日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「手洗い」、「マスク」、「三密」…。

2020-04-27 08:47:54 | 日本語学校

曇り。

自転車を走らせている途中、「スギナ(杉菜)」の姿があちこちに…。今年も「スギナの子」に気づかないまま、夏を迎えようとしています。思えば、「ツクシ(土筆)」を親しく見、「ツクシンボウ、見っけ」等と喜んだのはいつのことでしたか。

土・日は、皆と同じように、じっと家の中に閉じ籠もり、狸穴の「タヌキ」よろしく生活していましたが、今、平日は、いつもよりも一時間程度、遅く家を出、また一時間から二時間ほども早く帰るという生活を送っています。

本当は、皆さんと同じように、ずっと家の中にいたいのですが、外国人相手、しかもまだそれほど日本語が上手には話せない、聞き取れないという人たちがいますと(しかも、所属機関は我々です)、それもなかなか思うようには参りません。

一日おき、午前くらいは、彼等に来てもらいませんと、彼等の様子がまるでわからないのです(ほとんどは近くに住んでいます)。既に日本の会社で働いているならば、会社が次々に指示を出してくれるでしょうから、安心なのですが。

日本語もわからない、日本の状況もわからないとあれば、勢い、同国人に頼ってしまいます。頼りになる人たちがいればいいのですが、経験からいいますと、彼等は自分たちが簡単に納得できる流れにしか乗れない(これは当然と言えば当然です。来日後、長くて1年ほどしか経っていないわけですから)。それがいつか集団となるのが怖い。声を出す人が、経験もあり、常識的であるとは限りませんから。つまり、ベトナム人であれば、ベトナム的思考で、どんどんやってしまう傾向にあるのです。

春休みが終わり、新学期が始まった最初のころは、ハンカチの持参の有無を調べても、「ハンカチって何?…だれも持っていなかった…。マスクの着用、「どっちでもいい?」準備していた臨時のマスクを着用させました。手洗いも大変でした。なにせ、トイレから出ても手洗いの習慣がない人もいたのです。…二日ほどは、きちんと洗えるかどうか見張っていました。手を抜くと、「洗った、洗った」と言って、そのまま入ってくる学生もいたのです。

とはいえ、あれほど適当だった学生が、今では、「コロナ」の感染を防ぐための三密やら、マスクの着用、手洗いの意味やらがだいたい判るようになって、言われなくても、手を洗ってから教室に入ってきています。

ただ、どうしても、自分たちだけですと、集まって騒ぐ傾向にある国の人たちもいるわけで、皆が皆、日本が現在置かれている状況がわかるわけではないのです。

「上のクラス」であったら、それでも、二度ほど録画を見せ、説明を加えることが必要でした。「下のクラス」は、まだはっきりとは分かっていないような気がします(一日おきですし、きちんと来ない人もいます。多分、他の学校が休みだから、自分も同じようにしてしまうのでしょう。こういうタイプは、同国人に引きずられてしまいますね。他の学校の友達の言いなりになりがちなのです。ヒアリング力がないというのも、その一因でしょう)。

しかしながら、5月の連休までには、徹底を図っていないと、気が緩み、他の人たちまで、同国人に誘われて、パーティなんぞを開くのではないか。それが危ぶまれます。

連休の始まりまで、あと二回ずつあります(今日は「Bクラス」です)。今日は「10のポイント」か、「散歩の時の注意」「スーパーへ行く時の注意」のどちらかを見せ、説明するつもりでいます。明日は「Aクラス」にもそれを見せるつもりでいますが、今日、家に帰ってから、録画を確かめて、また考えることになるでしょう。

一応の「日常」が戻るまで、気が抜けません。

日々是好日
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アルバイトのこと。

2020-04-24 08:55:35 | 日本語学校
晴れ。

昨日はどうにか持ちこたえていましたが、やはり大気の不安定状態は続いているようで、今日も夕方から雨になりそうだということ。学生達のバイトの帰りが、ちょっと心配です。

今、ベトナムの学生達のほとんどは、工場にお世話になっているようで、以前なら、ある程度日本語が出来るようになったら、レストランやコンビニ、スーパーなどにバイト先を替えるという感じだったのですが、最近は、そのまま工場でのバイトを続けているようです。それどころか、レストランなどから、工場の方に替わる学生もいるようです。

これには理由がいくつかあるようで、まずは待遇がよくなったのでしょう。長く勤めていればそれだけ待遇がよくなる、これは大切なことです。それから、バイト代。これも、いいようですね。しかも、この学校のように(今はコロナ禍で、どこへも行けませんが)1、2か月に一回、課外活動で休まなければならないとあっては、自由に休めるところの方がいい。あらかじめ先方に伝えておけば、嫌な思いもせずに、休むことができるというのも、いい。

もちろん、それだけでなく、工場の方が親切であるとかいうことも、彼等が辞めようとしない理由なのでしょう。

以前は、深夜のバイトは時給が高いから、深夜にすると言う学生もいたのですが、今の学生は、平日の2時からと言います。こういう大きなところは、しっかりと週28時間というのを守らせますから、私達にとっても、ある意味、楽なのです。

「どこでバイトしていますか」
「○○です」
「ああ、じゃあ、守ってくれていますね」
で、終わり。

小さいところですと、ややもすると、「忙しいから来てくれ」とか、「急に休む人が出た。すぐに来てくれ」とか言われることもあったようで、学生の方は、言われたとおりにしなければ辞めさせられるのではないかと半ばびくつきながら、行っていたこともあったようです。もちろん、お金がもらえれば、それなりにうれしいのでしょうが、ビザがもらえなくなれば、元も子もなくなってしまいますから、困ったでしょうね。

最近の学生の多くは、以前のようにお金に「ガッツク」タイプではないような気がします。むろん、コロナ騒ぎで、経済的に困窮したという家もあるようですから、そうなると、また変わってくるかもしれませんが。

今までは、自分の生活費や進学費用に、ちょこちょこ貯めているだけでよかったのが、急に親にお金を送らざるを得なくなったという状況も生まれてくるかもしれません

しかしながら、彼等、それほどの体力はないような気がするのです。以前の学生だったら、夜勤で働いていても、「能力試験」などでいい成績を残せたし、学校でも眠らずに授業を受けられたでしょう。今の学生は、そんなことをしたら、すぐに病気になってしまいそうな気がします。

さて、ここまで書いてきて、最初の学生がやって来ました。今日は「Aクラス」の日。5人と高校生の一人、併せて六人です。消毒は済ませてありますし、少々寒くても、窓を開けて(東西南北)、間隔を空けて座って、授業をしてきましょう。

毎日、みんな何事もなくやって来てくれることが何よりです。

日々是好日
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「ニュース」を見て、ある程度理解するというのは、かなり難しいことのようですね。説明を加えているものを見せても。

2020-04-23 08:41:27 | 日本語学校
晴れ。

昨日は思ったほど、暖かくありませんでした。昼近くなると、「冷え込む」という感じで、窓を大きく開けているのが、ちとかわいそうになったほど。しかしながら、学生達も、「ちょっと寒い」と言いながらも、耐えてくれました。まずは、換気ですからね。
しい
「ハナミズキ(花水木)」の花も知らぬ間に咲いていました。いつもなら、街路樹として植えられている辺りを(自転車で)走らせることもあったのですが、最近は、うちから学校、帰りに時々スーパーへ寄る(帰り道にあります)くらいのもので、ちょっと大きなスーパーへはとんと行っていませんでしたから、咲く花を見て季節を知るというのも、ごくごく近いこの辺りでのこと。よって、気づくのが遅れてしまう。今年はどうも過ぎ去ってから、ああ、皐月だったんだなどと、感じてしまいそうです。

さて、学校です。

昨日、高校生の宿題に付き合って、一緒に録画してきたニュースを見ていたのですが、その子よりも、今年大学受験の学生の方が、いろいろと聞いてきます。それはいったいどうしてなんだと。国ではそんなこと、先生も話してくれなかったと。

まあ、それは当たり前といえば、そうでしょう。国によって重視しているものが違いますから。同じ自由主義国であっても、違うくらいですから。

で、高校生と例の学生に、単語で判らなかったのはなかったかと聞きます。勉強したばかりの単語を聞く時は、恥ずかしげに。けれども、勉強したことを覚えているだけでも大したもの。「N2」くらいになりますと、単語だけでもかなりの量になってきます。母語であっても彼等の知らぬものが出てきたりもしますもの。

もちろん、単語だけでなく、ついでに、前後の流れを説明したりすることもあります。国と国との関係なんて、歴史をある程度知らなければ、判らないことも多いのです。また、高校で習った程度の知識では、知っているつもりであっても、どうしてそうなるかなんて、わけがわからないことが多々ありますもの。とは言いましても、そこは年の功。偉そうに、説明することもあります。一応、自分なりの知識で。

それに付け加えて、「最近は何が何だかわからないことが多いし、それに、最後は人が決めるわけで、政治家やその分野の専門家の個性が絡むこともある」などと、まあ、これは責任逃れでしょうか。

日々是好日
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「読解」で、「いつも同じような考え方」を要求されても、困りますね。「人は皆、違う」というのが前提です。

2020-04-22 10:50:19 | 日本語学校
晴れ。

こんな空の様子でも、雨になるとか。全く「春の空と何とやら」。寒くなったり、暖かさが度を超したりと、何が何だかわかりません。

とは言いながら、辺りはすっかり初夏めいてきました…と言うと、言いすぎかな。

「サクラ(桜)」の樹は、「サクラ」本来の力を取り戻したかのように、葉の緑を一層深めています。その根元はと言いますと、「ポピー」の花が明るく風に揺らいでいます。先日、久しぶりに小学校の裏手…正門の方なのですが、私のいつもの視点から言えば裏手…を通りますと、「ヤエザクラ(八重桜)」が終わりを迎えようとしていました。

何でも、青森の方の「サクラ」は、もう満開になったそうな。早いものですね。時々、冬のような寒さが襲ってきていたので、遅々として進まずとでも言いたくなっていたのですが、確実に、「夏」は近づいているようです。

さて、学校です。

隔日なので、「Bクラス」の学生達の「N3文法」の出来が、少々心配だったのですが、一応、それなりに(学んだことがあるという学生が数人いるからか)できています。上のクラスにいた時には、全く声が聞こえなかった学生も、一度も質問しなかった学生も、今は、大きな声が出始めた…ような気がします。

やはり「わかる」と感じられることが、一番大切なのでしょう。もっとも、「簡単」とは思わせないように、適度に、刺激を与えるようにはしていますが。それにしても、声を出してくれると、うれしい。反対に「日本留学試験」の読解問題を学び始めた「Aクラス」の学生達からは、「難しい…」というため息が聞こえてきます。

