35、36、37、・・・・・・48、49・・・・・
その頃には、からだ全体に汗が滲み出た。
フーッ!
吐く息で暑さを振り払うかのように・・・・51、52、53・・・・
しばらくすると不思議なことに、汗の状態が落ち着きはじめて、折からの風が心地よく、からだを冷やしてくれる感じだ。
拭うこともせず、あふれるに任せた汗の状態が、変わるはじめての経験をした。
思いなしか、背筋もスッキリ伸びてくれる。
67、68、69・・・・100
今日から「108回」数えようと、坐りはじめる前から心算していた。
100を過ぎたところで、浮かんできたことがある。
ある修行寺に着くためには、階段を登らなければならない
その階段は109段あると言う。
人よりも煩悩の数が多い人が修業する寺、と言うことらしい。
嘘か真か、確かめてはいない。
そもそも誰に聞いた話か、覚えていない。
と言うわけで、108回でやめずに、一つ足して109回 数えきった。
最後の109回目の呼吸は、ゆっくり・しっかり吐ききった。
足をほぐして、仰向けになった。
野口体操「真の動き」から、両足を天井に向けて揃えてあげる。
足の裏が天井と平行になっているか、むしろつま先を伸ばした方がバランスは取りやすいかも。
そして鼠蹊部は、鉛直方向と一致しているか、を確かめる。
余分な力が抜けて重さで鉛直方向に一致するのを感じ取って、その姿勢のまま自転車漕ぎをひとしきり行った。
姿勢を仰向けに戻し、「おへそのまたたき」で上体を起こし、しゃがむ姿勢から「上体のぶら下げ」へつなげた。
久しぶりに、よろしくない右肩も違和感が、減っていることに気づく。
左右の腕がだらり、とぶら下げられるのを味わって、朝の体操と坐禅は終了。
以上、8月15日の報告でした。