goo blog サービス終了のお知らせ 

羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

暮らしのなかに雑用はない

2009年07月21日 07時39分01秒 | Weblog
 昨日は、北側の細い空間を中心に、土や落ち葉や草を整理した。
 今朝は東京都の収集袋が二つ、基準に合わせた長さと幅にまとめた木の枝と壊れた簾をまとめたもの等々を早朝にゴミ集積場に出しにいった。

 まだ、やらなければならないことが残っているが、これはもう一日あれば片付きそうだ。
 家の周りをきれいにすることも大事な作業なのだ。
 野口先生は町を歩いていて、植木鉢の土が乾燥したまま干からびた植物がほったらかしにされているのを見ると、悲しみと怒りに震えておられた。
「許せない!」

 育てるのならちゃんと水だけはやって欲しい。
 枯れてしまったら、ちゃんと片付けて欲しい。
「それが命への礼儀だ」

 夕方になって半野良猫が水を飲みにきた。
 呑み終わって裏にまわっていく後を追ってみると、朝のうちに硬くなった土をほぐしたり枯葉を取り除いてきれいになったところを、その猫は前足で掘り返していた。たしかに猫は清潔好きで、きれいなところでしか糞をしないという。
 まさに、糞をするためだった。
 実は、土の上にしていくのはかまわない、と思っている。なぜなら土をかぶせておけば匂わないし蝿もこないから。
 困るのは砂利の上に残していくこと。
 こればかりはたまらない匂いと蝿に悩まされる。
 
 さてさて、夏休みには、次々片付けるところがある。
 それらは雑用ではないのだ。
 暮らしのなかに雑用はない、と思いたい。
 野口の考えによれば‘雑’がつくものやことは、実は至極大切なものやこと。

雑詠、雑役、雑音、雑貨、雑家、雑歌(ぞうか)、雑学、雑楽、雑株、雑感、雑記、雑器(神の供物を盛るのに用いる小さな木皿)、雑技、雑居、雑業、雑菌、雑軍、雑芸、雑件、雑考、雑交、雑婚、雑言、雑載、雑纂、雑誌、雑紙、雑事、雑色、雑修、雑種、雑酒、雑揉、雑書、雑抄、雑掌、雑餉、雑所得、雑税、雑節、雑然、雑説、雑草、雑則、雑卒、雑損、雑多、雑体、雑題、雑談、雑著、雑踏、雑稲、雑納、雑嚢、雑俳、雑駁、雑費、雑筆、雑品、雑物、雑文、雑粉、雑編、雑報、雑木、雑務、雑用、雑録、雑話……広辞苑より

 逆引き広辞苑は次回に。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする