晴れ。
今日は、20度近くにもなるそうですが、明日には北風将軍が下りてきて、真冬に戻ってしまうそうな。また風邪引きさんが出て来るでしょうね。
さて、学校です。
ここで、「初めて日本語を習った」と言っても良いような人が半数以上を占めている「Dクラス(4月生)」です。
やっと(通常の進度よりも遅かった)『みんなの日本語』が終わり、今はその「読解」をやっています。それと同時に、「『N4』文法」と「『N4』ヒアリング」、「作文」も入れ、そして「N4」、「N5」の漢字の復習もしたりしていますから、いっぱいいっぱいで、音を上げるかと思いきや、それほどでもない…。そこが不思議です。
「作文」は、楽しんでいるようですし(まだまだひらがなが多く、彼らが書いた文章は白っぽく見えます。でも、自由に何を言っても叱られないので、楽しいのでしょう。おしゃべりさんは確かに多い)、ヒアリングだけはやっと人並みになれたようで、それが証拠に、「今はわかります」などと言っています。もっとも、文法がわかるというのではなく、アルバイトなどで困らなくなったというだけのことなのでしょう。
とはいえ、泣いてしまうのが、(相変わらず)新しい文法事項が入ったとき。
昨日は、「『N4』文法」のうち、まだ勉強していなかった「使役受け身」を入れられた(?)ものですから、その後の授業の時、早速訴えに来られました。
「先生、あれは何ですか。全然わかりません」…いつもの台詞です。「はいはい、そうですか」
「先生、『可能形』、大丈夫。『受け身形』、大丈夫。『使役形』、多分…大丈夫。でも、『使役受け身』は、わからない。ホントにわからない」
でもねえ、「可能形」を勉強したときも、「なんのこっちゃ?????」で、なかなか可能形が作れなかった。意味はわかっても、「Ⅰグループ」と「Ⅱグループ」が一緒になったり、「Ⅱグループ」と「Ⅲグループ」がごっちゃになったりしていた。
次に「受け身」を入れたときも、呆然としていた。だいたい、動詞が姿を変えるという理屈が呑み込めず、こちらでも、「こいつぁ、ルールを説明するだけ時間の無駄。とにかく毎日繰り返せ…」で、口頭練習を嫌になるくらいさせた…(今でもです)。言えれば良いのです。皆、日本にいるのですから、聞き取れるようになれば、…慣れてくる。
で、「使役形」を勉強したときには、あきらめからでしょうかしらん、あまり抵抗せずに(ため息はついていたようでしたが)とにかく口を動かして覚えていった…。ルールを納得して、覚えていくというのが苦手な人が多いのです、このクラスは。
ただ、もう、「基礎編」は終わっていますから、「可能形」、「受け身形」、「使役形」、「尊敬形」などを勉強したときのように新しい動詞が出るたびに、「はい」と、練習していく時期ではなくなっている。
もっとも、今年いっぱいは、「基礎」の「応用編」と言えば良いようなものですから、昨日勉強した、「使役受け身」も動詞で練習していきますよ。大丈夫、安心してください。それほど違和感を持たずにすむようになるでしょうから…期待も込めて。
とはいえ、すぐに忘れてくれる面々。2、3日でも間が空くと、「それ、何?」と、あどけない顔でこちらを見てくれる。はあ、本当にため息をつきたいのは、こちらの方なのですけれどもね。
日々是好日
今日は、20度近くにもなるそうですが、明日には北風将軍が下りてきて、真冬に戻ってしまうそうな。また風邪引きさんが出て来るでしょうね。
さて、学校です。
ここで、「初めて日本語を習った」と言っても良いような人が半数以上を占めている「Dクラス(4月生)」です。
やっと(通常の進度よりも遅かった)『みんなの日本語』が終わり、今はその「読解」をやっています。それと同時に、「『N4』文法」と「『N4』ヒアリング」、「作文」も入れ、そして「N4」、「N5」の漢字の復習もしたりしていますから、いっぱいいっぱいで、音を上げるかと思いきや、それほどでもない…。そこが不思議です。
「作文」は、楽しんでいるようですし(まだまだひらがなが多く、彼らが書いた文章は白っぽく見えます。でも、自由に何を言っても叱られないので、楽しいのでしょう。おしゃべりさんは確かに多い)、ヒアリングだけはやっと人並みになれたようで、それが証拠に、「今はわかります」などと言っています。もっとも、文法がわかるというのではなく、アルバイトなどで困らなくなったというだけのことなのでしょう。
とはいえ、泣いてしまうのが、(相変わらず)新しい文法事項が入ったとき。
昨日は、「『N4』文法」のうち、まだ勉強していなかった「使役受け身」を入れられた(?)ものですから、その後の授業の時、早速訴えに来られました。
「先生、あれは何ですか。全然わかりません」…いつもの台詞です。「はいはい、そうですか」
「先生、『可能形』、大丈夫。『受け身形』、大丈夫。『使役形』、多分…大丈夫。でも、『使役受け身』は、わからない。ホントにわからない」
でもねえ、「可能形」を勉強したときも、「なんのこっちゃ?????」で、なかなか可能形が作れなかった。意味はわかっても、「Ⅰグループ」と「Ⅱグループ」が一緒になったり、「Ⅱグループ」と「Ⅲグループ」がごっちゃになったりしていた。
次に「受け身」を入れたときも、呆然としていた。だいたい、動詞が姿を変えるという理屈が呑み込めず、こちらでも、「こいつぁ、ルールを説明するだけ時間の無駄。とにかく毎日繰り返せ…」で、口頭練習を嫌になるくらいさせた…(今でもです)。言えれば良いのです。皆、日本にいるのですから、聞き取れるようになれば、…慣れてくる。
で、「使役形」を勉強したときには、あきらめからでしょうかしらん、あまり抵抗せずに(ため息はついていたようでしたが)とにかく口を動かして覚えていった…。ルールを納得して、覚えていくというのが苦手な人が多いのです、このクラスは。
ただ、もう、「基礎編」は終わっていますから、「可能形」、「受け身形」、「使役形」、「尊敬形」などを勉強したときのように新しい動詞が出るたびに、「はい」と、練習していく時期ではなくなっている。
もっとも、今年いっぱいは、「基礎」の「応用編」と言えば良いようなものですから、昨日勉強した、「使役受け身」も動詞で練習していきますよ。大丈夫、安心してください。それほど違和感を持たずにすむようになるでしょうから…期待も込めて。
とはいえ、すぐに忘れてくれる面々。2、3日でも間が空くと、「それ、何?」と、あどけない顔でこちらを見てくれる。はあ、本当にため息をつきたいのは、こちらの方なのですけれどもね。
日々是好日