これは、単語がネックになっているというよりも、筆者の考え方、物事のとらえ方に戸惑っているからかな。負け惜しみに、「この単語の意味さえ判っていたら、答えは出せた」などと言っていますが、おそらく、そうではないでしょう。この点で、自由主義国の教育の方が勝っているような気がします。狭い枠の中で、それ以外の考え方を認めず、それだけで十分と教えられてきた人たちは、日本に来て大変ですね。もちろん、判らずともいいのですが、物事を考えずに済むような、そういう場所で働くならば。

もっとも、日本の教育界では、他国(欧米でしょうね)のようにもっと自由な発想を促せないかと四苦八苦しているのですが。

日々是好日
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もう一度、「三密」について。

2020-04-21 12:35:37 | 日本語学校
晴れ。

早朝は、靄が、やや出ていたようでしたが、今はすっかり姿を消し、お日様の光が、弱々しくはあっても感じられています。昨日は、とても寒かったのですが、今日は暖かくなりそうです。

昨日、「Aクラス」の学生に、クラスターのことを話しました。

実は、以前に「NHK」の録画を見せ、説明もその時に加えていたのですが、やはり、はっきりとは判らなかったようですね。昨日、彼等が来る前から、開けていた窓を、授業中寒くなったと見えて(暖房は入れていたのですが)、一人が「少し閉めてもいいですか」と言い出したのです。

それで、なぜ開けていなければならないかともう一度説明したのです。それでやっと判ったと見え、何も言わずに、前に座っていた一人が窓をすーっと開けたので、思わず笑ってしまいました。

「三密」の説明もしていたのですが、やはり理解には、時間がかかるようです。とはいえ、ある日、スッと判ったりするので、説明は、絶えずしておくべきなのでしょう

今日は、「Bクラス」の登校日。毎日彼らの元気な顔が見られるのが何よりです。

日々是好日

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今日は、「Aクラス」が登校日です。雨で寒いけれども、大丈夫かな。みんな近所だから、大丈夫でしょうね。

2020-04-20 08:53:30 | 日本語学校
小雨。
    
朝来て、教室や廊下の手すりなどを消毒し、授業の準備をしながら、学生達を待っています。今日は「Aクラス」の日です。「Bクラス」は部屋でじっとしていることでしょう。ただ、工場のバイトは続いているようです。在宅勤務が増え、また買い物に出歩くことも自粛となれば、勢い、宅配に頼むことになり、故に学生達の仕事は減りません。

彼らにとってみれば、どこへも行かず、部屋でじっとしているということは辛い。異郷の地にあり、また、日本語もそれほどできない身であれば尚更のこと。そうなると、多分、群れてしまうでしょうね、同国人同士が。

その点、一日おきであれ、学校があれば、気分転換にはなるでしょうし、おかしな情報に惑わされることも少なくなるでしょう。何かあった時、学校に来たついでに、教師なり友達なりに聞けばいいことですから。

マスクも工場で配られているようです。そうですよね、一人でも出てしまえば、大変なことになる。ラインもストップしてしまうでしょうし。

というわけで、今日、「Aクラス」の学生が5人、そして、高校に入学したけれども、学校は開かれず、宿題の山に途方に暮れているタイの学生が一人やって来ます。教室に学生がポツン、ポツンと座っているようですが、この学校ができた時も、そんな感じでしたから、なんということはない。

タイの学生に関しては、授業後、残らせて、高校から出された宿題の面倒を見ています。

今日も皆が無事にやって来られることを祈って。

日々是好日
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ハンカチを持ってくる、手を洗う…が難しい…らしい。

2020-04-17 08:57:24 | 日本語学校
晴れ。

千葉県でも、コロナウイルスが、だんだんと迫ってくるような感じです。この近辺からそう動いていなければ、大丈夫だろうと、皆、考えてはいるのですが、それでも、どこでどうなるのかわかりません。とはいえ、手洗い、除菌、「三密」を避ける…などと、私達でもできることはいろいろあるようです。

休みにすると、すぐに集まって食事したりする人たちもいるので、休みにするのは怖い。だいたい、ほとんどの学生はこの近所に住んでいるのです。

春休み明けの最初の登校日。まず、学生達にはマスクをして、ハンカチを持ってくるようにと連絡しました。ところが、ハンカチを持っていない…。来日して1年になろうというのに、「ハンカチとは、そもなんぞや」という人までいる。早速準備していたハンカチを買ってもらいます。

そして、教室に入る前に、手洗いを20秒してもらいます。こちらがついていますからね、テキトーは許しません。それから、あらかじめ、除菌しておいた教室に入り、席に着きます。

学生達には、2日にわたって、「三密」をなぜ避けなければならないか、マスクをなぜしなければならないかなどの録画を見せてました。テレビで放送していたものです。話だけでは、よく判らないのです。

2日目、送れてきた学生がいました。入ろうとしたので、「手は?」と聞くと、「洗いました」と言うのですが、ドアのそばにいた女子学生が、「いいえ、水の音がしなかった」で、バレバレ。四の五の言わさず、「手洗い!」。

