薄曇り。
昨日よりも少々ぬるめの寒さですね。今朝、通勤途上で、「スズメ(雀)」の群れを轢きそうになりました。角を曲がったところに電信柱が立っているのですが、その足下に群れていたのです。20羽ほどもいたでしょうか、ちょっと見は、子犬か何かみたいで、フワフワしていました。慌てて止めたのですが、こういうこともあるのですね、危ないところでした。「ヒヨドリ(鵯)」ギャングなどに比べれば、随分可愛い小鳥たちでしたけれど…。
「日本語能力試験」も無事(?)終わり、昨日はなぜか皆、明るい顔をしていました。まあ、何でも、特に大変だったものが終わってしまえば、結果はどうであれ、ほっとします。特に終わってすぐなら。多分、2,3か月は平穏無事でしょう、すぐに忘れてしまうでしょうから。
幸せそうな顔をしている「N3」、「N4」の人たちは別にして、「N2」をうけた二人は、「聴解」と「文字語彙・文法」は、とても簡単だったと騒ぎながらも、「読解」は大変だったと言います。
「N2」の「読解」の問題集をしていなかったからできなかったと言うのですが、漢字と文法だけで終わらないのが「読解」なのです。しかも日本の背景がわかっていないので、読んでも意味がわからない。訊くと「シーン」となってしまいます。普段はおしゃべりなのに。
「どうしてこれが日本の若者の心の助けになるのか」。わからないまま、答えだけあっているというのは避けたいもの。で、いわゆる「余計な説明」を加えているうちに、「読解」は「N3」レベルから上に行かなかった。なにせ、この二人、「ヒアリング」だけは大したものですから、意味はわからなくとも聞き取れる…おかしな言い方ですが。
で、その明るい二人のことです。
昨日はニュースを見せ、世界の様子などをわかってもわからなくても、少々話してみました。母国では、他国のみならず、隣国のこともあまり知らない。母国のことを訊いても、シーン。まして自国の立ち位置なんて、何?それ?というところ。
国のことは、つまるところ、「ここ、きれいって。外国人がよく来る」とか、「日本人もいる」とかいう話で終わってしまいます。で、昨日はイスラム教の事を訊いてみました。どういう教育を受けたのかと。一人はイギリス系の中学校に通ったことがあり、もう一人は公立の学校出です。ということで、少々話が違ってくる。
二人の話が合わなくなり、口争いめいてくると、ぱっと話を変えるのが私の役目。自国のことで知らない世界が見えてくれば、それでいい。それに、二人とも日本語を使いたくてたまらないのです。ただ、納得がいかないと、「お母さんに訊いてくる」。まあ、それもいいのでしょう。自国のことであっても、違うということはよくある。
一人は学校でイスラム教の授業があり、そこで歴史とかコーランを学んだそう。土日にどこかのイスラム教の学校へ行って勉強したのではないと言います。もっとも、そういう人もいるとのことでしたが。そしてもう一人は、選択で、イスラム教の授業を受ける人と受けない人とに分かれるとのこと。
日本でも仏教系の学校とか神道系の学校、キリスト教系の学校とかがありますから。でも、そこは選択ではないでしょうねえ、よくは知りませんけれども。そういう学校とわかった上で、通うのでしょうから、当然のことのようにお経を読んだり、お祈りをしたりするのでしょう。
そうこうしているうちに、なにやら訳のわからない「音」が飛び出してきました、国名だというのですが。私には、どうも中南米系(スペイン語でしょうね)に聞こえる。彼女曰く、国だ。長い長い名前です。私がカリブ海のあたりかなあと言ったのですが、彼女は、いや、アメリカとヨーロッパの間だと言うのです。しかも、地図を指さして言うので(日本の地図は日本が中心になっていますので、ヨーロッパとアメリカの間となると、しっかりと太平洋が鎮座ましますという事になる)、もっとわからなくなる。そのうちに、もう一人が、スマホで調べはじめました。
何せ、言っている本人からして、しかとしていないので、調べる方も骨が折れる。最初の音は「ア」です。そこから似た音を拾いながら調べていくと、ありました。カリブ海に浮かぶ小さな国です。で、「そこがなんなんだ」という話になるのですが、「テレビで見た。日本の車がたくさん走っていた。」
「なんだ…それきりかよ…。」騒ぎの大きさ、手間や労力を考えれば、二人で、はあ…。なんだか、力が抜ける…。
けれども、言いたかったのでしょうね、その事が。まあ、試験が終わった翌日と言うことに免じて、2、30分ほども遊んでやったと思えば、腹も立たぬ…かも。
