小雨。
数日前の予報では、今日は「晴れ」のはず。一歩も二歩も譲っても、「曇り」だったはず。そして、「なぜ、こんなに晴れが続くのでしょう。梅雨なのに、変ですね。このまま8月の真夏のような陽気になってしまうのかしらん」と続いていた…はず。
ところが、今朝は曇っていました。お日様カンカンとはなっていませんでした。風は強くとも、雨ではなかろうと自転車で来たのですが、それが8時前くらいから、雨が、風に吹き飛ばされるようにバラバラとやって来ました。
ホントに油断も隙もあったもんじゃない。でも、一応、梅雨は梅雨ですものね。もしかしたら、今日、一日中、こんな感じなのかしらん。確かに、晴れでも油断するなとは聞いていたような気がするけれども…。
さて、学校です。
ベトナムの学生達、昨年の4月に来た学生にしてからが、イスラームを知らなかった…。
昼の、「Bクラス」において、「イスラム教の人達は男女が分かれてモスクに入ります云々」のところを、ごく普通に説明していたのですが、彼等の表情にはたと気づいて、ベトナムの学生に「イスラームを知っていますか」。
昨年の4月に来た学生も、7月に来た学生も…「何ですか、それは?」。話の流れから、食べ物と思った者も、…いた。
ネパールやスリランカ、フィリピンから来た学生は知っていました。国内にイスラム教徒の人達がいるからでしょう。やおら、高校生用のタペストリを配って、見ながら説明しても、ベトナムの学生、何のこっちゃという表情。聞いたことも見たこともなということがよく判ります。他の国の学生達がスマホを利用して、躍起になって女性や男性の写真を見せても、キョトンとしている。
一応、これだけは知っておいてと、「世界宗教であること。信者の数が、キリスト教徒に次いで多いこと」。
それから、翌日のこと。おそらくは、このクラスでもおなじだろうなあと思いつつ、「Aクラス」のベトナム人学生にも訊いてみると、予想通り、「知りません」、キョトン。
今、世界ではイスラム教をめぐってさまざまな問題が噴出しているのですが、対岸の火事なのでしょうね。といって、「アメリカ同時多発テロ事件(9・11事件)」などを例に挙げるのは憚られる。学生の中にはイスラムの人もいることですし。
ただ、この「行徳」は外国人の数がかなり多い町です。イスラム教徒の人達もたくさん住んでいます。一番わかりやすいのは、ヒジャブというスカーフのようなものの存在なのですが、それも知らなければ気がつかないという例え通り、話しても、「そうですか?」キョトン。あれは、ファッションの一つであって、宗教とは関係ないものと思っていたのでしょうね。いろいろな服装の人達がいますから。
「日本には、イスラム教徒はあまりいないけれども…、今からこの近所で馴れておいてね」で、授業に戻ったのですが、いままで(一年以上)、知っているものと思い込んで、やり過ごしていたのが悔やまれます。
おそらくはこれだけではないのでしょうねえ。本当に注意しなければならないことです。
日々是好日