皆、手を洗うという習慣をつけるのに、時間がかかりそうです。

この学校、今は全員でも、二クラスで15人くらい。その二クラスも隔日にし、昨日は「Aクラス」が登校日、そして今日は「Bクラス」が登校日です。

こうやって、毎日ハンカチを持ってくる、手を洗うという習慣をつけていかなければなりません。

日々是好日。
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まだ「モモ(桃)」の花が咲いています。

2020-04-10 08:00:54 | 日本語学校
曇り。

今のところ、曇りです。今日は「晴れる」とのことですから、もうすぐでしょう、お日様がお顔を出すのは。

近所の「モモ(桃)」の花が、まだきれいな白い花をつけています。いいのかなあと言う感じになってしまうのは、ちと切ないのですが。「サクラ(桜)」も散って、しかもコロナ感染が話題になり、雰囲気も暗く、どこかしら、春めいた雰囲気がせぬまま、今年の春は過ぎ去ろうとしています。

春休み最後の週、だいたい4名の学生が来るようになりました。三人まではよく来ていたのですが、残りの1名、これは呼び出しです。アルバイトが減ってほとんど毎日一人っきりということで、少々心配になり、連絡して来るように言ったのです。彼がいる寮は学校の裏です。その時の返事は「嫌だ」だったのですが、すぐにやって来て、それから毎日、午後、ふらりと、一冊の問題集と紙とペン一本を持ってやって来るようになりました。心なしか、少しずつ来るのが早くなってきたような気がします。

来たら来で、他の学生と話したり、ほかの人が質問するのに反応したりで、それなりに面白く(一人で籠もっているよりは)気分転換にもなるのでしょう、ニコニコと帰っていきます。それに、彼、数学が得意だそうで、「日本留学試験(数学)」を受ける学生に、「集合」か「確率」かを教えてくれたりしていました。役に立っているね、どうして学校に来て勉強しないなどと怒ってごめんなさい…。

とはいえ、1,2週間部屋に閉じ籠もっていたからか、学校にやって来た時には、口が重くなり、日本語が出てこなかった…。けれども、少しずつ滑らかに話せるようになっています…まあ、少しましになったか程度なのですが。もっとも、漢字のみならず単語もかなり忘れていたようで、問題を解きながら、「あの漢字は?」とか「この単語は?」とかすぐ聞いてきます。そしてその問いの答えを聞く度に、「ああ、勉強しました」と苦笑い。しょうがないですね。7月の「N2」に間に合うのかしらん。

日々是好日
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学校近くの路地では、いつもと違った光景が見られます。

2020-04-08 09:14:20 | 日本語学校

晴れ。

今朝は青空です。草花は少しずつ春から夏の装いに変わり、木々は緑を増しています。

今朝、駅へ向かう人の流れは、随分少ないような気がします。この2,3日、向かいの子供たちが、男親とキャッチボールをしている様子に、思わず、よかったね。つい、最近まで、毎朝のように、ギャーギャーと大声で泣いていた赤ん坊が、もうキャッチボールができるほどに大きくなっていたとは。こんなことでもない限り、気がつかなかったでしょうね。

最近は、電車利用のスタッフが時間差出勤で、二時間ほど遅く出てくるので、この近くに住んでいる2人だけが、学生が来る前に来ています。学生が来ると言いましても、自習のためなのですが。アルバイトが暇になった学生(そうでなくても、週に金土日だけ働くことにしている学生)や、国で勉強する習慣がついている学生は、ちょくちょくやって来ますね。

在日の若い2人は、毎日来ることで、勉強の習慣をつけさせようとしていたのですが、一人が昨日の(高校の)入学式に参加して来られなかったら、残りの一人が早速、「もう、飽きた。帰りたい」と言いに来ました。昼ご飯を食べたばかりなのに。学校にいるだけでも、彼女のためになると思って来させているのですが、彼等の国の習慣から言うとそれはどうも「修行」に近いものになるようで、だんだん耐えきれなくなってきたようです。

昨日は、7月に「N1」と「N2」を受けたいという「Aクラス」の二人が「読解」の勉強を始めたので、ややこしいことに、3人の相手を同時進行のような形ですることになりました。2,3時間ほどのあいだだけでしたが。

一人に『初級Ⅰ』の後半の読み物を読ませてみると、勝手に読み飛ばすところがあり、また発音の問題もあり、「いったい何なんだ」。意味を確認して、問題をやらせてみると、「『問』の意味が判らないと言う。多分、「一単語」に一つの意味でしか理解していなかったからでしょうね。「○○の働きを書いている箇所を探せ」くらいのものだったのですが。

「働き」は「働く」であり、「働く」は「仕事をする」である。ここまでは思い出しました。でも、それだけでは、答えは出せません。この意味から類推して派出した意味を探るというのは、なかなか難しいことのようで、特に本を読むという習慣がそれほどないであろうと思われる国から来た人にとっては。

で、「耳の働き」と言って、「聞きます」とやって、次ぎに「『目の働き』は?」、と聞くと「ああ」と言って「見ます」と答える。「では、『口の働き』は?」、すると、「N2」の「読解問題」を解いていた学生が、笑い出して「食べます」。彼女は負けじと「言います」。で、「さあ、1人で問題を解いてごらん」。

そうやっている間にも、「N1」の学生が、「この『問』の選択肢はみんな正しいと思える。どこが違うのか」。で、文章を読んだり、選択肢の文の違い(結局は、これもポイントが見つけられなかっただけのことなのですが)を説明したりする。と、その脇から、「この単語の意味は?」とか、「この漢字の読みは?」とか聞いてくる「N2」の学生がいる。彼には、文章全部を読んでからまとめて聞けと言って、まずは「N1」の方を見る。

