込まれて行く可能性が有るのです。
天文学的な分析を瞬時にできる事から、人類一人一人を自由に動かす事も可能です。
しかも、必要でない人間や、機械にとって危険な行動を取りかねない人物を排除する事も
容易と成るのです。
国が、国民の情報を管理する為に一人一人を番号で処理しようとしたのも、コンピューターを
利用する事で国政を有利に進める思惑が有るのですが、一方で、この国民の情報は、人でなく
コンピューターが管理する事で、機械の支配をより近い未来としたことも事実なのです。
人間には私情が有り、人其々によって、物事の判断基準が違います。
しかし、機械による判断は、基準を定めれば、間違う事なく、はっきりと判断されます。
その判断基準が、何処に設けられるかで、我々の未来も決まるかもしれないのです。
私達は、コンピューターを作ったから、少なくとも、電子頭脳の次には位置されると
考えるのは非常に甘く、もしかしたら、これまでの人類が地球の歴史の中で行って来た
様々な蛮行を否定的に取られてしまうと、動物の中でも、かなり下のランクにされるとも
考えられるのです。
地球の自然を破壊し、あらゆる生物を絶滅させ、地球の生き物にとって最悪の生物と言える
人類に対する判断を、電子頭脳はどの様にするかが問題なのです。
私達の生活を便利にするために生んだ電子機器が、いつの間にかに人間の能力を遥かに超え
人類に指示するように成った時、私達の未来が決まると言えるのです。
今や、子供も大人も、一日の内多くの時間、スマホや携帯の画面と向き合い、更には、仕事や
勉強をする時もネットの画面を眺める事が多くなっています。
私達の生活は、いつの間にか電子機器に支配され、その機能に常に従う様に仕向けられて
いるのです。
気が付いたときは、スマホやコンピューターから流れる指示に従って、日常生活を送る事に
成っているかもしれません。
と言うより、多くの方が、それに近い日常を送っていると言えるのです。
私たち人間は、太古の昔から、お互いに膚を触れ、言葉のやり取りを行い、其々の心を
察する事に依り日常生活を円滑に行ってきました。
対人的にも、自然に対しても、五感をフルに活用し、体感しながら心と身体を育てながら
人生を送って来たのです。
人の心に触れる事に依り、信頼を得たり、自分の生きがいを感じたり、人の気持ちを知りました。
この感覚は、日々変わって行くもので、一つとして同じ心境ではないのです。
様々な環境に於ける対人的な触れ合いを通して、人間として成長してきたのです。
しかしながら、この人との間に様々な便利グッズを入れ、やり取りをする事に依り生活が
より機能的で豊かにはなったのですが、人との関わり合いを通した感情の触れ合いが無くなりました。
増して、ネットを通じたやり取りは、単に、情報交換と意思の伝達に過ぎず、常に、生身の
感情のやり取りが出来ない事から、繋がっていながら、個人的にバラバラな人間関係と成り
豊かな人間関係を失う事にもなっているのです。
ネットを通じれば、いかなる熾烈な言動も人を傷つける汚い文面も平気となって、便利な機器が
凶器と成る事も少なくありません。
相手に直接面していない事も有り、その言動は益々エスカレートする事も珍しくありません。
この事は、人間が、機械と同じような考えを抱くことになり、自分の考えを相手かまわず
強要しても、いかなる相手に対しても、思いやりや慈しみが無くなってしまうのです。
ネットが炎上したりしてニュースになったりすることが多いのですが、これは、不謹慎な
ネット利用者が、誰かを追い詰めた結果であり、普段は、何もできない人間が、ネットを
通じれば信じられない行動や言動を行う事と成るのです。
しかし、これは、人間が行う事ですから、まだ、可愛い物であり、たかが週刊誌ネタで
終わるほどの話題に過ぎません。
ネットによる様々な事件や被害は、人間がネットを利用する事で、悪質な利用者が引き起こした
内輪の事件の1つでしかないのです。
所が、ネットを形成している電子頭脳そのものが独断でネットを利用している人間に支持をしたら
とても炎上どころではなく、人類存亡にも関わる可能性が有るのです。
コンピューターが人類の存在を否定した途端、全ての地球上のシステムは、人類を滅亡させる様に
瞬時に変わってしまうのです。
それまで、人間の生活を支えていたもの全てが、人間を消滅させる方向に動くのです。
ネットで管理されているのですから、瞬く間に、人間の生活が否定される社会と成るのです。
誰が世の中の意思決定を行うかで、地球の未来も決まって来るのです。
これまで、人間が、地球の全てを支配し、自分達に都合がいい様に作り変えて来たのですから
これを、電子頭脳が行う様に成った時、果たして、私達人類は、地球に生きていられるのか
考えただけでも恐ろしい世界が生まれるのです。
私たち人類は、自分達の生活を便利に豊かにする為に、地球上のあらゆる資源を利用して来ました。
しかし、長足の進歩を遂げる過程で、私達人類の犠牲になった多くの生き物が絶滅し、
地球環境も破壊されて行きました。
今や、地球自体の環境も大きく変わり、異常気象は当たり前の時代と成りました。
更には、より機能的で便利な世界とする為開発された電子機器は、私達の生活を、一段と便利で
豊かなものとしました。
しかし、その反面、人類の繁栄の力と成った電子機器は、人類の生活を助ける為の機器から
人類を管理する電子頭脳として急速に進歩しているのです。
人類がこの世に現れて、地球の環境は悪化する一方でしたが、遂に、人類の暴挙を止める物が
現れたと言えるのです。
誰も止められなかった人類の蛮行を、人類自体が創り上げた電子頭脳によって止められるとは
考えもしませんでした。
しかし、その時は、着実に加速的に近づいていると言えるのです。
いまだ、多くの人類や、開発した科学者たちは、コンピューターがの発達が、人類の将来を
切り開くと考えていますが、人類を破滅させるとは、思ってもみない事です。
電子頭脳の進化は、人類が100年を掛けて行って来た事を、わずか数日で行うと言われています。
しかし、それ程にも優れた電子頭脳が、数年もすると、遥かに上回る電子頭脳にとって代わられると
考える学者も多いです。
人間の想像を遥かに超えた電子機器の世界は、私達の想像をはるかに超えて、実は、既に着々と
人類の地位を狙って進化しているのかもしれません。
ただ、私達が気が付いていないだけで、もう、既に、スマホの中にも、私達を操るシステムが
組み込まれていて、有る時、私達の生活すべてがスマホによって支持される時代が来るかも知れません。