気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

ワサビの抗菌作用

2009-10-07 | 言葉の意味は


ツンとくる辛みと、香り、魚や貝の臭みを和らげ、
   味を引き締めるワサビは、すしには欠かせない。

ワサビは、日本特産のアブラナ科の植物。
根茎を薬味に使うが、そのままなめても、辛みは感じない。

すり下ろしたり、刻んだりして初めて、辛くなる。

細胞が壊れ、グルコシノレートという成分が、酵素で分解される
ことで、辛み成分のイソチオシアネートができるからだ。

このイソチオシアネートを中心に、ワサビには抗菌など様々な作用がある。

すしと結びついたのは、江戸時代の後半。

文化年間に、江戸でサバの押しずしの臭み消しに、用いられたのが
最初で、やがて登場した握りずしにも、使われたという。

ワサビには、食中毒の原因になる腸管出血性大腸菌O(オー)157や
腸炎ビブリオ菌、魚を介して人体に入る寄生虫アニサキスなどへの
効果が、研究で確認されている。

また、がん細胞の増殖を抑える、ピロリ菌による胃の障害を改善する、
といった作用があることも、動物実験でわかっているそうだ。

もう一つ、すしにつきものの緑茶もがん予防や抗菌作用で知られる。

すしの名脇役たち、多く取ればよいわけではなく、
ワサビは一日3~5㌘、お茶は5~10杯程度が適量だそうだ。


   *** 朝日新聞・食の健康学より・抜粋にて ***


ワサビの効能など、考えたことはありませんでしたが、
食べ物の組み合わせには、大切な意味があり、美味しさも
引き立てているのかもしれません。