その間にも「『(初級)読み物』の『問』に、全部答えた」と持って来たので、見てみると、どうしてこういう答えになったのか判らないようなことが選ばれて書かれてある。選択問題の「○」「×」はうまくできていても、結局、大切な箇所を選ぶとなると、それは手に余る…のでしょうね。これも、接続詞に注意していれば、すぐに解けることなのですが。

で、彼女のクラス(4月からの「Bクラス」)は接続詞をどうにかさせておかねば大変なことになるということがよく判りました。

明日は、「N1」の学生が、「ゆっくり来たい」と言ったので、「どうぞ」と言ってやると、「初級」の彼女、すかさず「私も」と言う。「君は違うでしょ。まず、机について勉強する習慣をつけなくてはいけないのだから」。「N2」の学生、「日本人は、あまり勉強しない。私達は子供のころから、勉強ばかりしてきた」「していない人もたくさんいるでしょ。この学校のベトナム人も、勉強の習慣があまりなさそうな人が随分いる」。すると、「へへへへ」と苦笑い。

けれども、彼、ベトナムの歴史のこと、特に戦争のことをあまり知らないのです。見たことがない(映像で)といった方がいいのかもしれません。これは中国にしても同じでしょう。映画で「自分たちはすごいぞ」というのは、見せられて育ってきたようですが、そんなものだけですから、結局は知らないのです。もっとも、2人ともそれを認めるわけですから、まだまだいい方でしょう。思い込まされて、喚き散らされるよりもずっとまし。話そう、見せてやろうという気にもなれますから。

でも、ベトナムの学生、(見せようかと言っても)「興味がありません」。じゃあ、しょうがない。試験勉強をしていくしかない…。

日々是好日
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今日は高校の「入学式」。昨日、タイ人少年が制服を着て、見せに着てくれました。かっこよかったよ。

2020-04-07 08:41:16 | 日本語学校

曇り。

白い雲が広がっています。

昨日、高校入学が決まったタイの少年が、(高校の)制服を着て現れました。「入学式は明日(4月7日)じゃなかった?」と驚く我々に、「見せたいです」。何だかうれしいやらおかしいやら…。で、一応、私達に見せると、にこっとして「着替えます」。慌てて、「数学を見てくれていた先生がまだ来ていないから、先生が来るまで着ていて」。「はい」と素直に教室に。

千葉県の公立高校では、入学式は挙行するものの、4月中は休校だとのことですから、その間、学校に来て日本語の勉強を続けて受けるように言ってあります。

この学校には、今年の4月生は一人しか来られていませんし、昨年はスリランカやネパール、バングラデシュからの申請も全滅でしたから、現在学生数は微々たるものです。

4月からは、「Aクラス」が留学生6人と在日者が2人、「Bクラス」では、留学生が7人と在日者が4人、「Cクラス」では、留学生1人と在日者が2人。で、三つの教室にそれぞれが入ることになります。

こんな有り様ですから、3人掛けの机に2人座り、あるいは補助の机や椅子を出して、間隔を置いて授業に参加できます。教師との距離も余分に空けておきます。在日の人は、「こういう時期ですから、休みます」という場合もあるでしょうから(実際に、2月、3月は2人ほど休みました)、おそらくもっとゆるゆるに座っていられることでしょう。

教室でも、もう寒くはありませんから、窓はずっと開けておけますし、少々寒く窓を細めに開ける時があっても、休み時間には大きく開け、換気を促しておくことにしています。それに、学生は席に着くより先に手洗いをしっかり遣ってもらいますし、教員の方でも、始業前に、手すりや机、椅子、ドアノブなどの消毒、入口では体温チェックなどこまめにやらねばならないことがあります。

それでも、外国人留学生の場合、毎日(月から金まで)学校に来た方がいいのです。放りっぱなしと言うのはまずい。まだ日本語が分からないのですから、いろいろな事を私達が介在して説明せねばならぬこともあるのです。これが、もう2、3年日本にいるのであれば、日本人の友人や助けてくれる所属機関もあるでしょうから、これほど気を遣う必要もないのですが。

今でも、コロナ故に、アルバイトで「来なくていい」と言われ、することなく部屋にいる学生がいます(することがないのなら、学校に来て勉強しなさいと言えば、嫌々でも来ます。一人っきりというのは、やはりまずいのです)。非常事態宣言が出れば、「お休みして」と言われる職種も増えることでしょう。その時ずっと家にいるのは、難しい。外で何が起こっているか、同国人同士の連携しかないのです。そしてこれが、信用ならないことも、多々あるのです。デマに踊らされやすくなるのです。

まあ、彼等が一年目ということで、工場の仕分けやコンビニなどのバイトが多いことが救いで(これは人手が足りないくらいですから)、今のところ、だいたいの学生は、きちんとアルバイトができているようですが。

