日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

最後の追い込みです

2017-02-06 08:38:20 | 日本語学校
晴れ。

まだまだ肌寒く感じられるのですけれども、朝すでに10度を超えているとか。本当でしょうかしらん。…ダウンはまだ手離せません。

今年はどうも「ウメ(梅)」の花と「カワズサクラ(河津櫻)」の便りがほぼ同時に届くことになりそうで、「観梅会」へ行ったものやら、「桜狩り」に行ったものやら、迷ってしまう人も出て来るかもしれません。

でも、いいですね。花の便りで迷ってしまうなんて…。

さて、学校です。

入試を控えている学生の、最後の追い込みが今日から始まります。かといって何か問題集をやるというのでもなく、「N1」文法は毎日進めていくのですが、それと同時に、漱石の『坊ちゃん』の続き、それが終わると、ある大学の入試の過去問をする…それくらいのものなのです。もちろん、合間合間に面接の練習も。

実際に「Aクラス」と「Bクラス」の学生を一緒にして、こういう授業をしたことがこれまでなかったものですから、ちょっと大変であろうなという気がしています。

資質的にはそれほど差があるわけではありません。初中級では同じように授業を受け、同じように答えていたのですから。けれども、いろいろな理由で半年ほども勉強に集中できなかった、あるいは、上のクラスと同じ教材で授業を受けずに、比較的復習の多いクラスに行き、「N2」は自分でやっていた…となると、やはり差は出てきますね。前へ前へ、先へ先へとやっていたクラスと、幾度も振り返り、復習を多くやらねばならなかったクラスとでは。

私は両方とも授業に行っていたのですが、どちらのクラスももちろん、個人的な差はあります。が、遅刻せずに勉強に集中できる人たちが多いクラスにいた方が、それは効率的に勉強ができます。

上のクラスでやってみないかと勧めても、いやいやと尻込みしていれば、やはりそれなりの差として出てきます。

実は先だって、2、3週間ほど、ある大学を受けるということで、「Bクラス」の学生を数人、「Aクラス」において、しばらく授業をしていたのです。「Aクラス」の授業ですから、「Bクラス」の学生に何かを指導するときにも、つい「Aクラス」に対するときと同じような口調でやってしまいます。すると、向こうが困ってしまいます。しまったとこちらも思ってしまいます。

差は歴然たるもの。自分では「他の学生よりもできる」と思い、「一人でも文法くらいできる」と思っていても、できてはいないのです。まあ、人間万事塞翁が馬です。「失敗しなければ成功もできないだろう」で、これが教訓となってくれればいいのですが。

なにせ、ここでは、狭い「日本語」の分野でやっているだけですから。

日々是好日
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