もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

徳川園

2015年07月12日 | Weblog

尾張名古屋は徳川御三家の城下町、街のほぼ中央に位置するのが池泉回遊式庭園の徳川園。

 

 お庭と美術館にむかう薬医門と下見板張りの塀。
 大通りから少し小路を入ったところに武家屋敷風の門があり、さらに奥が出入り口となっている。

 

 尾張徳川家藩主の別邸跡だと説明書きがある。

 

 美術館内の坪庭にあしらわれたのは「鶴島と亀島」だろうか?
 藩主は道教の蓬莱思想に基づき「鶴は千年、亀は万年」と不老長寿を願った。
 鶴と亀の見分け方は御存知ですよね?

 

 広大な濃尾平野に位置する名古屋ご城下は、起伏がほとんどない平坦な地に築かれた。
 だが園のある出来町一帯は、そこそこの傾斜地で日本庭園に相応しい場所である。

 

 渓谷に架けられた橋は虎仙橋と命名されているが、何故か「虎の尾」の表記もある。
 渡って良いものか、はたまた踏んではいけないものなのか、判断がつきかねた。

 

 新緑の間を縫う清流が心地よい風を運んでくれる。
  これからしばし、街の喧騒を離れて日本庭園を堪能しよう。

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