日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「馬肥ゆる秋」。「ミャンマー人卒業生」。

2011-09-16 16:41:45 | 日本語の授業
 暑い、暑い。今日も、昨日同様、暑くなっています。

 今年も、本当に「暑さ寒さも彼岸まで」なのでしょうか。

 とはいえ、「シソ(紫蘇)」に穂がつき、花が咲きました。こうなると、天ぷらにしたシソを思い、刺身のつまとなった、姿が目に浮かびます。やはり「馬肥ゆる」秋なのですね。

 それなのに、今年は大雨(台風による)が産地を襲い、葉物野菜が高騰しています。「食欲の秋」とばかりも言っていられません。日本は野菜が肉よりも高いとは学生たちの弁ですが、最近は、日本人も同じような気持ちになっています。

 さて、学校です。
 昨日、今年、この学校を卒業したミャンマー人学生が訪ねてきました。彼女の場合(日本語の力はある程度あったので)、大学に行った方がいいのではないかと、そちらの方を薦めていたのですが、なかなか「うん」と言いません。

 結局、「母国で大学を出ているから、日本では技術を身につけたい」と言って、専門学校の方を選んだのですが、勉強に満足しているかどうか、少々気になっていたのです。が、本人はケロリとしたもので、楽しそうに専門学校でも生活を話しながら、ポツリと一言、

「日本語学校にいる時に、『N1』に合格しておいてよかった。専門学校では、日本語の勉強なんてできない。アルバイトと専門の勉強だけで、もう精いっぱい」

 彼女が行ったのは、専門学校とはいっても、かなりレベルの高い専門学校で、彼女自身、そこでの勉強に充分満足しているようです。この学校から、その専門学校を受験させたのは、皆、まじめなだけではなく、専門に対する意欲がかなり強い学生たちでした。学生たちの質が高ければ、先生もやる気になってくれるでしょうから、学生達にとっても、そこで吸収できることが多くなります。向学心のある人たちは、やはりそういうところで勉強した方がいいのです。

 それから、前期試験の結果(随分よかったようです)とか、授業の様子(こんな先生がいるといううわさ話めいたものですが)とか、専門(ホテル専門)の実習のこととかを、ひとしきり話していましたが、そのついでに、ふと、(私が)「今、アルバイトが見つからなくて困っている学生がいる」とこぼすと、在学していた頃から、面倒見のよかった彼女、私との話の途中でも、「あ、先生、○◇□に電話してみて」とか、思い出したように教えてくれます。

 そういえば、在学中は何人もの学生が、彼女のお世話になって、彼女が勤めていた工場に紹介してもらっていました。

 ただ、彼女の言うバイト先は、やはりある程度は日本語ができなければ勤められないような場所なのです。学生たちにしても、「N3」とか「N2」くらいの力が備わっていれば、自分たちで、ドンドン勝手に探しに行けます。今、問題になっているのは、そういう力のない、来日して二ヶ月とか三ヶ月とかいう学生たちのことなのです。

 これまでは、近くの工場で雇ってもらえていたのですが、最近は厳しいようで、思うように仕事がもらえません。

 やはり、日本でアルバイトを見つけるには、日本語の力が、ある程度は必要なのです。

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1 コメント

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Unknown (閔正鶴)
2011-09-17 22:13:45
日本語学校を卒業して十一年も経ちますが、水野先生の文章を拝見する度に、日本語の勉強はまだまだこれからだなと初心に戻りますね。

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