めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

エッ!? 自分が熱中症?

2015-08-14 12:59:33 | 猛暑

さすがに、今年の夏は暑すぎて、屋外のスポーツは
健康と言うより、下手をすれば生命の危険すらあります。

先日も、たまたま用事で、昼過ぎの炎天下を、2時間ほど

歩いていると、何やらあたりの空気が澱んで感じます。
更には、頭が少し重く、昨日夜更かしが過ぎたせいかも
と思っていると、何となく目がかすんでいます。

暑さで、道路が陽炎の様になっているのかと思って

歩道を歩く人たちを見ても、何か、目のピントが合いません。
ようやくその時、もしかして、熱中症!?と思いました。
まさかと思っていたのですが、直ぐに、近くの自動販売機に
歩み寄り、中型のペットボトルを買い求めました。

清涼飲料水を一気に流し込み、少し日陰に入って休んでいると

ようやく身体も落ち着いて、辺りの景色も良く見えてきました。
これが日射病の始まりか!?と、まさか自分に発症するとは
思ってもいませんでした。
日頃から小まめに水分は摂っているので大丈夫と思って
甘く見ていました。

そんな暑さのせいも有って、最近朝のウォーキングもなおざりです。

時たま歩いては見ても、太陽が上がってなくても、30度を超えています。
しかしながら、多くの高齢者が歩いているのには驚かされます。
熱中症にならない為に運動を控えましょうというニュースが
毎日流れていますが、ウォーキングは習慣と成っているのでしょうか。
若者は少ないものの、高齢者は相変わらず頑張っています。

でも、明らかに、多くの方が苦しげです。

毎日頑張らないと、成果が上がらないと思っているのかも知れません。
中には、夢遊病者の様に、足取りもふらふらとしている方がいます。
私達は、時に健康と言う言葉に囚われて、必要以上に身体を動かしたり
痛めつけたりしがちです。

スポーツは健康に良いと思っている方々の中には、汗を流し、

身体を動かしている事が健康に繋がると思ってる人がいます。
あらゆるスポーツは、身体を使ったパフォーマンスや運動を
見せる事により、動く事が健康そのものの様な錯覚を生みます。
そのため、より激しく長く動ける人が、あたかも健康であるような
イメージを植え付けがちです。

スポーツをする時、その外見的な姿やテクニックを重視しがちですが、

最も大切な事は、身体を休めるという事です。
外見に囚われがちな現代人は、スポーツで身体が作れると思って
より激しい運動を望み、更には、痩せる為に、栄養すら摂ることを
罪悪と思ってしまう事が有ります。
そのため、スポーツをする事で、身体に様々な害を与えている事に
気が付かない人も多くいます。

アスリートは、その姿やパフォーマンスが注目され、常に激しく動き

身体を鍛えている様に思われがちです。
しかし、素晴らしいスポーツ選手は、非常に良く身体を休めます。
例えば、力士は、食べる事と寝る事が出来ないといい相撲取りには
成れません。
特に、中高年ともなると、代謝が悪くなり、身体の機能が弱りがちです。
なかでも、スポーツで疲れた身体を回復させる力が激減します。

一生懸命頑張る事よりも、頑張った後、十分な休息を身体に与え

更なるパフォーマンスが出来る様にすることが一番大切であり
運動をして身体を創ろうとする人は知っていなければならない
重要な項目の一つです。


猛暑対策は、カラオケ

2015-07-27 13:52:35 | 猛暑

昨日は、特別な予定も無く、何処に行くかを決めかねていました。
しかしながら、朝から気温はどんどん上昇し、部屋の中に居ても
寒暖計は30度を超えています。

クーラーは何年も使っていませんが、朝から無風状態で、

庭のサッシを開け放ち、玄関も半開きにしていても、全く風が無く、
扇風機の風をあてても、一向に身体が冷えません。
意を決して、今日は、都内のカラオケ店にエスケープする事と成りました。

都内をぶらついてもこの暑さではバテてしまうし、かといって、ショップを

回っても疲れるだけです。
美味しいものを探しても一軒に何時間も留まる事も難しいと判断して
一番のんびりと邪魔をされないで寛げるのがカラオケと判断しました。

カラオケショップに行ったことが無い人は、歌を歌うのに何時間も使う事は

考えられないと思うかもしれませんが、歌を歌いに行く人ばかりでは有りません。
中で読書をしたり、喫茶店代わりにしたり、また雑談や勉強に使ったりと
今では多種多様の用途で様々な世代が利用しています。

その様な訳で、暑い日差しを避け、のんびりと時間を潰すには絶好と考え

6時間以上割安で利用できるフリーコースで入店しました。
幸い長椅子が有るので、クーラーの効いた部屋で横に成ったりして
歌を歌ったり食事をしたりして過ごしました。

夕方になって日が陰って来た頃、夕食を兼ねて外に出てみると、

さすがに、真上から刺すように眩しく輝いていた夏の陽も、少し西に傾き
汗が出る程では有りません。
でも、この暑さなのに、スクランブル交差点は歩けないほどの人並です。
いつも歩く道とは言え、人とぶつからない様に歩くのがやっとです。