日々是好日
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晴れ。「ツツジ」が綻び始めています。

2020-04-06 09:04:05 | 日本語学校

晴れ。

晴れ渡った空です。この土日で、桜は既に満開を通り越し、春風の誘いのまま、旅立っていきそうな様相を呈しています。とはいえ、日なたでは、「ツツジ(躑躅)」が既に綻び始め、初夏を思わせていますから、季節の流れというのは、速いですね。そう言えば、今日も二十度近くまで上がりそうだと言いますし。春先は、今年も、暖かかったり、冬に逆戻りしたりと不安定なお天気が続いていましたが、そろそろ安定してくる頃かな…。五月晴れが間近ですし…。まあ、そう言いましても、安定してしまったら、もう日本の季節じゃない…ということになってしまうかもしれません…。

さて、学校です。

相変わらず、高校入学を控えたタイ人少年と、大学に行きたいと言う中国人(二人は大して年は変わらないのですが)青年が、毎日来て、勉強しています。スーダン少女は金曜日はお休みでした。頑張ったから一日だけの休暇です。大喜びで、木曜日に、明日はお休みですと二人に言っていました。

他に、時々、漢字テストをしにやって来たり、卒業生が、明日寮を出ると言いに来たり、別れの挨拶に来たりしました。

そして、いよいよ来週から、新学期が始まります。座席の間隔をあけたり、手洗いを徹底させたり、あちこちを消毒したりと大変な毎日が続くことになるのでしょうが、それも、彼等には時間の制約がありますから、勉強しないわけにはいかないのです。1年待つかとは行かないのです。

まあ、大変ですが、一緒に頑張っていくしかありません。

日々是好日

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引っ越しと後始末…。

2020-04-02 09:01:22 | 日本語学校
晴れ。

久しぶりに青空が広がっています。ただ風が強いので、進むのにも一苦労してしまします。それどころか、今朝も窓を開けるなり、くしゃみの連続。花粉はもう減少傾向にあるはずなのに。「…もうかなり飛んでしまった」と聞いていたのに、まだまだこんな状態。「花粉症」でも、最近は、おいそれと外でくしゃみはできません。気をつけていなければ…風邪も引けません(ちょっと病院に行って風邪薬を処方してもらうなんてできません。だいたい皆恐れて病院に行きたがらない)。いやはや、何とも大変な春になっています。

とはいえ、「ハナニラ(花韮)」の花は、例年通り、咲いています。「サツキ(皐月)」も5月を待たずに蕾を膨らませています。早咲きの「カワヅザクラ(河津桜)」はとっくに散り、大島系の桜も、下の方ではもう既に花は散り、緑の葉が目立つようになっています。今年、一番根性ありげに見えるのが「ソメイヨシノ(染井吉野)」。開花が早い時は、散るのも遅いと聞いていましたが、まさにその通り。今日のような強風にも耐え、枝を花ごとユッサ、ユッサと揺らすだけ。頑張れ、頑張れですね。本当に。

さて、学校では、卒業生達の引っ越しが一段落したようです。掃除がきっちりっていない、荷物を片付けていない、ゴミを出していないと、時折呼び出しがかかっているようですが、それでも、一時期ほどの忙しさはないようです。(学生が)もう、引っ越し先に行っている場合には、こちらに来る時間が曖昧になり(彼等の習慣でしょう、まだうちにいても、出ていますなどと言う)、その通りかと思って待っていると、肩透かしを食らったりする。

もう2年ほども日本にいて、アルバイトもそつなくこなしている彼等にしてもこうなのですから、異文化の人たちとうまくやっていくのは、なかなかに難しい。もちろん、どちらが正しいとか、いいとか言うようなことではないのでしょうが、日本では暗黙のうちに、こうすべきだ」、あるいは、「こうしなければならない」で行われていることが、そうでなかったら、多分、たいていの(日本)人はがっかりしたり、怒ったりするでしょうね。こちらが語気が荒くなるのもそういう時です。

「日本にいるんだから、日本のルールを守ってよ」というところです。ゴミ出し、ゴミの分別、広がって歩かない、時間を守る…些細なことですが、この「些細」を守ると、先住民族である日本人と摩擦が起きない。

これは、日本に限らず、どこに住もうと同じでしょう。その土地のルールを守るということは。石油がふんだんに出るところでは、石油をジャブジャブ使うでしょうし、日本でも水はジャブジャブ使っています(毎日風呂を立てるし)。資源が乏しい国だから、あるものはきちんと使い切らなくてはならない…だけではないでしょうが、ゴミの分別もある。ドイツのようにそれほどは厳しくなくとも、分別せずに出してしまえば、ゴミを回収してもらえない。

引っ越し、特に寮(日本人が見て、十分でなかったら、やり直させる)からの引っ越しというのは、彼等にとって初めてのことでしょうから、確かにポロポロと取りこぼしは出てきます。きちんと連絡しなかったとかもその一つ。

前に、ある学生が言ったことがありました。「どうして捨てるのにお金を出さなければならないのか。私達の国では、外に出しておけば、誰かがもっていく(つまり、引き取りに金が要るのがわからない)。

答えは、…だれも持っていかないから、冷蔵庫も洗濯機もベッドもそのままそこに置かれ、邪魔になるだけ。ゴミがそのままそこに在ったら、きっと誰かがそこにゴミを捨て出す。ゴミが小山のように積み上げられたら、誰がそんなところに住みたいと思う?だいたい不衛生だし…。

きれいなところには誰もゴミを捨てたいとは思わないでしょう。ゴミを捨てさせたくなかったら、そこにきれいな花を植えておけばいい。誰もゴミを捨てたりしないから。そんなこと誰でもわかること。

