宮崎県で発生した、家畜の口蹄疫のニュースには、心痛みます。
ワクチンを打ってから・・・というテレビのニュースの中で、
ワクチン接種でもだえた牛もいたという、飼い主の言葉に
涙が浮かんでしまいました。
罪もない牛、豚が、長い年月かけて育ててきたことが、
皆無になってしまう、やりきれない気持ちに、言葉もありません。
これらに関わっている人々の今後にも、大きな影響が出てきます。
病気を拡大させないための処置とはいえ、
心よりお見舞い申し上げます。
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口蹄疫とは
「蹄」は「ひづめ」のことで、牛や豚、羊がかかる伝染病です。
ウイルスが原因で、よだれをたくさんたらし、口やひづめに、
水ぶくれができる。
人は大丈夫で、感染した家畜の肉や、乳を口にしても、
人にはうつりません。
感染したら、肉の質が落ちて、乳の出が悪くなる。
伝染力も強いから、まず感染の拡大を防がなければならない。
宮崎県では、感染が確認された農場で、飼っている
すべての牛や豚を、処分している。
ワクチンを接種しても症状が出なくなり、流行が収まりやすい。
ただ、ワクチン接種でできた抗体と、感染による抗体の区別が難しく、
終息したかどうか確認に時間がかかるから、実際には使いにくい。
( 5月11日の記事です )
*** 朝日新聞・ニュースがわからん!より、抜粋にて ***
5月19日に、20万5千頭の牛と豚に、ワクチンを打ったうえで、
殺処分にする新たな対策が、正式に発表された。
手塩にかけた農場経営者には、無念でならないことでしょう。
殺処分の豚に、「守ってやれずにぼめんね」、と詫びて涙を
浮かべている場面を、見るのは辛いことでした・・・・・。
アサギリソウです