ふと見上げると、通りの電柱に大きな七夕の吹き流しが風に揺れています。

海外の観光客がしきりに写真を撮っています。
私達も一緒に数枚撮っていると、後方の空が茜色に染まり、あれほど暑かった
つい先ほどまでの街に、人々の笑顔が見られます。

近くの飲食店で食事を済ませると、もう、空は深い藍色に変わり、それをバックに

都会のネオンが美しく浮かび上がっています。
少し必需品を買って、足早にバス停に歩いていくと、沢山の若者たちが
ハチ公の周りで人待ち顔にスマホを覗いたり、友達同士でにこやかに語らったり
いつもの駅前の光景です。

バスに乗って家に帰りつくと、昼ほどではないにせよ、暑さがまだ残っています。

とはいうものの、一日外出して帰ってくると、ぐったりと横になってしまいます。
冷たい飲み物で喉の渇きをいやすと、いつの間にかぐっすりと眠ってしまいました。
夜中に目を覚まし、風呂に入ると暑さと疲れで、すぐに夢の中に引き込まれそうです、
かたわらでは、すでに眠りについた妻のリラックスした寝顔に、思わず
口元が緩みました。

 


ウナギで暑い夏を乗り切るは遠い昔

2014-08-07 14:13:09 | 猛暑

八月に入り、更に暑さが増している様で、寝苦しい毎日です。
暑さを乗り切るための食材として代表的な物に、ウナギがあります。
ウナギを食べて精を付けて頑張ろうなんて、庶民の気持ちが
今では、高級魚となってしまい手が出ません。

絶滅危惧種に指定され、今後我々庶民が気楽に食べられる食材と

新たに手ごろな値段になるとは考えられません。
専門店に入る勇気は無いものの、スーパーで手ごろな値段を期待し
鮮魚売り場を覗いて見ると、季節がら、安売りの文字が並んでいます。

本日特売という大きな垂れ幕の下に、数人の客が頭を突っ込んでいます。

見ると、2000円のウナギパックが1180円です。
おっ!安い!と思い手に取ると、なんだか小ぶりです。
一匹丸々入っていますが、かつて、980円で高いと思ったウナギより
一回り小さい様に思えました。
買い求める客も、手に取るものの、中々買い物籠には入れません。
私も結局買わずに、他の食材を買って店を出ました。

後日、街を歩いていると、丼物チェーン店がウナギの丼を宣伝していました。

最近食べた事のないウナギを手ごろな値段で食べられるとあって
思わずカウンター席に座ってしまいました。
早速出てきたのは、携帯の半分ほどの可愛いかば焼きでした。
確かにウナギです。でも、どう見ても、秋刀魚のかば焼き缶詰です。
私達庶民からウナギは遠いものになった事を実感しました。

子供の頃、川遊びのついでに釣ったウナギを持ち帰り、

玄関先に置かれた瓶の中に投げ込んでおくと、数日して
泥を吐かせたウナギが普通に食卓に上がりました。
食材として肉や卵を買うよりももっと安く、川に行けば
タダで手に入ったのが夢の様です。

今や環境破壊や地球温暖化、乱獲と言った人類の横暴が

自分たちの食生活を苦しめています。
限られた資源の確保に世界中が躍起になり、世界中で
醜い争いが続けられています。

食料、資源の確保が人類の歴史と言っても過言ではありませんが、

そのために多くの争いが起こり、多くの血が流されて来ました。
しかし、今や、世界中から奪う食料も資源も枯渇してきました。
ウナギのように絶滅の危機に瀕している食材も数多くなりました。

今簡単に手に入っている食料が、いつ無くなってしまうかと思うと

私達人類の未来は暗いイメージしか沸いてきません。
我が国においても、すでに食料自給率が示している通り
自活していくには程遠い状態です。

いつの世も、まず食べていけなければ生活はなり立ちません。

国民が飢え苦しむ様にならない為にも、経済力のみを前面に示す
国家方針から、食が満たされた豊かな国民を誇れる国となるよう
未来への不安を取り除いた指針を示して欲しいものです。


銀座にオアシス

2014-08-01 13:04:31 | 猛暑

昨日は息子の仕事と私の仕事がオフで重なり
数年ぶりに二人で都内をぶらつきました。
まずは、築地で腹ごしらえ。数年後には新しい場所に
移転が決まっているとはいえ、威勢のいい掛け声と
歩く事もままならない人ごみは変わりません。

ただ、商店の形式は随分変わってしまいました。

かつては市場の延長の様な店構えが並んでいたのが
観光客を対象にしたお洒落なお店が多くなりました。
海外にも知られる様になって、様々な言葉が聞こえてきます。

そんな中で、息子のお気に入りである丼屋さんに入りました。

私は海鮮丼、息子は大好きないくら乗せ丼でした。
市場直送とあって、ネタは新鮮で言う事なし。
ちょっとお高めなのが市場の中にしては気になりましたが
息子のおごりとあって、心行くまで堪能しました。