大丈夫かな、これから。

日々是好日 
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学校は、開いていると、誰かしら、勉強しに来るものですね。

2020-04-01 08:06:02 | 日本語学校
小雨。

家を出る時には、ポッポッポか、ツッツッツくらいの感じだったのが、大きさを増して、ポツポツポツと降ってきました。学校に着く頃には。手提げに雨粒の形がはっきりと浮き上がっていましたもの。形になった雨が降り始めたのが判ります。

さて、コロナ禍はまだ続いています。学校は春休みで、いつものように座席がきっちりと埋まると言うことはありませんが、それでも、少ない日で二人か三人、多い日は五、六人ほど学校に来て勉強したり、漢字テストを受けたりしています。卒業生が出た後、わずか15人ほどの留学生数の割には、頑張っていますね。いつもなら、ほとんどいないのに。だって、春休みは一日8時間働けると言うことで書き入れ時なのです。

もちろん、ここ行徳には外国人が多く住んでいると言うことで、日本語を学びたいと言う人がよく来ます。その人達のための「初級クラス」も、休み中、午前、午後と90分ずつ開いていて、今、ここには計3名が学んでいます。未習者のための『みんなの日本語Ⅰ』クラスと、1か月ほど一時帰国していて、勉強が遅れてしまった人のための『みんなの日本語Ⅱ』クラスです。

『Ⅰ』クラスでは、4月に開講する「4月生クラス」の留学生達と合流させるために、できるだけ、『Ⅰ』を一度終わらせておこうと、一日で1課、二日で3課くらいの割で、やっています。留学生達は、「N5」に合格してやって来るので、最初からやると言いましても、きちんとできているかどうかという確認程度のことなのです。ですから、進み方も早い。初めての人には、ちと荷が勝ちすぎるのです。こういうところに未習の人たちが入っても、うまくやれるはずがないのです。で、(彼等に)負けないためにも、一度は流しておいた方がいいのです。

彼等にしても、最初は何も日本語がわからなかったわけですから、1課、2課の説明なんて、何が何だかわからなかったことでしょう。けれども、それが4月には、ある程度判るようになっている。改めて学んだ時、「ああ、こういうことだったのか」と、肚に落ちていくことでしょう。

と言いましても、4月生のうち、ぎりぎり来られたのは、ベトナムからの1名のみ。あとは「待ち」ですね。早くても連休明けになるのではないかと見ていますが。途中で諦めなければいいがと、そうも思っています。

日々是好日
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休み中の教室。

2020-03-31 08:42:43 | 日本語学校
曇り。

家を出ると、ポツリ、ポツリと雨粒が…。晴れと曇りのちょうど境目とは聞いていましたが、雨と曇りの境目とは聞いていなかった…。けれども、今はこの「ポツリ、ポツリ」も止んでいるようです。

「手をかける」というのは、こういうことなのでしょうね。学生の中でも、なかなか合格しなかったり、合格しても後のことが心配で(4月入学ですから、その前の春休み)、毎日学校に来させ、勉強をさせていると、伸びるのです、意識が。好奇心というか、知りたいという気持ちが高まっているような気がするのです。面白がっているなというのがわかると言った方がいいのかもしれません。

もちろん、本人にやる気が見られなかったら、これはあり得ないことです。一方通行ではないので、こちらも面白くなるのでしょう。

今、「手をかけている」のは、今度高校に入学することになっている 少年です。預かって、1年ほどでしょうか。日本語だけでも精一杯というか、わずか1年ですからね、それもしょうがないところなのですが。それでも、この1,2ヶ月でグンと伸びたような気がします。

高校に入ったら、友達と日本語で話せるというのが、最初の目標。とはいえ、高校では他教科もあることですし、日本語が話せればいいでは済まされない部分もあります。だいたい、数学には数学の決まった単語もありますし。

この少年というのも、最初は内気そうな、大人しい…だけの印象。だって、何も言おうとしませんでしたもの(言えなかったか)。けれど、今は判ります。本当はしゃべりたくてしゃべりたくてしかたがなかった…。今は、ホント、おしゃべりです。毎日の勉強のあと(9時から5時までです)、「さようなら」から、おしゃべりが始まります。本当に言いたかったことが始まると見たほうがいいのでしょう。

もっとも、最近は、「はい、『さようなら』だからね。早く帰る!」と言うと、「はいはい、(コマッタナ)」で、それでも1分は粘りますね。

数学と英語の(高校からの)宿題は終え、また元の勉強に戻っているのですが、今、数学を教えてくれていた先生が、忙しいので、その分、おしゃべりがたまっているのかもしれません。英語を教えてもらっていた先生が、もう一人のスーダンからの学生につきっきりで、時々しか相手をしてくれないのも、理由かもしれません。

特に春休みになってから、グンと伸びましたね、彼。この勢いで、高校に入ってからもいろいろな知識を吸収してくれたらと思います。

この、彼が、ちゃんと毎日来られているのも、休み中であれ、誰かが学校に来て勉強しているからなのでしょう。もちろん、工場でも、コンビニでも、アルバイトは続いているようで、週一しか来られない学生もいれば、週3で来ている学生もいるのですが。

それにもう一人、毎日来ている学生がいます。国で勉強の習慣がついていなかったげに見えたスーダンからの学生です。彼女も、とにかく勉強の習慣をつけさせるために毎日学校に来て、勉強するようにさせているので、これも関係があるでしょう。二人とも在日で、親御さんと一緒です。留学生達のように、アルバイトせずにすんでいるので、できることなのでしょうが。

