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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

『動的平衡』福岡伸一と‘ミミズの体操’

2009年07月03日 19時51分25秒 | Weblog
 ようやく授業も大山を越えて、残すところ僅かな回数となった。
 今度は学生がアウトプットする番だ。

 ずっと読みたいと思っていた『動的平衡』福岡伸一著 木楽舎 を手に入れて読み始めた。
 いやいや、藝大の三木先生を思い出した。
 そして野口体操が‘ミミズの体操’であることの真の意味をこの本で読み取ることが出来た。

『私たちは、たとえ進化の歴史が何億年経過しようとも、中空の管でしかないのだから』
 第二章のなかでー人間は考える管であるー小見出しはそう記されている。

 帯には「読んだら世界がちがってみえる」とあるが、野口体操で生きてきた私には、ちがうどころか野口体操の裏づけをしてもらっている、と思える。
 だいたい書名『動的平衡』と言う言葉自体、野口が好んで使っていた言葉である。

 野口体操が、存命中に広く一般に理解されなくても不思議はない。
 ようやく時代が追いついてきた、といえないだろうか? 
コメント
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