それにしても随分変わったもので、かつて年末になると

マグロのブロックを買いに来ていた専門店が、
何とお洒落なカウンターを備えたお店になっていました。
確か、あのあたりで、一抱えあると思われる巨大なマグロを
長い刀の様な包丁で切り分けていたのが夢の様です。

食事の後、ブラブラと腹ごなしに銀座まで散歩。

ちょうどソニービルまで来ると、人だかりが目に飛び込んできました。
ビルの前の一角に巨大な水槽が置かれ、沢山の人が囲み
一斉にカメラを向けていました。
そこは、何やら見覚えのある風景。
私が学生の頃、沖縄の西表島の近くの離島で潜った海の中を
覗いているようです。

その中で目を引くのは巨大なナポレオンフィッシュです。

等身大程の大きさで水槽の中を泳ぐ姿は威風堂々とした感じでした。
沢山の熱帯魚の中を悠然と泳ぐ姿はあの時を鮮明に蘇らせ
一瞬にして数十年の前の沖縄を思い出させました。

学生の頃、一か月程の期間、沖縄に遠征して、サンゴ礁に住む

沢山の海洋生物を研究しました。
当然研究ですから、捕らえる事はあっても食べる事は有りません。
しかし、遠征の日々の中で、一度だけ食料の為に捕獲が許されます。
部員全員が、研究という課題でなく、食料として漁師のように
モリを持って一日中海の中でハンティングします。
夕方ともなると、数十キロの獲物で桟橋は溢れます。
当然全部食べる事はできません。島民の方に殆ど差し上げます。
でも、食べたい魚は最低限確保します。

その中で、このナポレオンフィッシュは夕飯のスターです。

150センチを超える巨体は、鱗を剥がすと、薄緑色の皮が網目状に
白い身を被い、身を取り分けると、まるでマグロの解体です。
大ぶりの刺身を皿に盛りつけると、大きいブリの切り身を置いた様で
二つも乗せれば、お皿からはみ出てしまいます。

庭に置かれた潮風で白く変色した大きな木のテーブルに置かれた

その巨体は、向かいの仲間が頭しか見えません。
一応、鯛の御頭付きの様に料理したものの、巨大な頭ににらまれ
一瞬箸が止まりそうになります。
でも、その白い身はマッタリとして甘辛くした酢味噌で食べると
止まらなくなります。

島の方も一緒に焼酎を浴びる様に飲み、いつの間にか三味線の音と共に

誰彼となく踊りの輪が広がって行きます。
空には西表島から天の川に沿って登って来るサソリ座が澄み切った夜空に
宝石のように美しく輝きます。

ボーっと見ていると、息子が肩を叩き、突然辺りの景色が現実になりました。

相変わらず水槽の主はゆっくりと右へ左へとゆったりと泳いでいました。


猛暑の夏を乗り切る

2014-07-25 12:53:06 | 猛暑

今日も暑い!!
毎年の事ながら、梅雨が明けると日本中が蒸し風呂のような暑さです。
海外から日本を訪れる人々の印象も、自国よりも蒸し暑いと言います。
昔から夏は暑いのが当たり前でしたが、ヒートアイランド現象や温暖化で
地球全体が年々熱くなっているのを実感します。

しかしながら、四季がはっきりしていた昔の日本は、たとえ暑いとはいえ

その移り変わりを楽しんだものでした。
季節季節の風景の移り変わり、その時期に一番おいしくなる旬の食べ物、
日本の四季は人々の心に安らぎと感動を与えてきました。

季節変りがはっきりせず、極端な気候が目立ってきた昨今、私達の生活も

四季にとらわれない変化のない生活を求める様になりました。
セントラルヒーティングが浸透するにつれ、四季の変化に対応する私達
日本人の身体にも変化が見られ、増々抵抗力の無い民族になっています。
様々な難病が増え、精神的にも肉体的にもひ弱な子供達も増えています。

私の仕事場も、クーラーがフル回転していて、窓のガラスに触れると、

外気との気温差にビックリします。
しかしながら、この室温に何時間も慣れて帰宅すると、急に熱帯の国に
要った様で、寝苦しい毎日です。

もう何年クーラーを使っていないでしょうか。節電という目的でもなく

ずっと以前から夏は窓や玄関を開けて風を通し過ごしてきましたが、
さすがに、猛暑が続くと、扇風機を当て続けなければ汗が流れてきます。

中東出身の外国人は、日本の夏は自国の暑さよりも暑いと言います。

自国の暑さは普通に40度を超え、時には50度を超えると言うのに
東京の35度ほどの気温に閉口しているそうです。
いかに、湿度が高いと人の体調を狂わせるか良くわかります。
熱中症が心配される暑さがこれから何日も続きます。

暑さからいかに逃れるかという事も大切ですが、多少の暑さには動じない

身体作りを考えていかねばと思っています。
暑さ寒さも彼岸までと言った時代は過去の事、10月の声を聴くまでは
油断しないで暑さ対策を講じていく必要を感じます。