こういう時期であるのに、休み中、教室はにぎやかです。学校はやはり、休み中であれ、学生がいないとつまりませんね。言語の学校ですから、無駄話でも無駄にはならないのです、それが日本語である限り。

日々是好日
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「クラス分け」。判らないまま、「N2クラス」にいるよりも、「N3クラス」にいた方がいいであろうに…。

2020-03-27 08:43:47 | 日本語学校
曇り。

さっきまで青空が見えていたのに、もうすっかり雲に覆われています。いわゆる「花曇り」です。

明日は、雪になるかもしれないとのこと。そう言えば、先々週の土曜日だったか、降りましたね。この時も、今時?…という感じで、皆、驚いていましたが…。

もうじき、卯月が始まろうという日に、一応「かもしれない」とはいえ、そういう予報が出されるとは。

本当に雪になりますと、もう「花冷え」などと、緩いことは言っていられません。それどころではない寒さになるのでしょうから。20年ほども前だったか、咲いた桜の上にこんもりと雪が積もったことがありました。観賞する者にとっては感動的な美しさでしたが、花にとってはどうでしたろう。たまらなかったでしょうね。それに蠢きだした虫や動物達にとってもそうでしたろう。

さて、「花曇り」の空の下、学校に顔を出す学生達がいます。このうち、二人は、毎日来ることになっています。二人とも在日の学生で、二人のうち一人は、4月から高校に入ります。もう一人はタラタラした勉強しか母国でしたことがないと思われる学生です。毎日学校に来て、勉強する習慣をつけさせるというのが目的といえば目的。それから中国人留学生が一人。日曜日、夜勤が入っているので、月曜日だけは来られませんが、それ以外は毎日来ることになっています。話したり、問題を解いたりしているうちに、「あっ。先生、○○ってなんですか」などと思い出したりすることもあるようです。4月から高校に入ることになっている学生に教えている地理など、彼にとっても参考になるようです。一緒にDVDを見たりしていますから。

問題は、あまり来ないベトナム人学生ですね。新学期になって、日本語が判らなくなっているのは、だいたい彼等です。アルバイトも、ベトナム人が多数を占める工場だったりしますし、だいたい勉強の習慣がついていない人が多いのです。

もちろん、学校に来るのは、自習のための学生達ばかりではありません。呼ばれて、「下のクラスでもう一度やり直してはどうか」という相談?(指示?)を受けるための人も数人います。

上のクラスは、中国人は1名しかいませんが、インド人と、ミャンマー人、ベトナム人数人が頑張ってくれているので、どうにかこのペースで、「7月の日本語能力試験」では、「N2」と「N1」が目指せるクラスになれそうなのです。が、このクラスには、同じ4月生と言いましても、家で勉強する習慣がない、また、教師の指示に従った勉強ができないという人も含まれています。

そういう人は、「N2」用の教材で同じように勉強していても、もう蚊帳の外状態だと思われるのです。が、だからといって、例年のように、複式学級並みに手当をしていく余裕はありません。「N2」と「N1」の学生の手当てをしていくだけで精一杯というのが現状なのです(今のところ、文法も「N2」ばかりです)。「N3」用には、同じ時間帯に「N3クラス」があるので、そこで「N3」合格を目指して頑張って欲しいのですが、なかなか「うん」と言いません。それは決して彼等にとってマイナスにならないと思うのですが。

実際に、この来年度からの「Aクラス」では「N2」文法の暗記をしています。毎日、とにかく繰り返し読んでいく(軽い説明は終わって、暗記練習に入っています。きちんとした説明は三分の一ほど終わっているようです)。4ページの暗記用プリントを2ページずつ読んでいるのですが、この間、一緒に読まずに(読めないのでしょう)、その時にルビを振ったり、次の時間の漢字テストの準備をしたりしているのです。…それはとっくに終わっているはずなのに。暗記練習の時に慌ててやっている。

こういう「家で勉強する習慣のない」人は、学校での勉強がすべてです。下のクラスであったら、教えた時間内に、十分に時間をとって、ルビも振らせますし、もっと区切って読む練習もできるでしょう。同じレベルであれば、それをだれも不満には思わないでしょうし。最も大切なことは、そのクラスでは「N3」を学んでいるということです。

彼等にとってわけのわからない「N2」の文法やら読解文やらヒアリングやらを、学校以外で勉強する気もないし、習慣もない人たちが、その唯一の勉強の時間である教室でやっているのです。「N2」どころか、「N3」も忘れてしまうのが関の山。

それを避けるために、「N3クラス」に行った方がいいと言っているのですが、どうして嫌がるのでしょうね。私達も、「N3」くらいまでなら、どうにか我慢できた(世話もできました)し、待つこともできましたが(彼等は何とも思っていなかったのでしょう。何度も、勉強の仕方なども説明したのですが)、同じような勉強の仕方では「N2」は無理です。判らないのに、じっと座っているのは、堪えられないことでしょうに。そういう状態は母国で習慣になっているから何とも思わないのでしょうか。

本当に、このクラス分け(半年くらい、時にはもっと早く、することもあります)の時が、一番悩ましい。テストの点を見せて、話しても、判らないのです。

もちろん、話したとしても、最後は、こちらの考え通りにしていくのですが。

日々是好日
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