もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

備北丘陵 菖蒲

2020年06月22日 | Weblog

「いずれがあやめ、かきつばた」という、美人に例える言葉があるが…

 

妖艶な美しさは菖蒲であろう。
何気ないような花弁でも、妖しい模様がそれとなく描かれている。

 

一輪だけ眺めても、あでやかさは半端ではない。

 

そうかといってこれなどは、清純ともいえる爽やかである。

 

水際に群生するのも、まさに一服の名画。

 

菖蒲には「熊本系」と「江戸系」があると聞いたことがある。
どちらか一方が「上から眺めると華麗」で、残る一方は「横から愛でると趣がある」だったが…

 

腰をかがめて目線を下げてみれば、こちらも一興。

 

この眺めを独り占めとは、なんとも至福のひととき。

 

お殿様になった気分で上から見下ろす。
誠に艶やかの一語。

 

「上から見下ろす」ではなく「座敷から楽しむ」のがこのアングルかな?

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