遍路中の楽しみと言えばなんてったって、寛ぐことの出来る宿探しだ。今回は二回目なので、前回の反省で「絶対に泊まらないと決めた宿」が何軒かある。これは他人やインターネット情報ではなく、自分の体験と目で確かめたものだから間違いない。 決めた根拠は ①トイレ、風呂など水周りが不備(ウオッシュレットが一番嬉しい) ②寝具が不潔 ③もてなしの心が無い がワーストスリーだ。
インターネットでも多くの人が色々な意見を寄せているが、選定基準はバラバラなので鵜呑みには出来ない。私は前記①~③が選定条件で、そのまま優先順位である。
遍路宿は大きく分けて四種類 ①宿坊 ②民宿 ③旅館 ④ホテルがある。それぞれに味わいや潤いがあり、どれが良いと一概には決められないが、宿坊と民宿はあたりはずれが大きい。
今回は素晴らしい宿坊について述べる。歩き遍路仲間の情報で良いと評価されているのは ①安楽寺 ②薬王寺 ③鯖大師 ④金剛頂寺 ⑤岩本寺 ⑥仙遊寺 ⑦善通寺である。あくまで私が聞いた限られた範囲である。この内私が実際に宿泊したのは①④⑤⑥の四カ寺、この内前評判通りだったのが「金剛頂寺」と「岩本寺」、私の期待する三条件を全て叶えてくれた。敢えて2寺の優劣をつけるとすれば、食事の素晴らしさで「金剛頂寺」が最高である。
更にひとつ感想を付け加えれば、朝のお勤めなどで変に、宿泊客におもねるお寺があるのは残念。やはりお寺の威厳を持って、相応の厳しさで接遇してもらいたいものである。
写真は「金剛頂寺」の個室、いい加減なホテルなど足元にも及ばないのが分かりますネ