曇り。時折小雨。
明け方の雨が、霙であったのかどうかはわかりませんが、今現在は、ほんのちょい雨になっています。降っているのかいないのか、しかとはわからぬほどの雨なのですが、しかしながら、触れば冷たい…。
今週、多分日曜日にやられたのでしょうね。風邪がひどくて、どうも参っていました。やっと少しずつ眠れるようになってはきましたが、早朝、まだ咳き込んで目覚めるという感じ。明日、もう一度病院へ行き、薬が合っていなければやり直すとのこと。まあ、眠れるだけましになったかというところなのですけれども。
さて、大学入試や専門学校の入試を控えた人たちが、まだ頑張って勉強しています。『坊ちゃん』を今日と明日とで終わらせれば、「N1文法」はできるまででいいので(数人、「N2」の日本語能力試験に合格はしていないので)それほど頑張らねばなどとは思っていないのです。
それよりも、大学に入った後のことが気になります。それから大学に合格できても「(入学式までの)宿題」が与えられている場合、そちらの方も気にかかりますす。
で、それらに関係のある、先進技術のものや、日本文化に関するもの、つまりはDVDなのですが、それも見せておきたいのです。
ただ、他の教員も経済や経営のモノを見せたいと意気込んでいますので、二月中旬以降は、時間の取り合いになるかも…なんてことも考えています。もちろん、まだ試験を受けていない学生には、面接や試験準備もさせておかねばなりません。
けれども、なんですねえ、この時期になっても、毎日学校に来て勉強しているという学生は、やはり勉強が好きなのでしょうねえ。もうかなり「ニホンゴ」ができていますから、読んだものに対する意見も、彼ら自身の言葉で言えますし、疑問を呈することもできます。もっとも、それよりも、些細なことに驚いて、それから話が弾んで、別の発展を見せたりすることの方が多いのですが。
この別の発展が面白いのです。どんどん発展していき…というよりも、枝葉のほうに彼らの好奇心や関心はあるようで、その、彼らの好奇心や関心を、こちらが聞いていくと、初めて気づかされるようなことも多々あるのです。
「へえ、こういうことに興味があったんだ」とか、「へええ、こういうことが知りたかったんだ、見たかったんだ」ということがわかり、残された時間、少しでも彼らの気持ちに応えたいと思うのですが…。実際は、まだ読解力もついていなければ、語彙数も足らないので、なかなか彼らの期待に応えることはできないのです。
最近、合格したばかりの学生は、合格してリラックスできたからということもあるでしょう、これまではあまり自分を出さなかった(あるいは出せなかった)学生が口を開き始めたということは。
それに「文学」というのものは、「外国人相手の本」とは違って、深めていくことができますし、それぞれがそれなりの「感想」を持つことができるのでしょう。こちらが思いもしなかったような「案」も出てきたりするのですもの。まあ、今度の場合は『坊ちゃん』だったのですが。
けれども、こうやって、彼らも少しずつ、「ニホンゴ」というよりも、日本文化に触れていき、そして少しずつ日本を理解していくのでしょう。やはり、いくら「ニホンゴ」を勉強していっても、結局は文学作品を読まねばわかりませんもの、「日本語」は。
日々是好日
明け方の雨が、霙であったのかどうかはわかりませんが、今現在は、ほんのちょい雨になっています。降っているのかいないのか、しかとはわからぬほどの雨なのですが、しかしながら、触れば冷たい…。
今週、多分日曜日にやられたのでしょうね。風邪がひどくて、どうも参っていました。やっと少しずつ眠れるようになってはきましたが、早朝、まだ咳き込んで目覚めるという感じ。明日、もう一度病院へ行き、薬が合っていなければやり直すとのこと。まあ、眠れるだけましになったかというところなのですけれども。
さて、大学入試や専門学校の入試を控えた人たちが、まだ頑張って勉強しています。『坊ちゃん』を今日と明日とで終わらせれば、「N1文法」はできるまででいいので(数人、「N2」の日本語能力試験に合格はしていないので)それほど頑張らねばなどとは思っていないのです。
それよりも、大学に入った後のことが気になります。それから大学に合格できても「(入学式までの)宿題」が与えられている場合、そちらの方も気にかかりますす。
で、それらに関係のある、先進技術のものや、日本文化に関するもの、つまりはDVDなのですが、それも見せておきたいのです。
ただ、他の教員も経済や経営のモノを見せたいと意気込んでいますので、二月中旬以降は、時間の取り合いになるかも…なんてことも考えています。もちろん、まだ試験を受けていない学生には、面接や試験準備もさせておかねばなりません。
けれども、なんですねえ、この時期になっても、毎日学校に来て勉強しているという学生は、やはり勉強が好きなのでしょうねえ。もうかなり「ニホンゴ」ができていますから、読んだものに対する意見も、彼ら自身の言葉で言えますし、疑問を呈することもできます。もっとも、それよりも、些細なことに驚いて、それから話が弾んで、別の発展を見せたりすることの方が多いのですが。
この別の発展が面白いのです。どんどん発展していき…というよりも、枝葉のほうに彼らの好奇心や関心はあるようで、その、彼らの好奇心や関心を、こちらが聞いていくと、初めて気づかされるようなことも多々あるのです。
「へえ、こういうことに興味があったんだ」とか、「へええ、こういうことが知りたかったんだ、見たかったんだ」ということがわかり、残された時間、少しでも彼らの気持ちに応えたいと思うのですが…。実際は、まだ読解力もついていなければ、語彙数も足らないので、なかなか彼らの期待に応えることはできないのです。
最近、合格したばかりの学生は、合格してリラックスできたからということもあるでしょう、これまではあまり自分を出さなかった(あるいは出せなかった)学生が口を開き始めたということは。
それに「文学」というのものは、「外国人相手の本」とは違って、深めていくことができますし、それぞれがそれなりの「感想」を持つことができるのでしょう。こちらが思いもしなかったような「案」も出てきたりするのですもの。まあ、今度の場合は『坊ちゃん』だったのですが。
けれども、こうやって、彼らも少しずつ、「ニホンゴ」というよりも、日本文化に触れていき、そして少しずつ日本を理解していくのでしょう。やはり、いくら「ニホンゴ」を勉強していっても、結局は文学作品を読まねばわかりませんもの、「日本語」は。
日々是好日