日々是好日
昨日よりも少々ぬるめの寒さですね。今朝、通勤途上で、「スズメ(雀)」の群れを轢きそうになりました。角を曲がったところに電信柱が立っているのですが、その足下に群れていたのです。20羽ほどもいたでしょうか、ちょっと見は、子犬か何かみたいで、フワフワしていました。慌てて止めたのですが、こういうこともあるのですね、危ないところでした。「ヒヨドリ(鵯)」ギャングなどに比べれば、随分可愛い小鳥たちでしたけれど…。
「日本語能力試験」も無事(?)終わり、昨日はなぜか皆、明るい顔をしていました。まあ、何でも、特に大変だったものが終わってしまえば、結果はどうであれ、ほっとします。特に終わってすぐなら。多分、2,3か月は平穏無事でしょう、すぐに忘れてしまうでしょうから。
幸せそうな顔をしている「N3」、「N4」の人たちは別にして、「N2」をうけた二人は、「聴解」と「文字語彙・文法」は、とても簡単だったと騒ぎながらも、「読解」は大変だったと言います。
「N2」の「読解」の問題集をしていなかったからできなかったと言うのですが、漢字と文法だけで終わらないのが「読解」なのです。しかも日本の背景がわかっていないので、読んでも意味がわからない。訊くと「シーン」となってしまいます。普段はおしゃべりなのに。
「どうしてこれが日本の若者の心の助けになるのか」。わからないまま、答えだけあっているというのは避けたいもの。で、いわゆる「余計な説明」を加えているうちに、「読解」は「N3」レベルから上に行かなかった。なにせ、この二人、「ヒアリング」だけは大したものですから、意味はわからなくとも聞き取れる…おかしな言い方ですが。
で、その明るい二人のことです。
昨日はニュースを見せ、世界の様子などをわかってもわからなくても、少々話してみました。母国では、他国のみならず、隣国のこともあまり知らない。母国のことを訊いても、シーン。まして自国の立ち位置なんて、何?それ?というところ。
国のことは、つまるところ、「ここ、きれいって。外国人がよく来る」とか、「日本人もいる」とかいう話で終わってしまいます。で、昨日はイスラム教の事を訊いてみました。どういう教育を受けたのかと。一人はイギリス系の中学校に通ったことがあり、もう一人は公立の学校出です。ということで、少々話が違ってくる。
二人の話が合わなくなり、口争いめいてくると、ぱっと話を変えるのが私の役目。自国のことで知らない世界が見えてくれば、それでいい。それに、二人とも日本語を使いたくてたまらないのです。ただ、納得がいかないと、「お母さんに訊いてくる」。まあ、それもいいのでしょう。自国のことであっても、違うということはよくある。
一人は学校でイスラム教の授業があり、そこで歴史とかコーランを学んだそう。土日にどこかのイスラム教の学校へ行って勉強したのではないと言います。もっとも、そういう人もいるとのことでしたが。そしてもう一人は、選択で、イスラム教の授業を受ける人と受けない人とに分かれるとのこと。
日本でも仏教系の学校とか神道系の学校、キリスト教系の学校とかがありますから。でも、そこは選択ではないでしょうねえ、よくは知りませんけれども。そういう学校とわかった上で、通うのでしょうから、当然のことのようにお経を読んだり、お祈りをしたりするのでしょう。
そうこうしているうちに、なにやら訳のわからない「音」が飛び出してきました、国名だというのですが。私には、どうも中南米系(スペイン語でしょうね)に聞こえる。彼女曰く、国だ。長い長い名前です。私がカリブ海のあたりかなあと言ったのですが、彼女は、いや、アメリカとヨーロッパの間だと言うのです。しかも、地図を指さして言うので(日本の地図は日本が中心になっていますので、ヨーロッパとアメリカの間となると、しっかりと太平洋が鎮座ましますという事になる)、もっとわからなくなる。そのうちに、もう一人が、スマホで調べはじめました。
何せ、言っている本人からして、しかとしていないので、調べる方も骨が折れる。最初の音は「ア」です。そこから似た音を拾いながら調べていくと、ありました。カリブ海に浮かぶ小さな国です。で、「そこがなんなんだ」という話になるのですが、「テレビで見た。日本の車がたくさん走っていた。」
「なんだ…それきりかよ…。」騒ぎの大きさ、手間や労力を考えれば、二人で、はあ…。なんだか、力が抜ける…。
けれども、言いたかったのでしょうね、その事が。まあ、試験が終わった翌日と言うことに免じて、2、30分ほども遊んでやったと思えば、腹も立たぬ…かも。
日々是好日