晴れ。
「もう、7割ほどの(杉)花粉が飛んでしまった」そうですが、これを素直に受け取って喜ぶのか、あるいは「まだ3割も残っている…」とため息をつくのか…。それが、幸不幸の分かれ目…。もちろん、素直な人が幸せな道をひた進んでいるということになるのでしょうけれども。
今朝も目薬を差し、マスクをして学校に来ています。
けれども、一昨昨年までは、病院に通って薬のお世話になっていたわけですから、それに比べれば、うんと楽になった。目薬が効いたのか、あるいは体が慣れたのか…まあ、慣れたということはないのでしょうけれども。
学生の中には、来日後まだ二年にも満たないというのに、この頃になると、鼻をグシュグシュいわせ、目を赤くしている者も出ています。早いなあというのがこちらの感想なのですが、日本人と同じように、マスクをしているのが面白い。彼らの国ではマスクなんてしたことがなかったでしょうし、(来日してすぐの頃は)日本人のマスクを見て違和感を覚えていたでしょうに。
しかしながら、「郷に入っては郷に従え」。その土地の人と同じようなものを食べ、同じように過ごすのが一番「いい」のでしょう。病気になったときも、その土地の人に聞き、2,3日、その土地の人が、その病になったときに食べているものを食べた方がいいのか、あるいは、すぐ医者に行ったほうがいいのかをちょっと考えて(ときどき、その通りにするのはまずいなあと思われるような所もあるので)決めればいいのです。
ただ、学生達は自分の国から持って来た薬を飲む人の方が多いのです。怖いことに、それで、なんでもやり過ごしてしまおうとします。もちろん、それで大丈夫な場合もあるでしょうが、長引いたりしますと、思わず、医者に行けと言ってしまいます。
特にこの時期はまだインフルエンザが流行っていますから、そうした方がいいのです。前に、このインフルエンザのことがどうもよく判らなかったらしい、南国の学生が、(インフルエンザにかかっているのに)大学の入試に行くと駅まで行っていたことがありました。
ちょうど、「ちゃんと起きていますか」コールをしたときに、わかったのですが(していなければ、そのまま大学へ行っていたでしょう)。(多分)ニコニコして電話口に出て、「今、駅にいます。インフルエンザですけれど、先生、大丈夫」。慌てたのはこっちで、思わず「だめ。すぐに部屋に帰りなさい」と叫んでしまいました。
大急ぎで、大学に連絡し、事なきを得たのですが、もしそのまま行っていたら、大変だったでしょうね。
前に、(これは違う国の学生ですが)肌に張り付いている小さな黒い虫の写真を(蝶の幼虫のようでした、形は)私に「見せ、「これは、だめ。これは大変な動物(虫です)」と言った学生がいました。彼は、この虫が日本にもいるかどうかを聞きたかったようなのですが、私にはわかりませんでした。おそらく南国にいる、何かの毒性の強い虫だったのでしょう。
「南京虫とかは、話に聞いたことがあるけれども、ちょっと違う。いないのではないか」と言いますと、「私の国にはたくさんいます。ほんと、これは怖い」と言います。
思わず、日本に連れてきていないでしょうねと言ってしまったのですが、ヘラヘラ笑っていた彼。意味がわかったでしょうか。
もっとも、蝉におびえて、「日本には大きな虫がいる。部屋に飛んできた。怖い」と叫んでいた北の国の人もいましたけれども。
日々是好日
「もう、7割ほどの(杉)花粉が飛んでしまった」そうですが、これを素直に受け取って喜ぶのか、あるいは「まだ3割も残っている…」とため息をつくのか…。それが、幸不幸の分かれ目…。もちろん、素直な人が幸せな道をひた進んでいるということになるのでしょうけれども。
今朝も目薬を差し、マスクをして学校に来ています。
けれども、一昨昨年までは、病院に通って薬のお世話になっていたわけですから、それに比べれば、うんと楽になった。目薬が効いたのか、あるいは体が慣れたのか…まあ、慣れたということはないのでしょうけれども。
学生の中には、来日後まだ二年にも満たないというのに、この頃になると、鼻をグシュグシュいわせ、目を赤くしている者も出ています。早いなあというのがこちらの感想なのですが、日本人と同じように、マスクをしているのが面白い。彼らの国ではマスクなんてしたことがなかったでしょうし、(来日してすぐの頃は)日本人のマスクを見て違和感を覚えていたでしょうに。
しかしながら、「郷に入っては郷に従え」。その土地の人と同じようなものを食べ、同じように過ごすのが一番「いい」のでしょう。病気になったときも、その土地の人に聞き、2,3日、その土地の人が、その病になったときに食べているものを食べた方がいいのか、あるいは、すぐ医者に行ったほうがいいのかをちょっと考えて(ときどき、その通りにするのはまずいなあと思われるような所もあるので)決めればいいのです。
ただ、学生達は自分の国から持って来た薬を飲む人の方が多いのです。怖いことに、それで、なんでもやり過ごしてしまおうとします。もちろん、それで大丈夫な場合もあるでしょうが、長引いたりしますと、思わず、医者に行けと言ってしまいます。
特にこの時期はまだインフルエンザが流行っていますから、そうした方がいいのです。前に、このインフルエンザのことがどうもよく判らなかったらしい、南国の学生が、(インフルエンザにかかっているのに)大学の入試に行くと駅まで行っていたことがありました。
ちょうど、「ちゃんと起きていますか」コールをしたときに、わかったのですが(していなければ、そのまま大学へ行っていたでしょう)。(多分)ニコニコして電話口に出て、「今、駅にいます。インフルエンザですけれど、先生、大丈夫」。慌てたのはこっちで、思わず「だめ。すぐに部屋に帰りなさい」と叫んでしまいました。
大急ぎで、大学に連絡し、事なきを得たのですが、もしそのまま行っていたら、大変だったでしょうね。
前に、(これは違う国の学生ですが)肌に張り付いている小さな黒い虫の写真を(蝶の幼虫のようでした、形は)私に「見せ、「これは、だめ。これは大変な動物(虫です)」と言った学生がいました。彼は、この虫が日本にもいるかどうかを聞きたかったようなのですが、私にはわかりませんでした。おそらく南国にいる、何かの毒性の強い虫だったのでしょう。
「南京虫とかは、話に聞いたことがあるけれども、ちょっと違う。いないのではないか」と言いますと、「私の国にはたくさんいます。ほんと、これは怖い」と言います。
思わず、日本に連れてきていないでしょうねと言ってしまったのですが、ヘラヘラ笑っていた彼。意味がわかったでしょうか。
もっとも、蝉におびえて、「日本には大きな虫がいる。部屋に飛んできた。怖い」と叫んでいた北の国の人もいましたけれども。
日々是好日