「お肌にいい」「関節の痛みが治まる」
などと宣伝されているコラーゲンですが、たんぱく質の一種で、
ヒトでは全たんぱく質の約3割を占める。
皮膚や骨、腱、血管など体のほとんどにあり、臓器を形作ったり、
細胞の足場になったりする。
全コラーゲンの4割は皮膚に、2割は骨や軟骨にある。
「紫外線や加齢によって、真皮のコラーゲンが変形すると、
しわなどの老化が起こります」
と東京農工大硬蛋白質利用研究施設の、西山 敏夫教授。
コラーゲン分子同士が、結びついてしまい、弾力が損なわれるためです。
年をとると、コラーゲンは減る。
たくさん食べれば、お肌や骨に補えるのだろうか。
「ヒトで有効性が示された研究は、まだ見当たりません」
と国立健康・栄養研究所の、石見 佳子プロジェクトリーダーは言う。
コラーゲンを食べると、お肌がぷるぷるになるというのは、
「原料の補給にはなりますが、そのまま作用するとは、
理論的に考えられません」、と石見さん。
ただ動物では、骨への一定の効果が、報告されており、
ヒトでの成果も待たれる。
*** 「今さら聞けない」新書化より・抜粋にて ***
ご参考になさってください・・・・・。
ウオーキング道路の、草花です
( 9/1に写したものです)