晴れ。
近所に、例年、盆明けに、外側の雑草(?)を刈って、更地のように、きれいにする官舎か社宅かがあります。今年も、きれいになっていたので、はっとしてしまいました。なぜかしらん。周りの空き地が雑草に覆われているから…かしらん。違和感…が、かなりある。きれいにしすぎるのも、ちょっと…。人工的すぎて、あまり面白くない。このあたりは、そのままにしていても、蛇の巣になることもないでしょうし、野生の動物の棲み処になることもない…でしょう…だからかな。
近くの道ばたや空き地には、私の背を越すほどの高さの草が勢いよく繁っています。以前は自転車で通勤していたので、スルーしていたのかもしれませんが、歩いていると、この道は長い…。きれいになっているのに、おかしな気がしてしまうから、「きれい」に刈られ、片付けられているというのに、どこか「むざんやな 甲の下の きりぎりす」みたいな気持ちになっている自分がいる…。
さて、学校です。
昨日、また一人、やってきました。もっとも、彼女は卒業生ではありません。3,4年ほど前でしたろうか、娘さんと一緒に勉強していたのです。が、かなり難しくなり、ついて行けないとやめていたのです。娘さんは見事大学に合格できたのですが、まだ下にお子さんがいたので、なかなか自由になる時間がとれなかったのでしょう。
昨日、来た時には、まるで通い慣れた友達のうちに来たように、「こんにちは。先生」。お互いに「オー、久しぶり」。聞くと、「N3」の最初から、また(勉強を)始めたいとのこと。
「Cクラス(四月生クラス)」が、再来週から「N3」に入ると伝えると、では、再来週から来るということになり、「では」と、使用する教科書やら必要なプリントやらを持っているかと聞いてみると、ほとんど持っていました。また、勉強するつもりで大切にしていたのでしょう。ないものは、「(なかったら)、娘さんに聞いてね」。で、用事はそれで終わり。バスが来るまでまだ時間があるということだったので、「ただ待っているのもつまらない。ついでに、(Cクラスの)授業を受けに行ってらっしゃい」ということに。
(授業が)終わった頃に戻ってきて、慌てた様子で「オー、オー、明日から勉強する」。「まだ『みんなの日本語Ⅱ』だけれども…」と言うと、「(勉強の内容を)忘れてた。大変。明日から来て、勉強する」と言う。ちょうど、「使役」の三回目でしたから、焦ったのでしょう。「はい、じゃあ、また明日ね」で、帰したのですが。
戻ってきた教員に聞くと、例の如く、大きな声でリピートしていたとのこと。「Cクラス」の学生もびっくりしたでしょうね。このクラスは、ほかの二クラスの学生に比べ、声が比較的大きいのですが、それでも彼女の声には負けた…。迫力が違うのです。アフリカの大地で大きな声で話していたのかしらんと思わせるような声だもの。大きいだけではなく明るいのです。そして、何でも「見たい」、「聞きたい」「経験したい」。向学心はかなりある。
普通は、ある程度(日本語が聞き取れたり、話せたり)できたら、それで終わりになってしまうものなのですが。もちろん、進学したいとか、会社に正社員として入りたいとかいう人は別ですが。
彼女の場合は、一度途切れ、しかも数年が過ぎている。それなのに、日本にいるからには、やはり学びたいと、また学ぼうとする。大変でしょうが、また一緒に頑張りましょうね。
日々是好日
近所に、例年、盆明けに、外側の雑草(?)を刈って、更地のように、きれいにする官舎か社宅かがあります。今年も、きれいになっていたので、はっとしてしまいました。なぜかしらん。周りの空き地が雑草に覆われているから…かしらん。違和感…が、かなりある。きれいにしすぎるのも、ちょっと…。人工的すぎて、あまり面白くない。このあたりは、そのままにしていても、蛇の巣になることもないでしょうし、野生の動物の棲み処になることもない…でしょう…だからかな。
近くの道ばたや空き地には、私の背を越すほどの高さの草が勢いよく繁っています。以前は自転車で通勤していたので、スルーしていたのかもしれませんが、歩いていると、この道は長い…。きれいになっているのに、おかしな気がしてしまうから、「きれい」に刈られ、片付けられているというのに、どこか「むざんやな 甲の下の きりぎりす」みたいな気持ちになっている自分がいる…。
さて、学校です。
昨日、また一人、やってきました。もっとも、彼女は卒業生ではありません。3,4年ほど前でしたろうか、娘さんと一緒に勉強していたのです。が、かなり難しくなり、ついて行けないとやめていたのです。娘さんは見事大学に合格できたのですが、まだ下にお子さんがいたので、なかなか自由になる時間がとれなかったのでしょう。
昨日、来た時には、まるで通い慣れた友達のうちに来たように、「こんにちは。先生」。お互いに「オー、久しぶり」。聞くと、「N3」の最初から、また(勉強を)始めたいとのこと。
「Cクラス(四月生クラス)」が、再来週から「N3」に入ると伝えると、では、再来週から来るということになり、「では」と、使用する教科書やら必要なプリントやらを持っているかと聞いてみると、ほとんど持っていました。また、勉強するつもりで大切にしていたのでしょう。ないものは、「(なかったら)、娘さんに聞いてね」。で、用事はそれで終わり。バスが来るまでまだ時間があるということだったので、「ただ待っているのもつまらない。ついでに、(Cクラスの)授業を受けに行ってらっしゃい」ということに。
(授業が)終わった頃に戻ってきて、慌てた様子で「オー、オー、明日から勉強する」。「まだ『みんなの日本語Ⅱ』だけれども…」と言うと、「(勉強の内容を)忘れてた。大変。明日から来て、勉強する」と言う。ちょうど、「使役」の三回目でしたから、焦ったのでしょう。「はい、じゃあ、また明日ね」で、帰したのですが。
戻ってきた教員に聞くと、例の如く、大きな声でリピートしていたとのこと。「Cクラス」の学生もびっくりしたでしょうね。このクラスは、ほかの二クラスの学生に比べ、声が比較的大きいのですが、それでも彼女の声には負けた…。迫力が違うのです。アフリカの大地で大きな声で話していたのかしらんと思わせるような声だもの。大きいだけではなく明るいのです。そして、何でも「見たい」、「聞きたい」「経験したい」。向学心はかなりある。
普通は、ある程度(日本語が聞き取れたり、話せたり)できたら、それで終わりになってしまうものなのですが。もちろん、進学したいとか、会社に正社員として入りたいとかいう人は別ですが。
彼女の場合は、一度途切れ、しかも数年が過ぎている。それなのに、日本にいるからには、やはり学びたいと、また学ぼうとする。大変でしょうが、また一緒に頑張りましょうね。
日々是好日